東方狐答録   作:佐藤秋

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第四十三話 春雪異変①

 

 暦の上で、季節は冬が過ぎて春が来た。にもかかわらず外は一面の雪景色である。

 博麗神社にて俺と霊夢とついでに魔理沙は、こたつの中で温まっていた。幻想郷に電気は無いが、それでもほんのりと温かいのは封印術の応用で熱を逃がさない細工がしてあるかららしい。

 

「なあ霊夢、これってもしかしなくても異変じゃないのか? 博麗の巫女が異変解決に行かなくていいのかよ」

 

 俺の膝の上で、魔理沙が霊夢に問いかける。少し冬が長引くことはあっても、さすがに今回は長すぎだ。

 幻想郷に異変が起きた場合は、博麗の巫女が解決に乗り出すことになっている。魔理沙の言う通り、霊夢はこたつでぬくぬくとしている場合ではない。長引いている冬の原因を探しにいかねば、博麗の巫女失格だ。

 

「……あー、そーね。でも動くの面倒だわ。もう少し暖かくなってから……」

「……いつまでも暖かくならないから困ってるんだろうが」

「……あー」

 

 霊夢はこたつのテーブル部分に頬を当て、めんどくさそうな反応をする。実際めんどくさいのだろう、それほどまでに冬場のこたつはすさまじい。折角暖かいところにいるのに何が楽しくて寒い外に出なければならないのか、という気持ちはよく分かる。しかし仕事に楽しみを求めるものではない、異変が起きているなら動かなければ。

 

「……よし、それじゃああと三百数えたら絶対出発する……」

「……それ、多分時間が来ても結局出発しないやつじゃないかしら」

「……あ?」

 

 霊夢が体勢を変えず往生際の悪い言葉を吐き出していると、何者かが神社の入り口の襖を開けてやってきた。それを見た魔理沙が、こたつに入ったまま片手を挙げて反応する。 

 

「咲夜じゃないか、どうしたんだよ。今日はレミリアはいないのか?」

「ええ、お嬢様は寒いのがあまり得意では無いからね。今日はお嬢様からこの冬をさっさと終わらせてくるように命令されて……霊夢なら異変について何か知らないかと来てみたけど……」

 

 やってきたのは咲夜だった。服はいつものメイド服だが、首に赤いマフラーを巻いている。これなら首元は暖かそうだが、下はいつもの通りのスカートなので出ている足がなんとも寒そうだ。

 霊夢は霊夢で巫女服の肩まわりは露出しているし、こいつらのこの(こだわ)りはなんなのだろう。女性にしか分からない基準が有るのだろうか。

 咲夜は腰を下ろさず、霊夢を見下ろして続きを言う。

 

「……あっきれた、まだ異変解決の行動すら起こしてないなんて。まぁいいわ、今回霊夢はそこでぼけーっとしておきなさい。私が異変を解決してくるから」

「おっとそいつは聞き捨てならないぜ、今回の異変こそ私が解決してみせる。霊夢が動く気になってからどっちが早く解決できるか勝負してやろうと思ってたんだが……咲夜も動くとなると話は別だ」

 

 咲夜の言葉に、霊夢ではなく魔理沙が反応する。霊夢は霊夢で、少しだけむっとした表情になっているみたいだが。

 

「ふぅん。じゃあ魔理沙、今回の異変どっちが早く解決できるか勝負といきましょうか。もちろん時間は今からよ、三百も数えている暇はないわ」

「望むところだぜ。そこのだらけ巫女はほっといて、さっさと出発するとしようかね」

 

 魔理沙がこたつから出てすっくと立ち上がる。こたつの魔力から一瞬で抜け出せるなんて、気持ちの切り替えが早いヤツだ。いやもともと魔理沙も異変解決にはさっさと行きたかったのだろう、霊夢が動くそぶりを見せたらすぐにでも出発していたに違いない。

 魔理沙と咲夜は部屋を出るため襖に手をかける。すると霊夢が二人のほうに顔を向け、一声かけて引きとめた。

 

「……ちょっと二人とも待ちなさい」

「待たないぜ」

「霊夢も来るならさっさと来なさいよ。私たちは先に行ってるけど……」

「いえ、そうじゃなくて……二人が異変を解決したら、その手柄を私のものにしてくれたりなんかは……」

「しないぜ」

「しないわ」

 

 そう言い残して、魔理沙も咲夜も出て行ってしまった。入り口の襖がピシャリと綺麗に閉められる。

 少しでも隙間が開いていたら寒いのでその行動は構わないのだが、霊夢は置いていかれた気持ちになったのではないか。見ると霊夢は頬をテーブルから離し、二人が出ていった襖を睨んでいる。

 

