マスクの男   作:かまきりふみお

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そろそろ感想とかくれてもいいですよ?
恥ずかしがってないで、さぁほら早く!

(笑)

はい、調子乗りました。
では始めます!


廃棄

『けど、今はまだその時期じゃない。』

 

彼はそう言い残して、去って行った。

支払いは俺かよ。

 

随分長い事喋ったな

久しぶりにあんなに喋ったし、

こっちに来て初めての友達?と呼べるような存在ができて嬉かったし

少し体が軽くなった気がした。

 

ひとつ気に入らないのは

あいつの彼女が凄い綺麗な子だったという事だ。

 

 

さっきまでの楽しかった時間の余韻に浸りたくて

歩いて帰る事にした。

 

夜のニューヨークは本当にきらびやかで

ほんの一瞬だけ現実を忘れれる。

 

 

『HEY!!』

 

 

柄にもなく感傷に浸ってた俺に急に声をかけてきたのは

見覚えのある大柄の黒人。

 

あ、ども。

えっと、004?でしたっけ?

 

『そうだ。お前一人でニヤニヤしながら歩いて何してんだ?』

 

え。

あのキモいニヤニヤ顔見られたの!?

恥ずかしー!!

 

あ、俺は[佐久間 浩司]。

 

『彼と同じ名字だな。それと、通行人全員見てたぞ?』

 

まぁ実は息子なんで。

で、君も何してるんだい?

 

『そうか、実の息子をな…気の毒だがまぁ俺達は俺達で仲良くしようぜ。

 

俺はさっきまでそこの店で飲んでたんだが

飲んでも飲んでも酔えねぇから

つまんねぇし帰るところだ。』

 

 

そっか。

酔えなくもなってんだな

酒は飲まないから気が付かなかった。

俺もこれから帰るとこだ。

 

『なぁおい、面白い物見せてやろうか?

いや、見せるからちょっと着いてこい。どうせ暇だろ?』

 

そう言って無理矢理タクシーに乗せられ

公園に連れて行かれた。

公園と言っても日本でよく見る

遊具とかがあるような場所ではなく、木々が生い茂るような場所。

 

そこのベンチに腰かけて

彼はある物を見せてきた。

 

『俺はガキの頃から手癖が悪くてな。ついつい2~3個拝借してきた。』

 

そう言って見せられたのは

プロトタイプのブレスレット。

おいおい、正気かよ。と思ったが続けてこう言った。

 

『めちゃめちゃたくさんあったからな。

多分失敗作とかだろう。

だからちゃんと起動するかはわからない。

どうせ廃棄されるような物だ。ものは試しだ、使ってみようぜ。』

 

 

いやいや、それが本当に動くとしても

俺達があの姿になるには"覚醒"ってのをしなくちゃならないんだぞ?

それに"Bug gene"や、アドレナリンのリミッターはどうするんだよ。

 

『だから物は試しだ。って言っただろう?

何らかの失敗があったからあんなガラクタ扱いのように無造作に置いてあったんだよ。ほれ、お前もひとつ着けてみろ。』

 

 

そう言ってブレスレットを渡されてはめたが

2人ともやっぱり無反応。

どうやって"覚醒"するんだよ。

 

『やっぱりダメか、"覚醒"の条件は何なんだろうな。』

 

わからない。

残りのひとつを試してみるか。

そう問いかけてみた。

実は何気に興味はある。

 

『いや、俺はもういい。お前にやるよ3つ共。

 

俺は明日お前の親父さんにどことなく聞いてみる。

"覚醒"、"リミッター"、"Bug gene"の事を。

 

じゃあな』

 

 

『あ、それと俺は004じゃない。

 

[スティーブ・ジョンソン]。

 

"蠍"だ。』

 

 

そう言って彼は1人帰って行った。

こんな失敗作貰ってもなぁ…。

まぁいいや、明日俺もカイルにこの事を話してみよう。

 

さて、俺も帰るかな。

 

 

ってここどこ。

 

 




万引きは犯罪だぞ!
それとお酒は二十歳になってから!
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