大魔王のいる世界   作:化身王

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第1話

!

「んだよ、かてぇなぁ............」

「固い柔らかいの問題ではありません、この会談の意味を――――」

「和平を結んじまおうぜ。 その方が手っ取り早い」

『―――――― 』

瞬間、今度はトップ全員が険しい表情になった。 この男はどこま で段取りというものを踏まないのか。

 

結果論でしか物事を考えない――――もしかしたら、今この中でこ の会談に意味が無いと思っているのはアザゼルなのかもしれない。

そして、アザゼルはその軽口を続ける。

「この三竦みの関係は、世界の害になるだけだ」

「そこでだ、この三つの大勢力の外側にいながら、世界を動かすほどの 存在の意見を聞いてみようと思う。 赤龍帝、白龍皇」

「俺は、強い奴と戦えればいいさ」

先に応えたのは白龍皇、ヴァーリ。 強者と矛を交えられればそれ で満足。

「赤龍帝」

「お、俺はそんな小難しい事言われても............」

すると、アザゼルが不敵に笑んで言った。

「恐ろしいくらいに噛み砕いて説明してやろうか」

頬杖を突いて、とんでもないことを。 明らかにこの席では不適切 なことを、アザゼルは言う。

「俺らが戦争をしていたら、リアス・グレモリーは抱けないぞ 」 「」

「ぅえっ 」

一誠から変な声が出るのと同時に、リアスの声も裏返って木霊し た。

「だが、和平を結ぶなら、そのあと大事になるのは種の繁栄と存続だ」 「種の......繁栄 」

「おうよ」

一誠にとってはこの上無い嬉しいニュース。 そして子供でも解 る世界の維持法。 種の繁栄、すなわち子作り、種の存続、それすなわち子育て。

一誠は、歓喜する。 憧れのリアス・グレモリーと......毎日............。

「和平がいい」

「ん 聞こえんぞ 」

「和平がいいです お願いします 部長とエッチしたいです 」

「イッセーくん、サーゼクスさまが居られるんだよ 」

と諭しながらも祐斗も笑っている。 そう、これが一誠の人徳なの だ。 いままでぶつかった困難は、すべてこれが源となり乗り越えてきた ようなもの。

 

そして突然だった。

 

世界が止まった。

「これは!停止結界の邪眼!」

 

リアスと一誠がキャスリングを使ってギャスパー救出に向かったあと…

突如とした乱入者による衝撃波で、会議室の崩壊とともに落下の危 機に見舞われた一誠たちだったが、三トップの防御結界で完全に防い でいた。 結界内では、リアスとナイン以外の三大勢力会談の要人たちが、こ の衝撃の犯人を睨んでいる。

「先代レヴィアタンの血を引く者――――カテレア・レヴィアタンっ」 「ご機嫌よう、現魔王サーゼクス殿、セラフォルー殿」

深いスリットの入った煽情的なドレスに身を包む女性は不敵に笑 み、杖を下げた。 その女性の登場に、一番驚いた様子なのはセラフォルー。 いつも の軽快な雰囲気は無く、事の事態を少なくともさっきよりは重く受け 止めていた。

「あなたが......どうしてここに」

「三大勢力のトップが共同で防御結界......なんと見苦しいこと」

挑戦的な笑みで言うカテレアと呼ばれた女性。

「旧魔王の一族......過激派の者たちが人間界に入り込んでいたのか」 「その通り」

「しかしカテレア、これはどういうことだ」 「見ての通りです、サーゼクス。 今日この会談のまさに逆の考えに

至っただけです。 神と先代魔王がいないのならば、この世界を変革!

!

すべきだと、私たちはそう結論付けました」 「世界を変える............そこまででかい事を考えているなら、もちろ

ん先導者がいるよな。

お前ら旧魔王ごときに世界を変えられるとは思えない」

そうアザゼルが言うと、カテレアは攻撃的に反論する。

「黙りなさい、私は、私たちはオーフィスの力などなくとも、世界を滅 ぼす力を持っています 」

『―――――っ』

オーフィス。 その名を聞いて全員が目を見開いた。

よりによって、このテロリストの先導者が最強のドラゴンとは。 ウロボロスドラゴン

赤龍帝、白龍皇、その上には、無限の龍神オーフィス。 最強の座に 着く無双の龍。

「............やっぱりか、だが、オーフィスの野郎も大概勝手な奴だ。 先見の明を持っているとは到底思えないんだが 」

アザゼルの問いかけに、カテレアは息を吐く。

「オーフィスには、力の象徴としての、力が集結するための役を担って

いただくだけです。 彼の力を使い世界を一度滅ぼし、再構築し弱肉強食の魔の世界を作り出すことカオス・ブリゲードの目的 」

「禍 の 団............やっぱり実在してやがったか」 「何なんだよ、そのカオス・ブリゲードって」

アザゼルは人差し指を立てて説明し始めた。

「最近その存在が鮮明になってきたんだがな、テロリストだよ。 三 大勢力の危険分子を集めていると聞くし、禁手を使いこなすものまでいるらしい。だが貴様らのような旧魔王派が集まったところで何ができる!」

「私たちは人間などと組んだ覚えなどない、我々は真なる悪魔いえ魔族のための世界を作る!そして私たちの盟主はまかいの神、そして我々、『禍の団』旧魔王派の目的…魔界の神、大魔王バーン様の 世界統治」

 




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