分かっている人もいらっしゃると思いですが、このssは予約投稿をしています
ではどうぞ
コボルトロードを倒した後も皆あっけにとられていたが、視界にシステムメッセージと大量の経験値とコルが現れた瞬間、歓声が上がった。
「お疲れ様です。キリト、アスカ、クライン」
「あぁ、お疲れ」
そこにエギルが近づいてきて
「Congratulation.この勝利はあんた達のものだ」
滑らかな英語のあとにそう言った。
「いえ、僕たちだけでは無理でした
皆さんの協力があったから...」
それ以上言葉は続かなかった。
なぜなら
「何でだよ!!」
一人のプレーヤーが叫んだからだ。
そのプレーヤーの名はリンド、ディアベルの側近をしていた男だ。
リンドはキリハ達、正確にはキリハとキリトを睨んでいた。
「何であんた達二人はボスのソードスキルを知っていたんだ!?」
その言葉に周りのプレーヤーも「そういえば...」「ガイドブックに書いてなかったよな」等と言い始めた。
「あんたら元βテスターなんだろ!だから未知のソードスキルを知ってたんだろ!」
リンドの近くにいたプレーヤーがそう叫んだ。
キリハとキリトはこの流れはまずいと考えた。
自分達だけならともかくこのままでは他の関係のないβテスターまで被害が及ぶ。
キリハはある考えを思いついた。
だがこの考えはキリトも危険におかすことになる。
キリトの方を見ると、どうやら同じ考えをしていたらしい。
(相変わらず僕たちは思考が似ていますね)
キリハは苦笑した。
アスカ達が非難をしていたプレーヤーに何かを言おうとしたとき
「あははははははははははは!!」
突然笑い声が聞こえた。
今笑ったのはキリトだ。
キリトは顔に手を置き上を見て笑っている。
よく見るとキリハも口に手をあててクスクスと小さく笑っていた。
「元βテスター?俺達をあんな素人連中と一緒にしないで貰いたいね」
キリトは笑いをやめ、口に笑みを浮かべながら言った。
「ど、どういうことだよ!」
「覚えていますか?二週間前、茅場は自分はこの世界の創造者の一人だと言ったのを...。
では、残りの人たちはどこにいるか?
それは、僕達二人が残りのこの世界の創造者なんですよ。
この世界は僕たち三人だけでつくったんですよ」
クスクスと笑いながらそう言った。
だから、他にも色んなことを知っている、情報屋なんか相手にならない程にとも二人は言った。
「何だよ、それ...。
そんなのチートだろ!?チーターだろ!?」
周りは「そうだそうだ!」「チーターでβテスターだから、ビーターだ!」等と言い始めた。
キリトはその言葉の中に気に入った言葉があったのか
「そうだ、俺達はビーターだ。
他のテスター達と一緒にしないでくれ」
キリトはラストアタックボーナスで手に入れた黒いコートを顔を見られないように羽織りすぐにフードをかぶった。
「二層のアクティベートは僕たちがやってあげますよ」
「二層に上がったら初戦のモンスターに殺される覚悟をしとけよ」
じゃあなと二人はその場のプレーヤー達に別れを告げ、二層に上がるための階段を上がっていった。
アスカは少しキレていた。
キリト達を非難していたプレーヤーに....ではなくキリト達にだ(いや、もちろんそいつらに対してもキレていたが)。
アスカはキリト達を説教するために階段を上がろうとしてエギルとクラインに呼び止められた。
「あいつらに言っておいてくれ。
次のボス戦も一緒にやろうってな」
「俺からは絶対に死ぬんじゃねぇぞって伝えてくれ」
エギルとクラインに伝言を頼まれて、了承した。
すると
「ワイからも言っておいて欲しいことがある」
「俺も頼んでいいかな」
キバオウとディアベルも伝言を頼んできた。
キバオウは、街の広場で元βテスターを非難していたプレーヤーだから、アスカは内容によると言った。
「今回は助けてもろたけど、ワイはワイのやり方で上を目指す、それだけや」
「助けてくれてありがとう、それとすまなかったと伝えてくれ」
アスカはそれぐらいなら伝えておくと言った。
「じゃあ、気をつけろよ」
「エギル達も」
アスカはそのまま階段を上がっていった。
階段を上がりながら二人は会話をしていた。
「これ明日香に説教されるかな?」
「十中八苦されるでしょうね」
二人はため息をつき、肩を落とした。
その後二層に上がり景色を見ていたら明日香が追いつき予想通り二人そろって説教を受けた。
明日香は二人を説教したあと、四人からの伝言を伝えた。
「エギルやクラインは予想してましたが、まさかキバオウとディアベルまでとは...」
「予想外だな」
さすがに二人もキバオウとディアベルから伝言をされるとは思っていなかったらしい。
「伝言ありがとな、明日香。
じゃあ行こうか、姉さん」
「そうですね」
明日香はムっとなった。
「これから先は二人だけで行くように聞こえたけど?」
「?当たり前だろ?俺達はビーターだ。
一緒にいるのを誰かに見られるとお前まで悪く思われる
俺にはそれが我慢出来ない」
「だからってなぁ、彼女一人を悪く言われるのを我慢出来る彼氏がいると思ってるのか?」
(あぁ、始まってしまいました)
この二人は言い争いを始めると互いが納得する結果にならないとなかなか止まらないのだ。
目の前で言い争いを始めた二人を見てため息をついた。
その後もしばらく言い争いは続き、結局
「じゃあ分かった!俺がギルドに誘われるまで佳奈達と一緒にいる!これでどうだ!」
「うぅー...それなら...」
どうやらお互いに納得出来る結果に落ち着いたようだ。
「終わりました?ていうかそれ、もしそういう状態になったら君、素直に行くんですか?」
「あぁ、その辺は大丈夫。
佳奈が女の子として俺と会えばOKだろ?」
「ちょっとまて!なんだそれ聞いてないぞ!?」
どうやら今のは明日香が独断で決めたらしい。
「だってさ、毎日とはいかなくても一週間に数回は佳奈と恋人として会わないと俺死んじゃうしさ」
佳奈はうめき声を出し、考えた。
自分の本当の性別がばれる危険をおかすか、明日香と一週間に数回恋人として会うか、この二つを天平にかけたが
「分かった」
天平にかけるまでもなくほぼ即決した。
結局は明日香が佳奈に依存してるように佳奈も明日香に依存しているのだ。
ちなみに余談だがこの後、甘い空気を出し始めた二人を見て和葉は心の底からブラックコーヒーか抹茶が飲みたいなと思ったとか。
はい、如何でしたでしょうか
これにてストックは終わりです
次の投稿はいつになるのやら...
それではまた次回