「あれ、僕は死んだ筈じゃなかったかな、病気が日に日に重くなって最後に息を引き取ったんじゃなかったっけ?」
僕は何処に?ここは何処?雲の上か。じゃあ、天国なのかな。だとしたら納得。
「こらこら、納得しちゃだめだよ?」
誰?このお母さん的な存在。
「まあ、人が言うなら神様だよ。少年君」
へえ神様なんだ。知らなかった。
「で、物は相談何だけど、新しい命欲しくない?」
転生、新しい命を与え、別の世界に住まわせるのかな。
「その通りだよ?悪い話では無いでしょ?」
ふうん。なるほどね。
まあ良いかな。現世で出来なかった事ができるようになるみたいだし。
「それにね?君にン特典をあげましょう。四つまで考えてね?ああ、忘れてた、君は何処に行きたい?」
行きたい世界か、あそこに行ってみたかったんだ
特典?戦うことができるんだ。
12歳で死んだから、何かワクワクする。
「魔法少女リリカルなのはの世界、そこに行きたい。」
「良いわよ?じゃあ、君には特別にデバイス用意をしてあげる。」
デバイス、決まってるよ。
「携帯電話型、T260Gプロトタイプ仕様、武装はメガビームソード、リーサルドラグーン×2、ハイペリオン×2、後はオリジナルの砲撃魔法を撃てる様にもお願いします。元々積んであるシステムは何時でも使える様にお願いします。」
「へえ、武器はそれだけで良いの?更にオリジナルは君で考えてくれていいよ。」
ならよし。
「一つ、ロマンシングサガ2、3の術を全て」
「結構無難なゲームを持ってきたね。」
好きだったから。
「二つ目、サガフロンティア1、2の術を全て」
「サガシリーズが好きなの?」
サガシリーズだけじゃないけどね。
「三つ目、ファイナルファンタジーの白魔法全て」
「うんうん。構わないよ?」
最後。
「四つ、自分の年齢9歳、自己制御のリミッター付き。」
「全然良いわよ?でも君は他の人とは違って、子供らしい感じが無いね、どうして?」
子供らしい感じが無い、それは単純な理由。僕が世界から嫌われているから。昔に散々イジメを受けてきた事もあった。だから大人が理解できる知識を入れるだけ叩き込んだんだ。そしていつのまにか、僕という存在は子供の考えを捨てていた。
何のために命を与えられたのか、何のために生きるのか、今その考えはしない。だって、新しい世界に僕は行くのだから。
「君、どれだけ抱えているの、私からしたら、君は感情を封印している様に感じるよ」
正解であって正解じゃない。
感情を封印していたら僕はただの人形だ。言われるがままの人形、奴隷と言っても過言じゃないかな。
「感情は封印していない、楽しい事が無かっただけだから。ちゃんと探して楽しむよ。」
そんな僕を神様は抱きしめた。
「君は悲しすぎる、そんな事は言わないで。普通の子供になりなさい、まだ君は世界を知らないんだから、見つけたら、おもいっきり楽しい事や嬉しい事を覚えておきなさい。」
そこまで優しい人はいなかった、だから。
「ありがとうございます。」
神様は黙って頷いた。
そして。
「君のデバイスだよ。」
渡してくれたデバイス。
名前は本来だったらガンマにしたい、でも、かぶらせたくないのでオリジナルの名前をつけることにした。
「これからよろしくね?ヴァルティスゼア」
ヴァルティスゼア、これからの君の名前だよ?
[認証完了、よろしくお願い致します。]
「あのゲートを潜れば世界に行ける、金銭や住家はちゃんと用意してあるから大丈夫、気をつけてね?」
指を指された先はまさにゲートだった。
「ありがとう、神様」
行こう。歩いて一歩進む為に。
「潜る前に、名前教えて欲しいのだけど」
入口前で振り返り。
「桜、空星 桜(そらほし さくら)男の子だよ。」
そう。僕の名前は空星 桜(そらほし さくら)。日本男児だ。
よし、潜ろう。楽しみだなあ。
初めての投稿ですが、これからも頑張っていきます。よろしくお願い致します。