登場人物紹介
1.吉井明久
容姿は原作と一緒。しかし、表情は冷めており笑顔は滅多に作らない。紅魔館で執事をやっている。ある秘密がある
僕が目を覚ますとHRが始まっていた。担任の名前は福原慎。冴えない中年男性だ。ちなみに黒板にはチョークすらない有様。席順も決まってない。勉強させる気あるの?
それから恒例、自己紹介が始まった
「木下秀吉じゃ。よろしく頼むぞい。ああ、ちなみに女じゃないぞ」
美少女?がそう自己紹介する。ん?女じゃない?
「何い!?」
「女じゃないのか!?」
「くそっ!!『君と紡ぐ愛の物語、for木下秀吉』がっ...!!」
へえ...女じゃないのか。一瞬分からなかった
「...土屋康太」
小柄な男子が単純に自己紹介する。何故か卓袱台の下にカメラがあるが気にしないでおこう。
土屋君の後ろに座っている男子が立ち上がる。僕はそいつが立った瞬間、目を細めた。
「刹那桐壺。趣味はゲーム。よろしく」
刹那桐壺...芸術品のように整った顔立ち。細身ながらもしっかりとついた筋肉。全ての教科で400点以上を叩き出す猛者と絵に描いたような優等生だ。そんな彼が何故Fクラスにいるのかだが、振り分け試験の最中に病人を保健室に運んだからで『途中退席』という扱いになったからだ...という噂。
あと、彼は『観察処分者』というものになっている。観察処分者とはこの学校ではバカの代名詞で主な仕事は先生の手伝い。だが、彼の場合『召喚獣』の扱いが上手くなりたい、日頃お世話になってる先生に恩返ししたい、という理由で『観察処分者』になっている。
だが...僕にとっては全部嘘っぱちに見える。その顔も、性格も、全部。
一言で言えば僕はこいつが嫌いだ
自己完結していると、僕の番がやってきた
「吉井明久。よろしく」
とりあえず淡白に済ませた。何故か刹那君が驚いたような顔を向けてきたが気にしないでおこう。何?「ダーリンって呼んでください☆」って言うとでも思ったの?言わないよ
続いて何人か自己紹介し、ポニーテールの女子が喋り始める
「島田美波。帰国子女ですが、ドイツ帰りなので英語は喋れません。趣味は..刹那桐壺を殴ることです☆」
「何ぃ!?」
えらい凶暴な自己紹介だね...
それからつつがなく自己紹介が進み、最後にクラス代表、坂本雄二が前に出ようとした。すると、教室の扉が開いた
「おや、姫路さんじゃないですか。風邪は大丈夫なのですか?」
福原先生に名前を呼ばれ、ビクッとした少女。名前は姫路瑞希だ
「あ、はい。大丈夫です」
オドオドと返す姫路さん
「そうですか。では、ちょうど良かった。姫路さんも自己紹介してください」
「は、はい。姫路瑞希です。よろしくお願いします」
「はい、質問です。どうしてここにいるんですか?」
一人の男子が手を上げて質問した。言葉だけ聞くなら失礼な質問だが、質問したい気持ちは分からなくもない。なんせ、彼女は成績が学年3位という猛者なのだ。ちなみに1位はほぼ毎回(今回の振り分け試験除く)刹那桐壺。2位はAクラス代表霧島翔子である。
「あ、それは、振り分け試験の最中に風邪をひいちゃって...」
それを助けたのが刹那君と。
「じゃあ、姫路さん。席に座ってください。それではクラス代表の坂本君。最後にどうぞ」
赤髪を逆立てたワイルドな少年、坂本君がスクッと立ち上がり、前の壇上に立つ
「坂本雄二だ。代表でも坂本でも呼び方は何でもいい。さて、お前ら...」
シン...とクラス全員が息を呑んで聞く
「Aクラスではシステムデスクに、個人エアコン、お菓子ジュース完備。リクライニングシートまであるという噂だが...」
坂本君はそこで一呼吸入れた
「...不満はないか?」
爆弾を投下した。爆弾を投下するとどうなるか?
「「「「「大有りじゃあああああああああああ!!!!!!!」」」」」
爆発が起こる。それもただの爆発ではなく、核爆発のようだが。
「同じ学費なのにこの差はなんだ!?」
「そうだ!!設備の改善を要求する!!」
みんな不平不満を垂れ流す。いや、不遇な待遇が嫌だったら勉強がんばりなよ
坂本君は手をあげ、皆を黙らせる
「分かった分かった。お前らの不満はよく分かる。そこでだ、俺らは...
Aクラスに対して『試召戦争』を起こそうと思う!!」
坂本君はハッキリとそう告げた。