桜「早くしてください。」
???「さっさとしろやこら!」
???「早くしろ」
T「は、はいい!!!」
ようやく迎えた因縁の対決。エイジ、桜、T260は本来合ってはならない敵に挑む。T260の最後の任務だった最悪のデータプログラム。ジェノサイドハートを。だが、その世界にはありえない出来事がまた起きる。その世界に、T260を仲間と考えたただ一人の人間、更に唯一、V-MAX同士ぶつかりあったあの人物までもが、闇の書内部に向かっていた。だが、ジェノサイドハートは更なる力を持っていることは誰にも知らない。
BGMサガ・フロンティアより
~T260 LAST BATLLE~
周りの砂漠のようなデータがプログラムアウトされ、対に姿を現した、悪の根源の一つ。
[警告、警告、セントラルシステム内にウイルスの侵入を感知。セキュリティレベル1に移行、アイスシステム作動。侵入者を排除します。データプログラムコピー。侵入者、デリートします。]
桜は気付く。以前のジェノサイドハートにこんな物は無かった。だが、その力に脅威を感じる理由は、桜の元の世界にあったゲームやアニメの強敵へと姿を変えて来るんじゃないかと、そう考えていた。
だが、また異様な感覚がしたのは、上から何かが降って来る感覚が三人を驚愕な表情をさせることになる。T260がその反応に驚きを隠せず、呆然としてしまう。何故なら。
「またてめえか!よりにもよって他の世界にまでちょっかいかけるたあ良い度胸してんな!また刀の錆にしてやらあ!無拍子!!!」
行きなり降ってきては技をぶつけたのだ。
桜やエイジも意表を突かれるというよりありえないと顔に書いてあるような物出会った。
「おいロボ!あの馬鹿丸だしの羽女から事情聞いてやってきたぞ!一人で行くなって言っただろうが!タイムやローズマリー、タコ親父に迷惑だろうが!」
桜は見覚えが合った。腹巻に片手には酒瓶を持ち歩く、だが、その人物が持っている刀からすれば、見当がつく。
「貴方は、ワカツ流剣技のゲンさん。」
その名を呼ばれたゲンという人間は桜に近付き、
「ありがとうな坊主、ロボは勝手に一人で行く癖があるんだ。タイムが一番心配してるのにひでえだろ?」
T260はゲンに。
「ゲン様、私はタイム隊長の許可を得てここにいます。そして、今回ジェノサイドハートを倒す役目を担っているのは、そこの少年です。」
ゲンはまた桜を見直し、ジェノサイドハートに視線をやる。
「はっ!良いじゃねえか、ちょいとムカついていた所だ。ギッタギタのメッタメタにしてやるから覚悟しとけよ!屑が!」
行きなりジェノサイドハートは怒りを表すかの様に。
[NO FUTURE]
光の何かがジェノサイドハートの後ろにあるディスプレイを伝い、桜達目掛けて飛んで来るのだが、それをさせまいと言わんばかりにゲンが。
「はん!甘いんだバーカ!おらおらおらおらおらおら!!!!!!」
ジェノサイドハートの『カーネイジ』を刀一本振り回し続け、全て切り伏せた。流石にこれは桜でも目を見開く。
エイジはそのオッサンを見ても同じなかったのはある意味では肝が座っているようだ。
[ヴァーチャルシフト レベル1]
行きなり電脳空間が変わりだし、四人は手に力を込める。
「気をつけてください、相手は以前より強力です。」
三人は頷く。
[火炎]
前より火力の増した炎がエイジに襲い掛かるが、レイズナーの機動性により回避は間に合った。T260は攻撃をすかさずに行う。
「タイガーランページ!!!」
機械神バロールから得た『猛虎プログラム』による物で体術である技を放った。
掴んでは地面に叩き、掴んではまた地面に叩き、それを三往復という脅威な攻撃。そこで更に追い撃ちをかける様に桜が術を唱える。
「豪火を呼びて力の才 我が力は闇に飲まれず 紅き魂となりて焼き尽くせ!クリムゾンフレア!!!」
ロマンシングサガ3の合体術、
『クリムゾンフレア』
本来術者が三人いなければ使えないのだが、桜自身が今本気でいるため、簡単では無いにしろ、三人分の力をやりこなす。
そして、ジェノサイドハートが作り出した電脳空間がいきなり元に戻る。
更に見えていたディスプレイが幾つか機能を停止していた。
(後三回。)
この時、とある空間で、車椅子の女の子と大人びた女性がいたが、女の子は今だ眠っている、しかし、バグウイルスが彼女達を襲い掛かってきており、女性は女の子を守るため、目を覚まさないように戦っていた。
「くっ!私の主には近づけさせない!闇を穿て ブラッティダガー!」
次々にバグウイルスがDELETE(デリート)されているが、まだ沸いてくる。倒しても倒してもキリが無く、息切れしていても尚敵は攻めて来る。
「ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・このままでは・・・・・」
