蘇る彼と聖遺物   作:はるひよる

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やっと戦闘を書いたはるひよるです。

戦闘といっても恐る恐るの手探りで書きました。
本格戦闘は本当に大量のノイズさんがいないと無さそうです。

今回も短いです。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。



覚悟と剣と

二人の少女は対峙する。

立花は先程の言葉の意味を理解出来ず。風鳴は今にも襲い掛かりそうだ。立花は言葉をしぼり出す。

 

「そうじゃなくって………翼さんと一緒に戦いたいんです!」

 

それに風鳴は淡々と言い放つ。

 

「分かっているわ。でも、私が貴女と戦いたいの。覚悟無き者とともに戦場に立つ事は風鳴 翼が許せる筈が無い!さあ、貴女もアームドギアを構えて。貴女の覚悟を………何物をも貫く無双の槍《ガングニール》を纏う覚悟を見せてみなさい!!」

 

その気迫に立花はさらに混乱する。

 

「どうして戦わないといけないんですか。私は戦いたく無いですよ!?」

 

風鳴は空高く舞い上がり剣を立花に放つ。

 

「覚悟を持たず戦場へ立つ貴女が奏の何を受け継いでいるのだッ!」

 

放った剣が巨大な剣となりそれを足に装着し一体となって立花へと迫る。

 

その時そこへ介入した影は二つあった。

 

立花へと迫る危険に私は咄嗟に護らなければと思い、剣の刀身へ音速で突っ込み飛び蹴りをかました。巨大な剣が砕け風鳴は唖然としながら落下する。そして、立花の前で構えていた司令は警戒しながら私を見ていた。他者との接触によりステルスが解除される。突如として現れた神職と思しき格好の謎の人物に二人とも驚いている。風鳴は背中を地面に打ちつけそうだったので怪我をしないように低い位置に跳躍させた。

 

「お前は何者でここに現れた目的は何だ?最近この辺りで頻発しているノイズ事件と何か関係あるのかどうか答えろ!」

 

私は如何したものかと悩む。ここで正体を明かしても私に制限が増えるだけで大きなメリットは無いだろう。あるとすれば聖遺物に関する様々な情報が得られるという事か。だがこの身体を調べられればモルモットにされる未来しか見えない。それに櫻井はどこか信用ならない。ならば敵意が無い事を示すのが最善だろう。黙って少し俯いてそう考えていると司令が迫って来ていた。

 

「喋らないなら拳で語りお前を倒してから話を聞こうか!」

 

おおよそヒトの繰り出すパンチとは思えない必殺の拳が俯き死角となっていた右側頭部へと当たると思われたが謎の人物はまるで見えているかのように反応した。右膝を曲げながら半歩下がり拳が目の前を通り過ぎる。そして左足を相手の胴に向かって蹴り出す。その蹴りをフックの空回ったエネルギーを使い回り避けながら左足を軸に相手の右足を狙い回し蹴りを放つ。このままでは当たると背後へ倒れるように重心を移動させつつ右の脚力だけでバク転し相手と距離を取る。

 

両者睨み合う。

 

私は先程の攻防に嫌な汗が出ていた。これは人の域を超えてしまっているだろうと。あのフック………拳圧で大気が震えていた。アイギスの防御力を突破する幻視が見えたのだ。人外の私が聖遺物による強化かと思ったのもおかしくないはずだ。敵対する気は無い。そこでふと思いついた事を実行する。あえて構えを解き脱力する。すると司令にほんの一瞬の隙が生じる。その瞬間に空間跳躍で見える限り遠くの景色へと逃走した。

 

「奴は一体………?あの時の正体不明のガングニールと何か関係があるのか。」

 

 

何とか一時間逃げ果せた私はこれからの方針を決める。先ずは立花達を陰から見守る事にした。司令と遭遇してしまったら全力で逃げる事。ノイズは彼らの対処が追いつかなければ介入する事。そういえばノイズを誰かが裏で糸を引いており、司令らがその存在を捜しているような言い方だったな。もしやこれが私を蘇らせてまで解決して欲しい事なのだろうか。

 

自宅に帰り少しばかり技の鍛練に力が入るのだった。

 




最後まで読んでいだだきありがとうございます。

戦闘描写を書いていて蹴りばかりだと気づく。
特に意識せずに書くと蹴らせてしまうみたいです。

次回はネフシュタンの鎧が登場予定です。

それではまた次回もよろしくお願いします。
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