ライメイジャパンの挑戦!〜青き炎・アナザーストーリー〜 作:支倉貢
これは、イナズマイレブンシリーズ全てに出てくる選手と戦う予定です。エイリア大丈夫かな……?またあれやるの!?って泣かれたらどうしよwww
まあいいや。それではどうぞ!
円堂たちと共に青木穂乃緒が世界を制してから2ヶ月後。青木は円堂たちと別れ、一人静かだが幸せな時間を過ごしていた。
そんな彼女に、一本の電話がかかってきた。電話の相手は、響木だ。
「響木さん……?あの、私に何か御用ですか?」
『おう、青木か。久しぶりだな。実は、お前に用があるんだ』
「用がないのに電話をかけますか普通……」
『まあいいだろう。明日、学校に来てくれ』
「はい。分かりました」
円堂たちと別れてから、響木に会うのは久しぶりだ。
青木は円堂たちに会えるかもしれないという淡い期待を胸に、ベッドに体を沈めた。
翌日。青木は学校への道を歩いていた。
今、青木は雷門中とは別の中学に通っている。その名も雷帝学園。大層な名前だが、そもそもこの地にはかつて雷帝と呼ばれた男が治めていたという伝説があり、この地域に住む人たちは今も雷帝伝説を信仰している。
青木にとってはどうでもいい話だったが、雷帝伝説を語る近所のおばあさんの目がキラキラと輝いているのが好きだった。
雷帝学園の門を潜ると、すぐそこにはグラウンドがある。そこに、全員で15人の少女たちがいた。
彼女らは思い思いの場所に立ち、中には初対面の人に話しかけたりする者もいた。
(一体、何の集まりかしら……?)
「ねぇ、あのっ!」
声をかけられて振り向くと、そこには黄色の髪に澄んだ青い目を持った少女がいた。大きな目を青木に向け、口元には屈託のない笑顔を浮かべていた。
「あんたも響木さんに呼ばれたのか?」
「はい……。あの、響木さんをご存知なのですか?」
「ご存知も何も、あのイナズマジャパンを率いた名監督じゃねーか!知ってるに決まってるよ。あ、俺、光輝怜!よろしくな、青木穂乃緒!」
「……!?」
名乗られた、と思うとすぐに自分の名前を呼ばれ、青木は一歩下がる。警戒しつつ、相手の出方を伺っていた。
しかし、当の光輝はどこ吹く風だ。
「……何故、私の名を?」
「あんた、あのイナズマジャパンの選手だったんだろ?すっげーじゃねーか!そんなすごい選手とサッカーできるなんて、俺、チョー幸せだ!」
にしし、と悪戯っ子のように笑う光輝は、まるで円堂そっくりだった。青木は彼女の笑顔に、自然と円堂を重ねた。
「……そうですか。それは光栄です。こちらこそ、よろしくお願いします、光輝さん」
「おう!よろしくな、青木!」
2人はがっちりと握手を交わし、笑い合った。
「なるほど、青木は円堂がそんなに好きだったのか」
ハッハッハッと笑いながら、響木がやってきた。青木は響木に笑われ、すぐに反論する。
「なっ……そんなのじゃありません!」
「ハッハッハッ。可愛くなったもんだな、青木」
響木にからかわれ、青木は俯く他なかった。その様子を、光輝にも笑われた。響木は青木たちを見渡し、言い放った。
「お前たちをここに呼んだのは他でもない。あるプロジェクトが始動したからだ」
「あるプロジェクト?」
鸚鵡返しに聞いたのは、光輝だ。青木も響木の意図が分からず、首を傾げる。
「ここにいるお前たちは、将来の女子サッカー界を担う選手たちだと俺は思っている。そこで、だ。お前たちには更にレベルアップをしてもらう」
「レベルアップぅ?」
「……つまり、どういうことでしょうか」
さらに混乱する光輝たちを諌めるため、青木は響木に詰め寄る。
何が言いたいのか。用件を早く言え。意外と青木は短気だった。
響木は青木のプレッシャーを感じ取り、口を開いた。
「お前たちには、今からこのメンバーでチームを組み、全国、世界を巡ってそこの選手たちと戦うのだ!」
「え……」
「………………」
「「「「えぇええぇえ!?!?」」」」
雷帝学園のグラウンドに、大きな声が響き渡った。
その声が静まっても、全員のショックはなかなか消えない。
それもそうだ。ここにいる全員は初対面が殆どであり、しかもそのメンバーでチームを結成し、男子選手と戦えというのだ。
「そ、そそそそんなのムリです!まともな試合になるどころじゃありません!」
オロオロと泣き出す、黄緑色の髪の少女。彼女を宥めながら、光輝は言った。
「でもさ、でもさ!あの円堂たちと戦えるってことだろ!?こんなに最高なことなんて、他にねーよ!」
「そんなの、貴女だけです!」
やけにキラキラしだした光輝に、先ほどの少女が泣きながらもツッコんだ。
青木はしばらく黙っていたものの、響木に歩み寄った。
「私は参加します。やらせて下さい!」
「青木……!」
青木は響木が頷いたのを見て取ると、クルッと全員を振り返って言った。
「皆さん。皆さんは……中学女子サッカー界最強メンバーだとお聞きしました。私は……今まで円堂さんたちとサッカーをしてきて……でも、本当は円堂さんたちと戦えるのは、特別ケースだからだと聞いて、とても悲しかったです。本当は……私は、女だから……円堂さんたちと肩を並べて戦えない。それがとても悔しかった。でも……この機会なら、円堂さんたちと戦える……!今までのように仲間としてではなく、敵として……!私はとても嬉しいです。あの円堂さんたちに挑戦できるなんて!私たちには、それができます。力があるから。そう認められたから、ここにいるんです」
青木の言葉を聞いた光輝は、昔のことを思い出していた。
光輝は本当は、男子に混じってサッカーがしたかった。そこに、男も女も関係ない。そう思って、中学校に入学した時にサッカー部に入部した。
しかし、公式大会には出られなかった。いや、許されなかったのだ。自分が、女だったから。
一生懸命練習しても、それを披露する場所もない。何のためにサッカーをしているのか分からないまま過ごしていたその矢先、響木に呼ばれたのだった。
「……俺、分かるよ。青木の気持ち。俺も女だからって、試合に出してもらえなかった」
「公式大会以外じゃないと、私たちには試合する術なんて殆どないもんね……」
「見返してやりましょう、皆さん」
青木の言葉に頷いた面々に、青木はまた言葉を投げかけた。
「私たちをなめたらどうなるか、思い知らせてやるんです」
そう言って、青木はニヤリと笑みを浮かべた。
それに、泣いていた少女もこくりと頷いた。
「わ……私も出ます!私も……彼らを見返したいです!」
「俺ももちろん出るぜ!ここで辞めたら、女が廃るってもんだ!」
「私もやろう」
「私も」
「あたしも!」
次々と青木に賛同し、遂には全員が参加表明をした。響木はこの様子を見て満足そうに頷き、全員に言い渡した。
「お前たちはこれからライメイジャパンとして、戦ってもらう。これからどんな戦いになるか、誰にも分からんが……覚悟は出来ているだろうな?」
「もちろんっすよ、響木さん!」
光輝はバチンとウインクし、拳を高く振り上げた。
「よぉし!行くぞ、ライメイジャパン!!」
「「「「おぉっ!!!」」」」
ライメイジャパン、結成しました!
これからオリキャラ沢山出ると思いますが、その都度整理していきたいと思います。全員の名前は次回かな?
これからよろしくお願いします!