超高校級のぼっちのさよなら絶望学園   作:おおもり

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 どうも、みなさん。
 これは以前より話していた『スーパーダンガンロンパ2』×『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』のクロスオーバー作品です。
 そして、お察しの通り『やはり超高校級の妹が希望ヶ峰学園に入学するのはまちがっている。』の続編です。
 「無印終わってないじゃん!」というツッコミもあるかもしれませんが、ここで説明するのも無粋という感じもしますので、まずは本編をお楽しみください。


OPENING

 そこが世界の中心であるかのように、都会のど真ん中の一等地にそびえ建つその巨大な学園、『私立希望ヶ峰学園』。

 あらゆる分野の超一流高校生を集め、育て上げることを目的とした、政府公認の超特権的な全寮制の学園。

 この学園は、卒業すれば、人生において成功したも同然…とまで言われている。

 各界に有望な人材を何百年も送り続けている伝統の学園である。

 国の将来を担う“希望”を育て上げることを目的とする、“希望の学園”の名を冠するにふさわしい学園だ。

 そんな学園への入学資格は二つある。一つは“現役の高校生であること”、二つ目に“各分野において超一流であること”。新入生の募集は行っておらず、学園側にスカウトされた生徒の身が入学を許可される。

 今そこに、とある少年が向かっていた。

 

「ああ、くっそ……!」

 

 悪態をついているようで、どことなく嬉しそうな様子の彼は、人気のない早い時間に早足で道を歩いていた。

 というのも、彼は希望ヶ峰学園の入学が楽しみで早起きをしてしまい、その浮かれた心持ちのままここまで来てしまったのだ。

 しかし、それも致し方ないと言えるだろう。

 なぜなら、彼が入学するのは『入学すれば成功間違いなし』という触れ込みの誉れ高き希望ヶ峰学園なのだ。

 そんな学校に、自身のような人間が入学できるだけでも、彼にとっては奇跡みたいなことなのだ。

 全寮制の学校ということもあり、愛すべき妹と離れるのは後ろ髪を引かれる思いもあったが、彼は自身の夢である『専業主夫になり、楽をして暮らす』ため、希望ヶ峰学園への入学を決めた。

 希望ヶ峰学園のネームバリューがあれば、選択しも広がるというものだろう。

 ネットの掲示板などを見た限り、今期はかなり異色の才能を多く集めたという噂があった。

 しかし、彼――比企谷八幡(ひきがやはちまん)からすれば、それは些細なことだった。

 なぜなら、彼が希望ヶ峰学園に選ばれた理由が“超高校級のぼっち”だからだ。

 そんな彼からしてみれば、同級生と仲良くできるかどうかなんて些末なことでしかなかった。

 そんなことより、この学園で自身の黒歴史(トラウマ)を増やさないことの方がよほど重要だった。

 

「超高校級、か……」

 

 希望ヶ峰学園の卒業生は、科学、スポーツ、財政、経済と様々な分野において活躍している。

 

(そういえば…‥)

 

 昨日、掲示板にどこかの企業の御令嬢が希望ヶ峰学園に入学すると書いてあった気がする。確か、母親も希望ヶ峰学園の卒業生らしい。

 

(……少なくとも、そういうのと俺が仲良くなることなんてないだろうし、関係ないな)

 

 期待など、しない方がいいだろう。

 そう思いながら、ふと下を向いていた顔を上げる。

 すると、視界の端に何かが映った。

 

「なっ!?」

 

 それを認識した瞬間、無意識に体が動き、道路に飛び出す。

 そして、それを抱えた時に、体に硬いものがぶつかる強い衝撃と足に鈍い痛みを感じ、八幡は意識を手放した。

 

 

 

 

 

          ♦

 

 

 

 

 

 ここは……どこだ?

 どこか、道の上にいるような気がする。

 何となく前に進まなければならないような気がして、目的もわからず歩いていくと、扉のようなものが見えた。

 開けなければ。

 扉を開けようとすると、後ろから声をかけられる。

 何故、扉を開けるんですか?

 何故? 開けなければ、取り戻せないから。

 取り戻すとは、何をですか?

 何を? かつて、失ったもの。守れなかったもの。

 失った? 守れなかった? 何を……いや、誰をですか?

 誰を? 決まりきっている。誰も彼もだ。

 ですが、それ以上進んだら、もう戻れませんよ。

 もしかしたら、またあの時のようになるかもしれませんよ。

 生き残るべきが死に、絶望していくあの時のように。

 そして、あの時のようにあなたには何もできないかもしれませんよ。

 かもしれないな。それでも、行く。そうしないと、もっと自分が嫌になる。そしたら、もうあいつらにもあの人達にも顔向けできない。

 そうですか。では、仕方ないですね。いってらっしゃい。

 ………………いってきます。

 そして、扉を開く。




 さて、本編はお楽しみいただけたでしょうか。
 さて、無印が終わっていないのに、なぜ2も投稿し始めたのかといいますと、実は先日ある事件が私に起きました。
 それは、自身が投稿しているクロスオーバー作品の草案が書かれたルーズリーフの入ったファイルを落としました。大学で。
 全く予期せぬ形で自分の作品が人の目に触れるなら、もうできてる部分だけでもいったれと、投稿が始まった次第です。
 これに伴い、既存の作品も、予定から設定を一部改変する予定です。
 全ては私の不手際によるもの。
 他作品などの続きを楽しみにしていただいている皆様には申し訳ありません。
 そして、理由はもう一つありまして、最近どうにも展開から展開へ持っていく流れがうまくまとまりません。所謂スランプというのも烏滸がましいですが、とりあえず、書けているのでやってみようという感じです。
 さて、まだお知らせがあります。
 実は、この八幡主人公の作品と妹の小町が主人公の無印の間、そう。『絶対絶望少女』とのクロスオーバーもあるのです。
 時間軸は絶対絶望少女の事件から約一月前の塔和シティ。
 そこで起きた事件から絶対絶望少女終了までを2部構成でやる予定です。
 主に、ダンガンロンパキャラクターで死んだ人が死ななかったりする予定です。
 視点は序盤の絶対絶望少女の前の時間軸の事件ではオリキャラ視点を章ごとに変えていきます。こちらでは、なんと雪ノ下陽乃やサブレを出す予定です。
 つまり、『人類史上最大最悪の絶望的事件』の時やその後に、オレガイルの登場人物達(メインキャラとは言ってない)は何をしていたかという話です。
 それでは、そちらも近日中に投稿しますので、これからもご愛顧のほどよろしくお願い致します。
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