「……もー! 何なのあいつら! いいじゃない手柄を譲ってくれたって!」

「いや……それはどうだろう」

「大体私が異変を解決したって人里の人間に知られなければ、私に報酬がもらえないじゃない!」

「え、いや……うん、そうだな。だからだろ」

 

 なんで何もしていない霊夢の報酬のために、自分が動かなければならないんだ。魔理沙と咲夜はそう思ったからこそ、一瞬で霊夢の言葉を否定したのだろう。二人に限らず、タダで手柄を譲ってくれる人などいるのだろうか。

 

「……こうしちゃいられないわ、私たちも異変解決に向かうわよ。真は、当然協力してくれるんでしょ?」

「……まぁ、霊夢も動くならいいけれど」

「よし、あいつらに先を越されてたまるもんですか。異変解決の報酬は、この私がもらうのよ!」

 

 ……あれ、なんだろう。俺が異変を解決しても手柄は霊夢のものなのだろうか。

 ……少し納得はいかないが、霊夢も動くのなら文句は無い。働かざるもの食うべからず。逆に言えば、働いたのなら食ってよい。それが例え結果を出せなくても、働いたのなら報酬は貰ってしかるべきだ。

 

「……じゃあ俺たちも行くか。よいしょっと」

 

 俺はこたつから出て立ち上がる。こたつから出るのに根気はいるが、一度出てしまえば結構なんとかなるものだ。

 

「……ねぇ真」

「なんだ霊夢。さっさと出発を……」

「私をここから引っ張り出して」

「……」

 

 こたつというブラックホールから、霊夢は自力で抜け出せないらしい。俺は霊夢の両腋の下から手を回して、なんとかこたつから引っ張り出した。

 

「うー……寒い……」

「そりゃあそんな格好してたらな。ほれ」

 

 俺は変化で大きめのストールを作り出し、霊夢の両肩まで覆うように首に巻いてやる。一日二日は持つだろう。

 自分の格好を見ようとしている霊夢の背中を押して、俺たちはなんとか博麗神社を出発した。

 

 

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 

 

 博麗神社を出発した俺と霊夢は、二手に分かれて異変の原因を探すことにした。理想的な流れはこの冬を長引かせている存在を見つけて元に戻させることなのだが、最悪春を訪れさせる方法を見つけるだけでも御の字だろう。

 

 さてまずは……違うとは思うがチルノのところにでも行ってみようか。妖精がこれほどの異変を起こせるとは思わないが、チルノは妖精の中では力が強いし冷気を操るので犯人候補だ。

 

 俺はチルノがいつもいるという霧の湖に向かって飛んでいった。

 

 

 

 

「……ん、誰かいる」

 

 霧の湖に飛んでいく途中で、空をふわふわと飛んでいる一人の妖怪を発見した。ほとんど白とも言ってもいい薄い紫色の髪をした少女である。

 少女は俺に気が付くと、穏やかな笑みを浮かべながらこちらにふわふわと飛んできた。友好的な妖怪なのだろうか、俺は挨拶しようと片手を挙げる。

 

「やあこんにちは」

「くろまく~」

「……は?」

 

 少女に声をかけると、なんだろう、謎の挨拶を返された。スラマッパギーとかにゃんぱすーとかやっはろーとか返したほうがいいのだろうか。いや待て待て待て、今この妖怪はなんて言った?

 

「……黒幕?」

「そう、私がこの冬を長引かせている犯人よ」

「……マジかよ」

 

 いきなり犯人を見つけてしまった。しかも犯人が自白してきたぞ。もしこの世界が推理小説ならとんだ顰蹙(ひんしゅく)もの、ゲームならまだ一面なのにラスボスが出てきたようなものだろう。

 とはいえこちらからすれば、楽に解決できるなら越したことはない。とりあえずこの犯人と話して、この異変を止めてもらおう。

 

「俺の名前は鞍馬真。今この長い冬を終わらせるよう何とかしようとしているところだ」

「へぇー。私はレティ・ホワイトロック。良かったわね、その元凶が目の前にいるわよ?」

「ああ、こちらもいきなり見つかったことに驚きを隠せない。なんでレティはこんなことをしたんだ?」

 

 異変解決の方法は、弾幕ごっこと相場が決まっている。もしここに霊夢や魔理沙がいたら問答無用で弾幕ごっこを始めていただろうが、俺は一応動機くらいは聞こうと思った。

 レティと名乗る妖怪は、笑みを崩さず俺の質問に答えていく。

 

「冬が好きだから。ほら私、冬の妖怪だし」

「……えらいシンプルな理由だな。冬の妖怪? 雪女かなんかか?」

「ええ」

 

 なるほどね。少し雪女のイメージと違うが、確かにその寒色系の服と髪は冬の妖怪っぽく見える。

 

