東方姉弟録~もし霊夢が姉だったら~   作:エゾ末

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今回はトオルは最後の方にしか登場しません。
前話トオルが丁度紅魔館に行っている時の話です。

あと短めですね。語り部は最後以外いません。ついでに台詞形式です。





閑話 鬼と人間のガールズトーク

 

 

 ~博麗神社 母屋 縁側にて~

 

 

 霊夢「あー、暑いわぁ」

 

 萃香「ん、それじゃあ一勝負でもする?」

 

 霊夢「なんで暑い中戦わなきゃなんないのよ。もっと汗がかくでしょうが」

 

 魔理沙「もっともな意見だが霊夢、それならなんでこんな暑い中、くそ熱いお茶を出してくるんだ?ここはキンッキンに冷えた麦茶をだすところだろ?もしくは酒」

 

 霊夢「私は今熱いお茶が飲みたいのよ。トオルだってそうするはずだわ」

 

 魔理沙「いいや、トオルなら相手の事を尊重して冷たいお茶を出すな。ていうかあいつ猫舌だろ」

 

 萃香「ねー、そんなことよりも暇なんだよー。やろうよー」

 

 霊夢「あーもううるさい!萃香!もっと暑くなるでしょうが」

 

 魔理沙「あーあ、これならトオルと一緒に紅魔館に行くんだったな。彼処なら年中涼しいし」

 

 霊夢「ならいけばよかったでしょ。なんでいかなかったのよ」

 

 魔理沙「あー……」

 

 萃香「図書館であのひきこもりにマジギレされたからだよね。それで行きづらいからついていかなかったんでしょ」

 

 魔理沙「な、なんで萃香が知ってるんだ?!」

 

 萃香「見てたんだよ。なんか面白そうなことやってると思ってね。まさかあんなひきこもりが彼処までキレるなんてね。久しぶりに驚いたよ」

 

 霊夢「魔理沙、こいつのストーカーぶりは紫並みよ。見られていることにすら気づかないぐらいのね」

 

 萃香「いやー、褒めらると照れるなぁ」

 

 魔理沙「褒められても決して照れられる事ではないな」

 

 萃香「なによ~?あんただってよく本とか盗んでるじゃないか」

 

 魔理沙「ふん、私はちゃんと返すからいいんだよ」

 

 萃香「……因みに期限は?」

 

 魔理沙「私が死ぬまでだな」

 

 萃香「盗んでるのと同じじゃん!」

 

 霊夢「二人とも五月蝿い!騒ぐんなら余所でやって!!」

 

 魔理沙「っていってもなぁ」

 

 萃香「暇だしねぇ」

 

 霊夢「……大声だしたせいで小腹が減ったわ。何かあったかしら?」

 

 萃香「あ、それなら良いのがあるよ」 

 

 魔理沙「ん、何がだ?…………ん?あそこからなんか飛んできたぞ」

 

 霊夢「あれは……煎餅?」

 

 萃香「正解。でもただの煎餅じゃないよ。トオルが最近性懲りもなくまた溜め込み始めてたお菓子だよ」

 

 魔理沙「トオルが隠してた…………ってことは!」

 

 霊夢「高級煎餅!」

 

 萃香「ほー、またもや正解。しかもつい昨日買ったばかりのものらしいから湿ったりはしてないと思うし、状態も良いと思うよ」キャッチ

 

 魔理沙「トオルめ。またコソコソと隠してたな。この魔理沙姉さんが責任もって食べてやろう」

 

 霊夢「姉は私よ。そして弟のものは姉のものよ。だから食べる権利は私にだけが有してるの。ということであんた達は食べんな」

 

 魔理沙「なに!?この貪欲巫女め、誰がこの煎餅を見つけたと思ってるんだ!」

 

 萃香「私だね」

 

 魔理沙「そんなことはどうでもいい!」

 

 萃香「あるわ!」

 

 霊夢「取り敢えずお茶を足してくるわ。ふふふ、今日はこいつらが来て厄日だとおもったけど吉日だったわね」

 

 魔理沙「先食ってるぞー」

 

 霊夢「食うな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 博麗神社 母屋 居間にて

 

 

 

 霊夢「はあ、美味しいわぁ」バリ

 

 魔理沙「トオルめ。なんでこんなものをいつも隠してるんだ」バリバリ

 

 萃香「ほんと、なんで溜め込むんだか」バリッ

 

 魔理沙「あ、でもこの事バレたらトオル怒りそうだな」

 

 霊夢「大丈夫。買ってすぐに食べないトオルが悪いんだから。自業自得よ」

 

 魔理沙「おうおう、そのとおりだな。姉の発言だとは到底思えないが」

 

 萃香「ま、取り敢えず味わおうじゃないか。お、これ酒にも合うよ!」

 

 魔理沙「本当か?それなら私にも一杯くれ」

 

 萃香「ほれ」

 

 魔理沙「へへ、ありがとよ」

 

 霊夢「魔理沙だけズルい。私にもちょうだい」

 

 萃香「はいはい、わかってるよ。ほら」

 

 霊夢「ん、ありがと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 居間にて《霊夢&魔理沙酔っ払いモード》

 

 

 霊夢「やっぱりさぁ~。トオルって乙女心わかってないと思うのよねぇ」

 

 魔理沙「あ、それ思った。前に私が着替えている最中にトオルがうちに入ってきたことがあったんだよ。

 そのときのトオルがどんな反応をとったと思う?」

 

 萃香「ん~……狼狽えたとか?」

 

 魔理沙「全然違う!あのやろう、狼狽えもせず『薄着で寝ると風邪引くよ』って言ってきやがったんだぞ!流石に私の乙女心にも傷がついたぜ!」

 

 霊夢「あんたに乙女心なんてあったっけ?」

 

 魔理沙「お?霊夢、お前この私に喧嘩売ってんのか?」

 

 霊夢「あら、私は思ったことをそのままいっただけなんだけど」

 

 魔理沙「よし、表でろ」

 

 萃香「お、喧嘩かい?それなら私も混ぜな」

 

 霊夢「望むところよ。二人まとめて退治してやるわ」

 

 魔理沙「ふははは!この前と同じ目にあわせてやるぜ!」

 

 霊夢「あのときはお腹の調子が悪かっただけよ。え?なに?あれで勝ったとかおもってんの?」

 

 魔理沙「だからいまからケリをつけてやるんだよ!」

 

 萃香「いいねいいねぇ!熱くなってきたよ!」

 

 

 

 

 

 

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 この2時間後、太陽が沈む頃にトオルは帰ってきた。

 そしてその有り様に言葉を失った。

 なぜなら境内中がクレーターだらけになっており、その中で霊夢と魔理沙、萃香がいびきをかきながらねていたからだ。

 

 そして後日、あらためて3人に事情聴取をすると

『煎餅たべながら酒のんだらこうなった』と聞いたときトオルは呆れと怒りが同時に込み上げてきたとか。

 

 

 

 

 




はい、今回は閑話ですね。
ガールズトークといっておきながらこれは果たして本当に乙女がする会話なのかと思いつつかきました。

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