転生の命を与えられて介入   作:T260

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桜の幻影として現れた人格のような姿。黒いアーマーバリアジャケットを着用し、なのは達の前に晒す。

ヴォルケンリッター達でさえ、今の状況が掴めていなかった所を見ると、誰もが理解できなかった事態が起きてしまった。

しかし、それは本当に桜なのか、それとも別の人間なのか。

だが本人は言っていた。

自分は空星 桜の一部だと。


第二十一話 桜と幻影

今までに感じたことのない威圧感。

 

このような事態は今まで起きたことがあっただろうか、いや、無いだろう。しかし、今の少年の姿がその意味を訴えている。悲しみとは逆、だが喜びすらも犠牲にしたような。

 

「我が名は桜花幻影。メガシードにより解放された、空星 桜の感情の一部。桜の危険を感じ取って急遽出てきたのだけど、出てきて良かったみたいだ。」

 

桜花幻影は桜の危険を感じていたらしい。だが、それが真か否か、定かでは無い。

 

「桜花幻影、だが何故今更出てきたんだ、危険だったのは今回ばかりじゃないんだぞ?」

 

気絶した二人を抱えているシグナム達はその姿を見た。

 

そして、

 

「お前は・・・・・悲しみから生まれたのか、花の影、だがそれが幻影である理由は無い筈だろう。」

 

「違う。理由は無いわけではない。このリンカーコアに宿っているメガシードが関係している。その力が今の自分を目覚めさせたんだ」

 

(メガシード?メガシードって一体何でしょうか)

 

その瞬間、なのはがようやく飛べるまでに回復し、やってきた。

 

「桜君なの?」

 

桜花幻影は再度伝える。

 

「僕は桜であって桜じゃない。感情から生まれた一部、そしてメガシードから生まれた存在だ。」

 

そして、

 

「なのは!」

 

声が聞こえた。

 

その声は。

 

「フェイト、アルフ、ユーノにアリシアまで」

 

「フェイトちゃん!」

 

「ちいっ!仲間がいやがったのか!」

 

しかし、二人を抱えて戦う事は厳しいましてや向こうの一人も魔力を持って行かれ、あまり戦う事は出来ない。

 

「今のその状況ではまともに戦えはしないだろう。一旦退く事を願う。こちらも二つの魔力を一度に蒐集されていてまともには戦えない。」

 

シグナムとヴィータは驚きを隠せないでいた。二つの魔力、つまり。

 

「お前は、リンカーコアが複数あると言うのか?」

 

「真実。それに関してはそこの騎士に聞けば良いと考える。」

 

「畜生、今はてめぇの口車に乗ってやるがな、次会ったらぶっ殺してやるからな!」

 

二人は撤退した。

 

「桜君、だよね?」

 

信じられていないのか何度も名前を呼ぶなのは。

 

「そろそろ中で眠る、また時が来たら話そう。桜は無事だから、安心していい。ヴァルティスゼア、元に戻って構わない。」

 

[貴方は、私の知っている主ではないのですね。]

 

黙って頷き、力は元に戻ると。

 

「み・・・・・皆・・・・・」

 

ふらついていたところをアルフが支える。

 

「うん、いつもの桜だ。だけどまた面倒毎が増えたっていうか何て言うか。」

 

「桜花幻影。感覚が違いすぎた。」

 

[しかし蒼臥殿、この者達は信用出来るに値するのですか?]

 

「そういえば見慣れないね君。自己紹介しておくよ。僕はユーノ・スクライア。よろしくね。」

 

フェイト達も自己紹介を始めた。

 

「フェイト・テスタロッサ。よろしく」

 

「姉のアリシア・テスタロッサです!よろしくね~」

 

「あたしは使い魔のアルフ。」

 

「ご丁寧にありがとうございます。僕の名前は天神 蒼臥(あまつかみ そうが)と申します。どうかよろしくお願い致します。こちらは僕の相棒デバイス、天双龍覇です。天覇、この方達は信頼に値します。そうじゃなかったら助けはなかったでしょう?」

 

「だが、今は桜を休ませないと。どうしたものか。」

 

「僕の家に行こう聖。」

 

桜は言い出す。

 

「よし分かった。じゃあ、皆行くぞ?」

 

なのは達も頷いて、一緒に向かう事になった。

 

着いた場所はマンション。

 

803号室に着き、鍵を開けて。

 

「アルフさん、ありがとう、もう大丈夫だから。皆どうぞ。」

 

しかしながら心配であることに変わりはなかった。

 

初めて入ったが、何処か殺風景とした空間が広がっている。

 

最低限の道具や調理場に冷蔵庫、音楽プレイヤー、一人にとっては寂しすぎる部屋だった。

 

皆は上がり、適当な位置に座る。

 

「桜、単刀直入に聞きます。桜花幻影とは何なのですか?」

 

早速に聞いてみた蒼臥。

 

桜は答えた。

 

「桜花幻影か。それについてはまだ僕もわかっていないんだ。ただ、メガシードが以上なまでに魔力を欲していた瞬間に出てきた。僕のリンカーコアは二つ、通常のリンカーコアの魔力はまだ完全じゃないけど。メガシードは通常だった。多分奪われた魔力を桜花幻影が取り返したんだと思う。」

 

皆に飲み物を配りながら受け答えする。

 

「でもさ、何か一気に膨れ上がったような感情の悲しみが合ったんだけど、それってなんなの?」

 

「それは僕が過去に受けた仕打ちが魔力によって皆に感じさせてしまったんだと思う。」

 

不安が更に不安を呼ぶ。だが、決して諦めてはいないことをその場にいた全員が理解する。

 

「でも、なのはちゃんは戦いで、フェイトさん達は来たばかりで疲れているでしょう?今日は早く解散して、また明日話そう?今回相手している人達は並大抵では厳しそうだから。」

 

その言葉に頷くなのは達。

 

そして、解散し一人になった桜は。

 

「もう一つの影か。しょうがないことなのかな、ルーティア」

 

デバイスの名前を言いながら眠りに入る。

 

謎は、深まるばかりだが。

 

今の気になるもう一つの理由は。

 

ヴォルケンリッターと言われた彼女達であった。




ふう。最近厳しい・・・・・・

体調管理は気をつけないと。

では、よろしくお願い致します。
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