「貴方は冬は嫌いかしら?」

「いや、どちらかというと冬は好きなほうの季節に入る」

「あら!」

 

 レティの笑みが一層強くなる。初対面の相手なのだ、好みを合わせていくことに不都合なことは無いだろう。

 別に俺は嘘をついてはいない。冬は汗をかかないで済むし、鍋は美味しいし、風呂が気持ちいいし最高だ。四季の中で冬は一番好きな季節かもしれない。とはいえ他の季節が嫌いというわけではないが。春にも夏にも秋にも、それぞれ良いと思う一面があると思う。

 

「真だっけ? 貴方なかなか分かっているわね。それなら別に、このまま冬が終わらなくてもいいんじゃない?」

「ああ、個人的にはそれでもいいんだ」

「でしょ?」

 

 俺としてはこのまま冬が続いてくれても問題は無い。それどころか夏あたりまではこのまま寒くていいと思う。しかしこのまま、じゃあさようならと立ち去るわけにはいかないだろう、折角犯人を見つけたのだから。

 

「……でも、人間たちはそうもいかない。農作物は育たなくなるし、生きていくのが困難になる。そういった問題はちょいと困るな」

「……あー、ね?」

「……もう今年は十分冬を満喫したろ? もうそろそろ春に季節の道を譲ってやっていいんじゃないか? それに他の季節があるからこそ、冬が来たときに嬉しいんじゃないか。一年中冬だと冬のありがたみが薄れてしまう」

 

 俺はレティに説得を試みる。話が通じる妖怪のようだし、こんな異変を起こしながらも穏やかな性格をしていると感じた。もしかしたら弾幕ごっこをせずとも、この異変は終わるかも知れない。そう思ったのだが……

 

「……そ。まぁ元より理解して貰えるとは思ってないわ。貴方も幻想郷に住んでるなら異変解決に用いられる手段は知ってるんでしょ?」

「……弾幕ごっこか」

「そう! じゃあそろそろ『始めましょうか』!」

「……『お手柔らかに』」

 

 どうやらやっぱり弾幕ごっこで勝負をつける必要があるようだ。俺がレティの言葉に応じたことで、周りに結界が展開される。

 ……そういえば、ちゃんとした弾幕ごっこをするのはこれが初めてなんだよな。ルールはもう理解している。紅霧異変騒動のときに、フランに弾幕ごっこを教えるために理解しておく必要があったからだ。ざっくり言えば、相手を倒すか相手のスペルカードを全部破れば勝ちである。

 

「いくわよ! 寒符『リンガリングコールド』!」

「早速か!」

 

 始まって早々、レティがスペルカードを宣言してくる。雪の妖怪らしく青と水色の、大小さまざまの弾が飛んでくる。青い弾は小さいが沢山散らばっており、水色の弾は大きいけれど数が少ない。弾の速度は速いがこれならなんとか避けることが出来るはずだ。

 

「よっ、ほっ、フランの弾幕と比べたらまだまあ……うええ!?」

 

 順調に弾を避けていると、いきなりどこからか、先ほどとは違う弾が飛んできた。間一髪で気付き避けようとしたが、それでも耳を軽く掠める。

 

「水色の小さい弾!? そんなんどこから出てきたんだ!」

「……さぁ」

 

 俺の叫びにレティは知らん顔で更に弾を撃ってくる。そりゃそうだ、対戦相手に教えてくれるわけが無い。

 

「もっといくわよ!」

 

 レティがの弾幕がさらに激しくなる。

 青く小さい弾も、水色の大きい弾も、この量ならまだ見て避けられるだろう。しかし問題は先ほど掠った水色の小さい弾だ。なんでいきなり現れたんだ?

 

「くっそ、一体どこから飛んできている……」

 

 辺りを見渡しても見つからない。森の中なら木々の間に潜ませることができたのだろうが、生憎ここは空の上だ。周りにあるのは、それこそレティの撃った弾だけである。

 

「ん? 待てよ…… そういうことか!」

 

 俺は脳内での自分の言葉に引っかかりを覚えた。俺は先ほどと同じようにたくさんの小さい青色の弾を避けていく。次に大きい水色の弾だ、先ほどはこれを避けたあたりで小さい水色の弾が飛んできたんだ。

 

「ここだ!」

 

 瞬間、その大きな水色の弾の後ろから、いくつもの小さい水色の弾が散らばって飛んできた。大きい弾で出来た死角、その後ろに小さい弾をいくつも仕込んでおいたのだ。今回はそうじゃないかと予想をしていたので、小さい水色の弾を難なくかわす。

 

「……正解」

 

 完璧に弾を避けた俺を見て、レティがぼそりとそう呟く。種が分かればどうということは……なくはない。弾の数は更に増えたのだ、集中しなければかわせない。しかしなんとかこの弾幕を、俺は無傷で突破することができた。

