マスクの男   作:かまきりふみお

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こんばんは!
ちょっとずつお気に入りしてくれる方が増えてきてくれてて
嬉しいです!




『君達自身の体の事だからな、

まぁいいだろう。

 

"覚醒"とは、アドレナリンのリミッターを解除する事によって可能とする。

 

そして、"Bug gene"は

君達の遺伝子情報を狂わす事で生成される。

螺旋になっているのを見た事はあるだろう?

 

それらは君らの体内で行われているが、

自らの意思で作用させる事は不可能だ。

 

そこで、あのブレスレットや

"サナギ"が使われる。

 

脳の神経回路を切断するのは

君らが君らの役目を果すのに、邪魔な情報や

感情を抱かない為だ。』

 

 

 

要するに完全に殺戮マシーンになるって事か。

カイルにあのブレスレットを渡してみたが

僕に渡されても研究者じゃないからわからないよ。って

 

まぁ確かに。

 

うまい事起動すれば何か面白い事が出来そうだが

 

今日は何かする訳でもなく

1日イスに座ってボーッと

 

そういえばあの紛争地帯の事はニュースになってないな。

とか、考えたりして呑気に過ごしていた。

 

今現在で俺達に仕事と呼ばれるような作業は無く

 

たまに白衣を着た人達が来て

検査されたり、採血されたりするだけ。

 

 

 

そんな状態が2~3日続いたある日。

 

『今日もあの喫茶店行こうよ。』

そう誘われ、また2人でお茶していた。

 

『あの廃棄されてたってゆうブレスレット、

会社を出たら常にはめててみようよ。

もちろんスティーブも含めた3人で。何か反応があるかもしれない。可能性は低いけどね。』

 

まぁスティーブも

物は試しだ。なんて言ってたしな。

やってみるか!

 

そんな会話をして

また俺達は下らない話で盛り上がっていて、

時計を見れば18時を回っていた。

 

『よし、まだ帰るにはちょっと早いけど

今日はこのくらいにして帰ろうか!』

 

 

彼とは家が反対方向。

店を出たら

お互い『じゃあ明日』と言って解散した。

 

タクシーを拾おうと

大通りに向かっていたら

遠くの方でパトカーのサイレンが聞こえてきた。

 

だんだん近付いてきてる?

 

 

サイレンが聞こえてくる方を見た。

黒いバンが大暴走しながら向かってくる。

そしてその後ろを2台のパトカーが追っている。

 

 

『キャーーー!!!』

 

轢きやがった!

おいおい、マジかよ!

 

黒いバンは女の人を轢いても

スピードを緩める事は無く、まさに猪突猛進。

 

 

 

ガンッ!!!

 

 

 

予想外に向かってくるバンのスピードが速かったのか?

それとも俺の反射神経の問題?

 

夕方なのに意外と空が暗いな。

あーもうすぐ冬か。

 

本当にスローに見えるんだな。

 

ヤバイ、意識が飛びそう。

 

周りからはたくさんの悲鳴と、

また遠くの方でサイレンが聞こえる。

 

せめて

もう一度母さんに会いたかったな。

 

 

俺は、手を伸ばせば届きそうな空に向けて

ゆっくりと手を伸ばした。

 

ん?

 

違和感を感じた。

意識もはっきりしてる。

 

手が、俺の手じゃない。

 

え、なんで?

体に痛みもない。

 

立ち上がり、両手を見る。

 

やっぱり俺の手じゃない。

路駐してある車のガラスを見た。

 

あの時の"飛蝗"だ。

 

どうやって?

リミッターの解除は?

"Bug gene"は?

そうか、ブレスレットしてた。

けど、失敗作のはずなのにちゃんと起動した。

 

『だ、大丈夫かい?お兄さん、そんで…何て言うか、スゴいね、そのコスチューム。自分で作ったの?』

 

え?あ、はは

そうなんです!はは

力作なんですよー。はは

では!はははー…

 

走って逃げた。

 

けど、なんか違う。

ちょっと先にパトカーが見える。

 

凄い速い。

 

なんだこれ。

まだまだ全然スピード上げれる気がする。

ヤバイ目立ちまくってる。

 

そうだ。

 

跳んでみるか?

イケるか?

 

イケる。

 

 

俺は跳んだ。

今見ているのは映像なんかじゃない。

現実に跳んでる。

そして、何だろう。

凄く気分が高まってる

 

同時に怒りの感情が芽生えてきた。

 

あのバン。

 

そう思った時

 

 

ピピッ

 

 

"West 62m"の文字と、三角形の矢印が出てきた。

 

…すぐに追い付いてやる。




もっとハイペースにしたい!
けど、眠い。
頑張ります。(笑)
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