転生の命を与えられて介入   作:T260

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ようやく見つけたフェイトの家族。しかし、開こうとしていた空間はとても危険な事だった。桜はその間考えた。アビスの魔物とは何なのか、しかし、ゆっくり、ゆっくりと近づいていくそれは、確実に、人間を殺す為に向かって来る。

会話BGM

ワイルドアームズより

荒野の果て

どうぞ。


第十二話 魔物来たる

「プレシア・テスタロッサ、貴女の身柄を確保しに来た。」

 

「ふ、もう遅いわ。あなたは私を止めることが出来ない。この先にはアルハザードが存在する。そこで取り戻すのよ。私達の幸せを。」

 

虚数空間にて、ジュエルシードを解放し、空間が開かれている。

 

だが、何処もひびが入っており、今すぐにでも割れそうな勢いに近かった。

 

だが、崩れていないのはリンディが止めてくれているからだった。

 

「幸せなんて何処にある?何故貴女は前を向こうとしないんだ?」

 

プレシアは彼の言葉に疑問を感じた。

 

「アルハザードに行けば失われた時間も、アリシアも帰ってくるのよ。空星 桜、貴方も失ったのなら分かる筈よ?大切な何かを失った悲しみが」

 

「母さん・・・・・」

 

「フェイトの気持ちを踏みにじったにも飽き足らず空星の心も失わせる気か!!!」

 

アルフは怒りを表すが、彼女は動じなかった。

 

「ふ、それは彼自身が決めること。どうなの?」

 

その言葉はすぐに。

 

「そんな幸せはいらない。貴方は逃げているだけだ。娘の死を見てアルハザードなんていう幻想に浸って、自分が生み出したフェイトからも逃げている。情けない」

 

バッサリ切られた。

 

プレシアは彼の瞳を見た。

 

その瞳は怒りと悲しみが合わさったような、感覚。誰かのために犠牲になることを厭わない。

 

「何故他に考えようとしなかった?何故フェイトを生み出した?本当はフェイトが嫌いではなく、好き何じゃないですか?」

 

嫌いとは裏腹に現実を叩き込む。本当に彼女は嫌っていたのか疑問を感じていた桜。

 

「そ、それは・・・・・!?ゴホッ!!!・・・・・ゴホッホッ!!!・・・・・」

 

「母さん!!!」

 

身体に異変があるのか、プレシアは血を吐いた。その状況を見ていた三人。

 

「前から心臓に病を受けていたのか。」

 

その状況を見ていた桜は何かを唱えはじめた。

 

「何をする気!?」

 

「かの生命に潤いを 病を掻き消す力よ 今この者に潜む病を打ち消し 健康を与えよ」

 

一つの雫がプレシアの口に流れ込む。

 

 

流れ込んだ雫が身体中に広がる。

 

「病が、無くなった?苦しさも消えている?何をしたの。私に何を飲ませたの!?」

 

「元気の水。身体の病や状態異常、毒や麻痺、混乱、興奮。その他を治す術。貴女の病を治させてもらった。」

 

驚きを隠せないクロノ達。だがそうも言っていられなかった。

 

(だんだんと近付いてる。急がなきゃ。)

 

「プレシアさん、悪いですがそのカプセルを運んで、今からアースラに行って下さい。」

 

「な、何を言って!?正気なの!?私は犯罪者なのよ?」

 

桜はいつもの言葉を伝える。

 

「関係ない。」

 

そう、救える者があると信じているという理由で関係無いと言ったのだった。

 

「フェイト、手伝ってくれ。」

 

「うん。分かった。」

 

二人はプレシアに近づく。

 

「母さん、今は桜の言う通りにして。意味もなく伝えてるわけじゃないのは、もう分かっているでしょ?」

 

プレシアはフェイトを見る。酷いことをし続けたのに、あんなに傷付けたのに、こんなに優しく、強い意思を持っている女の子を見て、自然と笑顔になった。

 

「カプセル運んでやる。貸せ」

 

「アルフ、お願い。」

 

アルフがカプセルを担ぐ。

 

「貴女の娘は僕が助ける。」

 

クロノは聞き捨てならないことを聞いた。彼女の娘、アリシアを助ける。

 

「待て!何を言っている空星。死人は生き返れない。過去にも死人を蘇らせようとした者達もいたが、結果は失敗。君も同じようになるぞ!」

 

だが、彼は行く前になのは達に伝えた。

 

死ぬ気は無い、と。

 

「死なないよ、だから皆は先に戻っていて欲しい。やらなければならない事があるから。」

 

嫌な予感と感覚。

 

「やらなければならない?一体何を・・・・・」

 

[近づいてきます。急いだ方が宜しいですよ?]

 

「フェイトちゃん!」

 

「クロノ!」

 

なのはとユーノが合流。

 

「この子達が、フェイトに光を・・・・」

 

桜は虚数空間を見て、武器を構えた。

 

「空星!」

 

「早く行って!!!」

 

なのはとユーノは何が何だが分かっていなかったが、アルフが促す。

 

「全員急げ!」

 

皆は桜を残し、アースラに引き上げた。

 

しかし、桜が何のためにその場に残ったのか分からずだった一同。

 

リンディも状況は分かっていなかったが、エイミィが何かの反応を確認する。

 

「艦長!虚数空間から何か巨大な力の反応があります。ですが、並大抵の力ではありません!」

 

「魔導師という可能性は?」

 

それが、まさに驚愕な事実へと変化する。

 

「それが・・・・巨大な魔力生物みたいなんです。」

 

そして、なのは達が戻ってきたが、リンディは一人がいないことに気付く。

 

「なのはさん、桜君は?」

 

それを聞いている間。

 

桜は時の庭園に移動していた。

 

「まさかとは思ったかな。」

 

身体は竜のようだが闇の力が溢れ出しており、頭には羽が生えたような、だが、目は蛇のような鋭い瞳。

 

その存在を。桜は知っていた。

 

「確実に倒す。人間を殺させはしないよ。ロマンシングサガ3に出てきた魔物。次は誰が狙いなのかな?アビスナーガ」

 

「キシャアアアアアア!!!!!」

 

少年は対立する。




はい、登場したのはロマンシグサガ3に現れたアビスの力により生まれた魔物、アビスナーガでした。

では、よろしくお願い致します。
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