 

「お返しだ! 狐符『狐立夢円』!」

「なっ!?」

 

 俺もスペルカードを発動する。弾幕は発射されるのが自分の位置からだとは限らない。俺の宣言したスペルカードにより、レティの周りを丸く俺の弾が取り囲んだ。

 

「いけっ!」

 

 俺がそう言って拳を握ると共に、弾がレティに向かって収束しだす。このスペルカードを避けるためには、弾が収束しきる前に弾の間から逃げなければならない。ぼやぼやしていると弾の間が狭まっていき、逃げ出せる場所が無くなってしまう。

 

「前も後ろも横も駄目……!」

 

 レティが状況把握のために周りを見渡す。そんなことをしている間に俺の弾はすでに収束を始めているのだ、これはもう避けられないだろう。

 

「それなら……上っ!」

「あ……本当だ、そこに道があったわ」

 

 レティが真上に飛び上がり俺の弾幕を回避する。

 そうだ、俺の弾幕は円。二次元の範囲しか網羅していない。三次元の道、上下にもまだ逃げ道があった。

 

「甘いわね!」

「……はい、おっしゃる通りです」

 

 くそう、スペルカードを作るときにはなかなか良いと思ったんだが。弾幕ごっこに関しては初心者過ぎる、まだまだ改善の余地アリだ。

 俺は他に二つしかスペルカードを持っていない。しかも先ほどのものみたいに、まだまだ試作段階である。これでレティを倒すのは恐らく無理だ。

 

「白符『アンデュレイションレイ』!」

 

 レティが次のスペルカードを宣言してきた。作戦変更、こうなったらレティの弾幕を避けて避けて避けまくって、スペルカードを全部破って勝ってみせる!

 

 

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 

 

「……貴方、さっきから避けてばっかりね」

「何個か当たってしまったけどな」

 

 あれから避けることに専念し、レティの弾幕には数えるほどしか当たっていない。それにしても当たったダメージが少なすぎる。弾幕ごっこってこんなものなのか?

 

「……まぁいいわ、次が最後のスペルカード…… これを無傷で突破できたら、貴方の勝ちを認めましょう」

「……ほう、ありがたいね」

「冬符『フラワーウィザラウェイ』!」

「…………おお!」

 

 レティがスペルカードを宣言すると、レティの周りに目に見えるほどの凍気が集まっていく。瞬間レティの体から全方向に弾が発射され、その弾からいくつもの氷の刃が飛んできた。規則的なところから一直線に飛んでくる氷の刃たちは、全体でまるで雪の結晶を表しているようだった。

 

「……いままでになく量が多い! でもこのスピードなら……」

 

 氷の刃たちが俺のいるところいないところ関係なく埋め尽くしていく。しかしあまりスピードはなく動きも規則的なので、これならなんとか避けられそうだ。

 

「まだまだまだ!」

 

 更にレティが弾を放つ。怖いのはその弾自身ではなく、その弾から発射される氷の刃。その数が尋常じゃないほど多くて避けにくい。

 

「はぁぁあああー!!」

 

 レティがこれでもかと弾を放つ。おそらくこれで打ち止めだ。

 ただ、この量は多すぎる。見てからではかわせない。氷の刃たちの規則的な動きを先読みして、安全地帯を見つけなければ。

 

「…………ここだっ!」

 

 間一髪、唯一弾幕が届かないエリアに滑り込む。

 なんとか無傷で、最後の弾幕を突破した。

 

 

「……あーあ、避けられちゃった」

「……勝った……ってことでいいんだよな?」

「ええ、貴方の勝ちよ。負けちゃったけど全力で暴れたし楽しかったなー」

 

 弾幕が止み、目の前の景色が一気に広がる。レティが敗者の表情とは思えないほどすっきりした顔で、俺の近くに飛んできた。

 

「……じゃあ約束どおりこの異変は……」

「あ、それなんだけど、真に謝らないといけないことがあるのよね」

「?」

 

 レティが俺の言葉を遮って、なぜだか頭を下げてくる。謝りたいこと? 一体何のことだろう。

 

「……実は私、別にこの異変の犯人じゃ無いのよね~」

「…………は?」

「だーかーらー、勝ったところで申し訳ないんだけれど、私じゃこの異変を終わらせることはできないわ。ごめんなさいね~嘘ついて。軽い冗談だったのよ~」

 

 レティがそう言って舌を出す。俺はというと、あまりの言葉に思わず言葉を失って声が出ない。

 

「……な、なにぃぃいいいーーー!!?」

 

 数秒後、まだまだ雪が降る冬の空に、俺の声がこだました。

 

 


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