桜「そうなんだ。まあ、頑張って」
では、
残り1時間半、敵を倒して出来るのか。
だが、そこに向かっている力に、気付く事ができていない。しかし、何故向かっているのかは。
疑問でしかない。
それでも、助けられる命がそこにある。
ただ、それだけの理由。
BGM ロマンシングサガ3より
バトル2
どうぞ。
アースラ ブリッジ
まだ映像を見ていたなのは達だが、心配が心配を重ね、飛び出したい気持ちが表れている。しかし、虚数空間に落ちたら出られなくなる事を教えられたが、それでも助けに行きたくて仕方が無かった。
「桜君・・・・やっぱり私見てられない!」
助けに向かおうとするなのは。
「私も行く!」
フェイトも同行しようとする。
「フェイトまで・・・・・」
アルフも考えている、助けに行くか否か、しかし、迷うわけには行かなかった、だが。
「ダメです。」
リンディさんが止めた。
「何でですか!このままじゃ桜君が!」
死んでしまうとそう思っていた。なのに助けに行ったらなのは達まで死んでしまう可能性があるために必死に決めた言葉だった。
「もう時間が無いよ、残り1時間10分、これを過ぎればなのはちゃん達まで巻き込まれるんだよ?」
「くっ!あの子を見殺しにするなんて、出来ないのに!」
そしたら、桜が敵にしっぽで叩かれ、体当たりかと思っていた攻撃は更に暴れ回る。
そして、桜は巻き付かれた。
〔ぐあああああ!!!!!〕
身体は縛られ、悲鳴を上げる。
締め付けられ、身動き出来ない桜が地面に落とされる。
〔諦め・・・・ない・・・・〕
クロノでさえも、見たくなかった。これ以上彼の傷付く姿を見ていたくはなかった。
だが。
「お前ら、見殺しにするのか?あいつを」
誰かの気配が感じた、しかし何処から声がするのか分からなかった。
「誰だ!」
しかし、その声の主は。
スタッ!
目の前に現れた。
「情けないな、虚数空間に落ちたら出られない?そんなの、出られる方法を探していないだけだろ。馬鹿か。少しは努力しろ」
「君は誰?」
「名乗るときは自分から、これは礼儀だ。だが、そうも言っていられないな。助けに行くか。あいつをな。」
「君はあの子の知り合い?」
疑問はそこだった。その問いに答えた。
「しらん、初対面だ。」
「知らないだと?」
そう、姿を現した謎の少年はそう告げた。
じゃあ、何故助けに行こうとするのか、または、どうしてアースラに入ってきたのか。
「誰が誰だかは知らないけど、助けに行かなきゃ後悔する。今あいつは一人だ、何のために戦っているのか、わかっているのか?」
「何のために?」
[マスター、急がねば。]
「おう。前は急げって言うからな。話は帰ってから聞いてやる。」
クロノは彼が一体何者か知らないため、一つの事を問いだした。
「君は魔導士なのか?」
「ああ、確かにそうだぜ?だが、ただの魔導士じゃない。あいつと似たような感じだ。」
指差した先は桜だった。
「孤独だった目をあいつはしている、聞こえてたんだが、桜って名前か。その桜がお前達の為に戦っているのはわかっているよな?だがよ、見ているだけで行動を起こさない四人以外の連中は、情けなさすぎだ。人を助ける気あんのか?」
「くっ・・・・」
その少年は移動する。
「ま、待ちなさい!」
「誰が待つかよ。待てと言われてはい分かりましたなんて有り得るとでも?甘いわ!人を見殺しにしようとする奴らに正義を語る資格はない!そこの!」
なのは達に向かって。
「助けたい意思があるならついて来い。本当に救いたい心がある奴だけは信じてやる!」
「もちろん行きます!」
「ああ、彼を救いたい気持ちは、僕らもだ。」
「孤独な気持ち、もう一人にさせたくない!」
「絶対に連れ戻してやる!」
「んじゃ、行きますか!シャリオ!」
[転送魔法開始、居場所、庭園。]
五人は転移を始めた。
その頃
庭園で戦っていた桜だが。
「身体が、ボロボロだ・・・・・こんなんじゃ・・・・・助け・・・・られない・・・・・」
[桜さん・・・・]
互いに限界を迎える、魔力を使えても、人間であるため、疲労が蓄積し、起き上がる事すら出来ない。
「シャアアアアア!!!」
止めを刺しにくる。
「結局、誰も救えないのか、このまま、死んでしまうのか、約束を・・・・守れないのかな・・・・・」
涙を流しながら、自分自身の弱さを悔やむ。
「一人じゃ・・・・何も・・・・出来ない・・・・悔しいよ・・・・こんなに悔しいなんて・・・・初めてだ・・・・」
その言葉は、少年の本心。結局一人じゃ何も出来なかった。だけど、ここまで頑張ったんだからもう良いじゃないかと。そう感じることも出来る。だが、最後までやり遂げたいからこそ、残った筈なのに。
「孤独なんて・・・一人ぼっちになりたくない・・・・嫌だよ・・・・諦めたくないよ・・・・・でも・・・・やらなきゃならないのに・・・・・」
訴えるように言葉を続ける。誰も聞いてはいない。誰にも聞こえてはいない。独りでやり遂げようとする意思はまだ失われてはいなかったが、次の瞬間、何かがこちらにやってきた。
「その言葉!聞こえたがよ!なにもかも独りで背負うな!!!誰でも良いから人の手を取れ!」
上から五人が。
「ディバイン!バスター!!!」
「サンダー!レイジ!!!」
二人の少女が攻撃し、残る二人が。
「!?」
桜を抱える。
「大丈夫かい?すまなかったね、遅くなって」
「君を一人にして本当に悪かった。」
「ユーノ君・・・・アルフさん・・・・」
アルフとユーノが肩を貸し合い、支えていた。更に。
「もう、これ以上はさせないよ?」
「私達で、あの魔物を倒す!」
桜「なのはちゃん・・・・フェイトちゃん・・・・・」
そして、生きる力が強く輝く二人の少女もまた、彼を救う為にやってきた。
「言葉は届くんだぜ?ちゃんとな」
桜は自分と同じ位の少年に言葉をかけられた。
周りにいた少女達。
「お前らはこいつを頼む」
「君は?」
「自己紹介は後だ。今はあの怪物を潰す。シャリオ、デイブレード頼むぜ?」
[はい、武器召喚!]
剣が現れ、それを手にした新たな少年。
そして、
「水鳥剣!」
いきなり回転し、アビスナーガを斬りつける。
桜はその技を知っていた。
「まだまだ!クロスブレイク!」
一段目は軽く、二段目は深く、三段目は更に深く切り落とした。
「グギャアアアアア!」
「サガ技、甘く見るなよ?」
(サガ技!?じゃあ)
そう、彼も正しく、転生者だった。
「独りで背負って無理をして守ろうとして、そんなのは死に急ぐだけだ。そんな運命、ここに今いる奴らが許すと思うか?」
その場に五人が桜の前に立っていた。
サガ技を受けとったもう一人、彼は一体何者なのか。
次話で名前を出します。
それでは、よろしくお願い致します。