しかし、救わなければならないと本人の意思が進ませている。
家族は失ってはならない欠片。
大切な心の一部だからと。
BGM
聖剣伝説Legend of manaより
滅びし煌めきの都市
どうぞ。
医務室
プレシアは医務室にて待ちながら、自分の愛娘を見ていた。
(アリシア、貴女との時間を取り戻したかった私を許して。本当はアリシアの願いを叶える為にフェイトを造ったのに、傷をつけてしまった。私は親として失格。けど、諦めなかった子達がね?私に気付かせてくれた。私の間違いを。)
ドアが開いた。
プレシアは振り向いた時、言葉を失った。
「約束、守りに来ました。遅れてすみませんでした。」
その少年が傷だらけになったままで、やってきたのだ。傷は深く立っているだけでもやっとの筈なのに。
「桜君・・・・・貴方・・・・・本当に・・・・・」
その姿は痛々しく、悲しみを感じ取れた。
歩いた先は、寝かせられていたアリシアの所。
なのは達はリンディ達と話をしていた。
「本当に、良くやってくれた。ありがとう。」
クロノが四人に礼を言った。
だが。
「お前、四人だけか?」
聖が言葉をかける。
「空星に関しては確かに申し訳無かったとは思っている。だが、虚数空間に落ちたら出られないというのは本当の事だった。だから高町達を行かせたくなかった。」
そのことを聞いて理解出来ない訳では無い、だが、だったら・・・・・。
「それは俺も理解はしている、だが、桜は最初独りで戦っていた。もしお前達が黙って見ていて、桜が勝っても負けても、動けない状態のあいつを見殺しにしろって言う気か?置いていくのか?放って置いて自分達は助かろうとしたのか?それっていい加減過ぎるだろ」
「・・・・・確かに、私達はその判断を下そうとしました。その時に、君が現れた。桜君と似たような境遇と言った、貴方が。」
なのは達は衝撃的だった。
本当に桜を独りに、孤独にしようとした。
聖は更に。
「なら、はっきり言わせてもらおうか。あんた達は人間を道具みたいに捨てようとした。違うか?」
クロノ「!?」
怒りを表すが、聖にはそういう風にしか見えなかったのだ。
だが、先に聞きたいことが少女達にはあった。
「すみませんリンディさん、桜君は何処に?」
リンディは頭を抱えていた。
「彼は医務室に行ったわ。約束を守ると言って。」
その一言に、聖は理解した。桜はその約束だけは果たさねばならないと思っていた。
人の命を救う事がどれだけ危険を招くのか、一番理解している。
「仕方なし、行くか。」
「い、行くって何処に・・・・・」
[決まっていますよ?]
聖のデバイス、グランシャリオが答える。
黙って聖に着いていく事にしたなのはとフェイト。
「あいつも、やっぱり思うところがあるみたいだね。でなきゃあんな発言は無いよ。」
アルフでもやはり共感出来たらしい。それはそうだと感じた。人を道具みたいに扱うやり方を見てしまった以上、聖はそれだけで怒りを一部表していた。
「剣糯 聖。空星 桜。あの二人は、家族がいない。彼らにとっての孤独は一体何なのだろう。」
クロノとリンディも考えさせられていた。人を道具みたいに扱っていると言われた時、確かに傍から見たらその通りだった。逆にクロノは管理局に誇りを持っていたのだが。
(何故なんだ、僕はどうすれば良かったんだ、そこまで僕は強くはないんだ・・・・・・)
そして、医務室では。
「桜君、本当にアリシアを?」
頷く桜。
その理由を話始めた。
「命はかけがえのない心でもあります。そして、家族と言うのは心を互いに支え合い、守り合うもの。だけど、一つの問題に責任がやってきて悲しみや憎しみに支配され、亀裂が入り崩れてしまう。」
唱え、構える。
桜はその時、涙を流していた。
「貴女は生きなければならない。そうでなければ、フェイト・テスタロッサが悲しむ。今眠っている。この子も絶対。」
プレシアは初めて桜の辛さを理解した。
「僕にはもう、親がいません。ですが、母との約束があったから、前を向いて歩いてきました。でも、アビスナーガと戦っている中、独りの限界を知ってしまい、寂しさに支配されてしまいました。」
「じゃあ、君はずっと孤独を背負って戦っていたの?何度も自分を傷つけて、人を救っては傷を負って、私を救い、フェイトを救い、あの子達を守り、心にある感情までも犠牲にして。」
黙って頷く。
そして、光が強くなった。
ドアが開き、誰が来たのかすぐに分かった。
「聖・・・・・来たんだ・・・・」
「・・・・約束を交わせ・・・・桜・・・・」
桜は黙って聖の目を見た。
「命を失うな、そして、俺達と本当の友達になれ。」
「・・・・・頑張る」
更なる力が桜に集まる。
「生命よ 天より授かるは魂の鼓動
今ここに 眠れる幼子に目覚めを
心を与えよ!」
手を合わせ、静かに願う優しさを纏い、意識を集中させた。
「目覚めの力!エリクシアレイズ!」
エリクシアレイズ、白魔法アレイズとサガシリーズ、ロマンシングサガ2の最高回復術、エリクサーをメガシードの魔力により合成させた。桜特有の合成最高医術である。
なのは達も驚かされ、聖もびっくりしていた。
そして、
「後は、君達に任せる」
部屋を出た。
その瞬間。
「ううん・・・・・あれ?お母さん?」
プレシアはその声を聞いて。
ギュッと抱きしめた。
「アリシア・・・・・アリシア・・・・良かった・・・・」
アリシアに生命が戻り、目が覚めたのだった。
「お母さん、苦しいよ。」
涙を流すプレシアを見た聖は、
(・・・・・約束、守れて良かったな桜。)
少し笑っていた。
「二人は話しをしたらどうだ?」
「うん、そうする。」
「沢山、話したいことがある、だから。」
「家族は大切にな?」
聖は部屋を出た。
そして、
「空気を読みすぎだ、桜。」
すぐに横を見たら、立っていた桜を見る。
「君もね?さて、話したい事は山ほど、だけれどここではなんだし、地球にある僕の家で話さない?」
「ああ、そうするか。だが、まずお前も治療しとけよ?結構我慢してるだろ。たく、無茶苦茶な奴だ。」
笑いながら。
「そうだね、実は相当ギリギリだ。でもね?約束は守らなきゃ」
二人は顔を見合わせ。
「まあ、なんだ。」
「うん、じゃあ改めて。」
「「サガ仲間として、宜しく。」」
握手をした。
はい、今回はこんな形になりました。
では、宜しくお願い致します。
サガ仲間、つまりは、サガシリーズのゲームをやっていたからという事で繋がった。簡単に言えば友達です。