コードギアス 反逆のルルーシュL.E.~贖罪のネームレス 作:餌屋
本当に・・・大変お待たせしました。
メインストリートから外れた裏路地。
そこに一組の男女がいた。
間に流れるは気まずげな沈黙。
「「・・・」」
その沈黙を破ったのは男の方だった。
「ひ・・・久しぶりだな、カレン」
「・・・ええ、そうね」
***
「「・・・」」
(は、話が続かない・・・ど、どうする・・・)
俺、ルルーシュは焦っていた。
まさか出発して早々自分の事を知っている相手に出くわすとは思っていなかった。
うっかりにも程がある。以前では考えられないような失態・・・いや前は前で良く大ポカをやらかしていた気がする。
いやそんな事はどうでも良い、取りあえずどうやってこの場を切り抜ける・・・
少しでも不用意な発言をすれば・・・想像もしたくない。
「・・・それで?」
「ひっ!」
突然カレンに話しかけられた俺は思わず悲鳴を上げてしまった。
「・・・何?突然悲鳴あげて」
いわゆるジト目で俺を睨むカレン。
「いや!何でもない!そ、それで?」
「どういう事か説明してくれるんでしょうね・・・」
まずい、誤魔化しは絶対許さないとも言わんばかりの顔だ。
ふと、以前の癖でギアスを使おうかと考えたが今の俺はギアスを使えない。
これはC.C.曰くコードを手に入れた代償との事。
まあ、ギアスが使えたとしても俺は一切使わないようにしているだろうが。
・・・まずカレンには一度かけているから無理か。
「・・・話すと長くなるぞ」
「今更何言ってんの。上等じゃない」
***
「つまり・・・あんたはC.C.と同じ不老・・・不死?みたいな物になっちゃったと」
「まあ簡単にいうとそうだな」
「はぁ~・・・」
頭を抱えるカレン。
「・・・まあ想定外だったらしいし信じてあげるわ」
「すまんな、色々・・・」
「・・・謝らないといけないのはこっちよ」
「ん?」
「なんでもない!それで?あんたこれからどうするの?」
「あ、ああ。元々記念式典の中継とその後のパレードを見物しようかと思っていたんだが」
「そっか、ナナリーが来ているんだもんね」
「ああ。直接会うことはしないが、旅に出る前に一目・・・な」
「ふーん・・・じゃあ早速見に行きますか」
「なんだその意味ありげな視線は・・・おい無視して行くな!」
***
こうして今俺とカレンはメインストリート中央の巨大スクリーンを眺めている。
画面には式典の中継が流れており、扇やナナリー、スザク扮するゼロが映し出されていた。
今は丁度ナナリーが新しくなったブリタニアの代表としてスピーチをしている所だ。
(立派になったな、ナナリー・・・)
そう感慨にふけっていると。
突然、異変が起きた。
ドゴーンという爆発音が起き、煙が会場内に舞う。
銃声が鳴り響き、多くの悲鳴が上がる。
煙の中から人型の巨人やライフルを持った黒ずくめの男達が現れ暴虐の限りを尽くす。
ゼロが大勢の男達に取り囲まれる。
そんな映像がスクリーンに映し出されたのだ。
「何だと!?」
「嘘でしょ!?」
俺とカレンはお互い驚きを隠せない。
周りの観衆の殆どが未だ何が起きたか理解しておらず、ドッキリの類いかと言う者もいる。
しかし俺やカレン、戦場を知っている者は否応無しに理解させられた。
そう。
式典が何者かに襲撃された。
見たところ、歩兵にナイトメアまで揃っている。
「い、一体どうなってるのよ!しかもナイトメアまで!どういう事!?」
「くそっ、映像だけでは状況が・・・っ!そんな・・・」
しばらくして中継映像は途切れた。
最後に俺の目に入った映像は・・・
「ナナリー・・・!?」
ナナリーが武装集団に拉致される瞬間だった。
如何でしたでしょうか?
結構無理矢理な気がしないでもない。
ようやく本格始動できます。
次回は式典会場sideをお送りする予定です。
執筆進度などは活動報告でもお知らせしますのでよろしければそちらもどうぞ。