転生の命を与えられて介入   作:T260

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BGM

聖剣伝説Legend of manaより

~心ある場所~

術戦車の戦いから数時間が経過し、現在夜となっている。

あの戦いで怪我を負ってしまった蒼臥は片腕を治療。しかし、まだ動かせるまでに時間は掛かり、治るのは2週間から3週間は掛かると告げられた。

しかし、彼はいつもの日常を過ごす為、誰にも内緒でとある場所に向かっていた。

そこは危険な魔力生物が沢山沸いている星なのだが、それには絶対周りには理解してもらえない出来事が起こる。




第二十四話 天の優しさは全ての生き物に

夜、独りは外に出る。

 

「行きましょう、天覇。あの子達が心配してる気がしてなりませんから。」

 

[蒼臥殿、今はまだ怪我を治しませんと。]

 

外に出たのは天神である。

 

何故こんな夜中に外出しているのかと言うと、一つの星に赴く為に彼は怪我をしていても向かおうとしていた。

 

そして現在夜、砂漠地帯が広がる星なのだが魔力生物の巣でもあり、住みかでもある場所である。そこに足を運んだ理由は何なのか。

 

「くっ・・・・・やはり痛いです。」

 

高温ガスを腕に受けた傷はまだ完全に回復はしていない、聖が施してくれたにしても、完治するまで時間は必要だった。

 

目的地に着いた蒼臥はいつもの場所に移動、そこにあったのは乾燥された木の大木、ようは丸太があった。

 

そこに座って空を眺める。

 

「今日も綺麗ですね、天覇。やはり夜空は心が落ち着きます。」

 

[はい、蒼臥殿。これ以上に美しい空は見たことがありませぬ。]

 

しばらく経った時、何やらやってくる気配が感じられた。地中を移動しているのか、地上はいずるようなしかも相当大きい生物である事に変わりはなかった。

 

「グオ!」

 

そこにやってきた巨大生物が姿を見せた。

 

しかし、その生物は蒼臥を襲いはしなかった。

 

「久しぶりですね、クリュー。元気でしたか?」

 

そう、蒼臥はこの生物に名前を付けており、更には友達のように話していたりじゃれていたりしているのである。

 

「そちらはお怪我ありませんか?」

 

「グルゥ・・・・」

 

クリューは蒼臥の腕を見ては心配する眼差しを向けていた、そして傍に行き、ゆっくりと舌でペロッと蒼臥を励ましていた。

 

「くすぐったいですよクリュー、でも、心配してくれているのですね?ありがとうございます。」

 

頭を優しく撫でるとクリューは幸せそうな表情をしていた。

 

そして、クリュー以外にも周りには様々な生き物が蒼臥に集まって来る。

 

「ふふっ、皆も元気そうで何よりです。」

 

群がってきた生き物達、小さき命から大きな命までの全てが蒼臥に集まってきている。何故こんなに集まるのか、それは蒼臥が全ての命に対して優しさを持っているからだった。

 

しかし、クリューは悲しい眼差しで蒼臥を見ていた。

 

「クリュー、どうしたのですか?」

 

「グオ・・・・グルゥゥ・・・・」

 

頭を撫でながら聞いてみると、泣いていた。蒼臥の痛々しく、辛い傷を見ているだけで想像以上に悲しかったのだ。涙を流す理由。それは大切な友達が危険な目に合っているのに助けに行けなかった悔しさや、待っているしか出来なかった自分に苛立っていたからだ。

 

その感情が生まれたのは、正しく蒼臥に貰った心によって見つけられた、生き物に愛を与える事を思わせてくれた彼のおかげだったのだ。

 

「ありがとう、クリュー。ありがとう皆、僕はとても幸せです。クリュー達に出会えて、仲良くなれただけで十分なのです。クリュー?君が悲しくなると僕も悲しいですから、笑顔でいてください。ね?」

 

クリューは更に涙を流した。

 

これ程優しさ溢れる子供が自分達を守ってくれている、己がいくら傷つこうと、仲間や友人がこんなに暖かいとは最初思わなかった。だからこそ、この少年を助けたい気持ちが一番強かった。

 

だが、

 

この付近に魔力反応があった。

 

数は2、

 

「クリュー、皆を連れて安全な場所へ逃げてください。僕は助けに行ってきます。」

 

しかし、

 

「グオオ!」

 

傷を負っている蒼臥を行って欲しくは無いように、必死に止める。

 

「今助けなければ、残された家族はどうすれば良いのですか?お願いします。行かせてください。」

 

真っすぐな眼差し。クリューはその場をどき、道を譲った。

 

「必ず無事に帰りますから。安心してください。」

 

そして、

 

「ギャウ・・・・・ギャウアア・・・・」

 

「たく、手間取らせやがって。さっさと蒐集してはやての家に帰らないとな、ザフィーラ」

 

「ああ、だが、こんなに魔力生物が少ない物だろうか。」

 

ヴォルケンリッターの二人、鉄槌の騎士と盾の守護獣が来ていた。

 

「双龍破!!!」

 

「くそ!何だ!」

 

そこに現れたのは、

 

「天覇!まずはあの二人を退かします!ファイヤーウォール!」

 

魔力生物と自分を守るようにファイヤーウォールを唱え、壁を作る。

 

「ギャウアア・・・・」

 

「癒しの月よ ムーンシャイン」

 

そこの生物達にも回復を施す。

 

「早く逃げてください。こっちは僕が抑えて置きますから。」

 

生物達は頷き、急いで逃げる。

 

「生物達が、あの少年の言うことを聞いただと?お前何をした。」

 

しかし、その場にいた二人は言葉を失っていた。

 

「天覇・・・・・・・・」

 

[蒼臥殿、あれをやるつもりですか!?]

 

あれとは一体何か、理解が出来ないのは何故か、それは少年の目が物語っていた。

 

「魂宿りし竜の神よ 我は修羅の道を選びし幼き命 我怒りを纏いて命を守らん 我が真実に答え その身に宿らせよ!」

 

唱えられた瞬間、魔方陣が展開された。その力にヴィータとザフィーラは言葉を失う。

 

魔方陣から現れたのは竜の魂。

 

則ち。

 

「あなた方だけは許すわけにはいきません。僕は本当に怒っています。大切な命を奪おうとしたあなた方を、本気で倒します!」

 

そしたら、竜の魂が少年に宿った。

 

「己が命を削りて 我に力を貸せ!」

 

そう、この術は己の命を削りながら全ての力を引き出す諸刃の剣。

 

「龍・神・降・臨!!!」

 

だからこそ、許せない感情が高まる。

 

蒼臥はいつもその優しさを届けていたのだ。

 

自分を削りながら。正しい道を見つけるために。

 




大変遅くなってすみませんでした。

更に、今回はロマンシングサガ3の最強術を取り出しました。

また遅くなるかもしれませんが、よろしくお願い致します。
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