バグの二、三体が女性の疲労を見て、車椅子の女の子に襲い掛かろうとしていた。今振り向けば確実に目の前にいた敵から攻撃を受けてしまう。しかし、主のピンチに救えないで何が騎士かと。
その時だった。
その車椅子の女の子に向かってきたバグウイルスは何かの攻撃が飛んできてそのままDELETEされてしまった。
女性は後ろを見た。
視線に写ったのは黄金に輝いた機械の様な存在だった。
「貴方は一体?」
「尋ねる時は自分から名乗るのが筋だろう。だが、エイジから聞いたが、芯が無いデータ風情など恐るに足らん。」
「私に名前など無い、闇の書と呼ばれた存在だ。それにエイジとは誰だ?貴方は魔導士なのか?」
質問が飛んできても冷静でいられるその黄金の機械を纏う存在は敵を見据えて闇の書と言った女性に伝える。
「魔導士という扱いではある。これは一つだ。二つ目の質問に答えてやろう。エイジという輩は私のライバルであり今では協力関係にある者だ。」
女の子は少しだけ目が覚めた。
「あれ・・・・うちは・・・・・なんでこないな所におるんや・・・・・」
「主、今はお休み下さい。」
「うう・・・・ううん・・・・・」
また眠りに入る少女。
そして、
ジェノサイドハートを相手する桜達は既に敵のヴァーチャルシフトレベル2を倒していた。
T260の言葉が桜達に伝えられる。
「皆さん、最後のヴァーチャルシフトです!何が来るかは分かりません!」
最後のヴァーチャルシフトは確かに何が起きるか分かった物では無い。体力は結構減ってはいるが力は劣ってはいなかった。
だが、エイジは後ろを見てこう思っていた。
(頼んだぞ、少女達を、僕等がこのシステムを破壊するまで)
何に対して考えていたのかはまた不思議だったが、よそ見をしている場合では無かった。
[セキュリティレベル3に上昇]
『NO FUTURE』
三回目のカーネイジが飛んで来る。
だが、そんな攻撃に同じ手が通じず、
「ファイアーウォール!」
炎の壁を唱え、カーネイジ全てを弾き返す。
カーネイジ全てが画面、つまりディスプレイにぶつかり、そのディスプレイ全てが破壊された。だが、
[ヴァーチャルシフト]
三回目のヴァーチャルシフトは桜の心を揺さぶる。ヴァーチャルシフトしたその場所はまさかの桜がもといた世界であった。
(こんな・・・・こんなことを・・・・・許さない・・・・・絶対に許さない!)
そして、ジェノサイドハートが全てのディスプレイを吸収し始めた。一体何が起きているのか分からない、だが、そのディスプレイは全てあのコアへと吸い込まれ、眩しい光が覆った。
そして、光が収まったと同時に、ジェノサイドハートの姿を見た瞬間、最も嫌な感覚、嫌な空気が漂う。そこに立っていたのは黒い機械だった。
奴の導体にあるディスプレイが反応。
そのディスプレイにはこう書かれていた。
[サスガハニンゲンノチノウカ、コノセカイノゲンゴハワタシヲシンカサセタ]
カタカナで文字が写りだし、その目が桜を見始める。
[サアコドモヨ、ソノイノチトチカラヲ!コノワタシニヨッテツカワレルガイイ!!!コノリージョンバスターノテヨッテナ!!!]
T260は驚いた。ましてやRB3型にいたジェノサイドハートは仮の姿だと言わんばかりである。
「まさか、リージョンバスター1型!?」
[ソノトオリダ、T260。イヤ、Tシリーズノカンセイサレタヘイキヨ]
ゲンは桜を見た。怒りが彼の心を支配しようとしているのが分かる。そこで
ゲンが取った行動は。
ゴツン!と一発頭にゲンコツを桜に与えた。
「・・・・つぅぅぅ・・・・・何するんですか!」
痛みによりゲンに向かって言葉を放つが。
「ちったあ頭冷えたろ、坊主」
桜は今までに無い程の気持ちになっていた。周りを信じ切れていなかった事に気付いたのだ。怒りで我を忘れかけた桜は自分を捨ててもやろうとしていただろう。だが、ゲンは一発のゲンコツで目を覚まさせたのだ。
「一人で考えてもな、限界があんだよ。坊主が今何をしたいか、なのに自分を忘れて怒り任せにする馬鹿がいるか!もう少し考えて決めろ!一人で戦ってるんじゃねえんだ!」
桜は周りを見た。T260、エイジ、ゲン、外で戦ってくれている聖や蒼臥達。
皆、誰かを助けるため、守るために戦っているのだと。
「すみませんでした。皆さん」
「へっ!なら行くぜ?」
「了解!」
四人は黒い機械、リージョンバスター1型を前に武器を構えた。
今までに無い激戦、リージョンバスター1型と桜達の決戦が始まろうとしていた。
はい、前回より少々長めに書いてしまいました。遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
今回登場したのはまず、サガ・フロンティアからゲンさんが登場です。二つ目のキャラに関しては次回に明かしたいと思います。
そして、敵はまさかの展開になりました。
それでは、これからもよろしくお願い致します。