そこには触れないで…。(笑)
『Neo Weapon Humanoid』
『N.W.H』
新人類?新兵器?
人に似て、非なる"物"。
あらゆる生物との結合を試みたが、
その多くは失敗に終わった。
我々が最終的に着目したのは"昆虫"
彼等はあの大きさでこそ我々人類には驚異ではないが
果たして人と同じサイズならどうか?
[被験体0533]
アメリカ人、19歳、蜂、結合成功。
結合を成功した。
彼を[被験体0533]から、
[N.W.H.001]と呼ぶ。
それに続き15人の若い男女の結合も全てオールクリア。
引き続き報告を待て。
気が付いたら俺は自分の部屋のベッドで寝ていた。
夢だったのか?
夢だったとしたら本当に胸くそ悪い。
体がダルいし、重い。
今日は何曜日だっけ。
土曜か。
そうだ!親父!
『ただいま電話に出る事が出来ません。』
なんだよ。
しかし本当に体がダルくて、重たい。
風邪でも引いたのか?
そう思って俺はようやくベッドから起き上がり
洗面所に向かった。
何気なく鏡に視線を送る。
いつもの俺、変わりはない。
けど、何か違和感がある。その違和感が何かはわからない。
シャワーを浴びよう。
久しぶりに湯船に浸かりたいなー。なんて思って浴槽に湯を流した。
ただボーッと突っ立って
段々溜まってくるお湯を眺めてた。
やっぱり何か変だ。
気持ち悪い。
そう思った途端その場で吐いた。
嘔吐物が真っ黒だ。
あぁ体調はすこぶる悪いんだなー。
え。なんだよこれ。
真っ黒ってなんだよ!!
ありえねぇだろ!!!
プルルルルル
親父からだ。
『目が覚めたか。どうだ?新しい朝を迎えた気分は』
は?何言ってんだ。
なんだよ、何がどうなってんだ!!
夢じゃなかったのかよ!!!!
今どこにいるんだよ!!!
『…。明日の15時にオフィスに来い。』
プーップーップーッ…
くそったれ!!
やっぱり現実かよ…。
あ、お湯が。
ヤベッ!もったいねっ!
こうして俺はずっと風呂に入っていた。
色んな事を考えたけど、やっぱり何がどうなってんのかもわからずただずっとボーッと湯に浸かっていた。
けど、わかった事がある。
肩に[N.W.H.016]ってシリアルナンバーみたいな刻印?が捺してある。
やっぱり何かされてる。
そして、もうひとつ。
全く腹が減らない。食欲もわかない。
俺が風呂からあがったらもう外は夕方だった。
超長風呂しちゃったなー。なんて呑気に思ってた。
こんだけ風呂入ってたら体重も少しは減ったかな?
最近はファストフードばっかりだったし。
久しぶりに体重計ってみるか。
バスタオルを首にかけたまま体重計に乗ってみた。
20キロも増えてる。
え?と思って焦って、なぜかバスタオルのせいにしたがやっぱり違った。
見た目も何も変わってないのに
体重だけ20キロ増えてる。
その日は寝れなかった。
そして、約束通り日曜の15時に
親父のオフィスに行った。
そこにはあの日見た、15人の若い男女もいた。
「ようやく来たか。座れ。」
言われるがままに座った。
「私はこの[N.W.H.プロジェクト]の総指揮『佐久間 雄二郎』だ。
様々な疑問があるだろうが質問は後だ。
まずは、おめでとう諸君。
各々体の変化に気が付いた者もいるだろう。
君達は新兵器であり新人類になったのだ。
君達の体は神の力を授かっている。
神に選ばれた最初の世代。
神に遣えし者の一員になった。
だが、まだ我々はちっぽけな存在だ。
その姿を、その素性を世間に晒されてしまっては困る。
そこで、君達には"仮面"を着けてもらう。
もちろん日常的に着けろという訳ではない。
君達のプライベートに入り込む事はしない。
神の使命を果たす時、
神に遣えし悪魔と化す。
本当におめでとう。
その力を存分に使ってくれたまえ。」
何言ってんだこいつ。
俺達全員質問どころか呆然とその場に座っていた。
第3話終了です!
あ、先に言っておきますが
仮面ライダーと言っても
変身して強くなる系ではなく、元が強い系です。
ネタバレですかね?
(笑)