転生して主人公の姉になりました。SAO編   作:フリーメア

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今回は月の始めに投稿出来たぜー
和葉「相変わらずの駄文ですけどね」
まぁね...


捜査 祖の参

 とりあえず、もう時間も遅いので明日他の人(ヨルコのことだ)に話を聞いてからシュミットに話を聞く、ということになった。

 と突然アスカが口を開いた。

 

「なぁ佳奈、和葉、一応確認するがシュミットさんは犯人だと思うか?」

 

「「(ないな/ないですね)」」

 

 キリトとキリハは間髪入れず答えた。

 

「そう言うと思った、根拠は?」

 

「まず一つ目に犯人なら足をつくことを恐れて武器を回収にくることはない。回収するぐらいなら最初から残さないからな」

 

「次に二つ目、この世界の感情表現はかなりオーバーに設定してあります。シュミット氏のあの怯えた表情は僕が見た限りでは演技ではないですね」

 

「まぁそれもそうか」

 

 今度は誰にも絡まれずキリトとキリハのホームに着いた。

 

 

 

 翌日、時間通り十時ぴったりに宿屋から出て来たヨルコだがあまり眠れなかったのか瞬きを何度も繰り返しながら三人に一礼した、三人も同じく頭を下げた。(ちなみにキリトとキリハの二人は昨日と同じ服装だ。)

 

「悪いな、友達が亡くなったばかりなのに...」

 

「いえ、良いんです。私も早く犯人を見つけて欲しいですから...」

 

 四人は昨夜、キリト達が夕飯を食べ損ねたレストランに入った。盗み聞きを警戒するなら宿屋の方がいいのだが、それだと聞き耳スキルが高いプレイヤーに盗み聞きされてしまう。

 全員が朝食を済ませているようなのでお茶をオーダーし、本題に入る。

 

「まずは報告ですが、昨夜《生命の碑》に確認に行ったところ、カインズさんはあの時刻に亡くなっていました」

 

 アスカの言葉にヨルコは短く息を吸い込み、頷いた。

 

「そうですか...ありがとうごさいます。わざわざ確認しに行っていただいて...」

 

「いや、いいんだ。こっちでも確認したい名前があったからな」

 

 そしてキリハが質問を放った。

 

「ヨルコさん、この名前に聞き覚えがありますか?一人は《グリムロック》、もう一人は《シュミット》」

 

 俯いていたヨルコが一瞬震えた。そしてゆっくりと、縦に頷いた。

 

「はい、知っています。二人とも、昔、私とカインズが所属していたギルドのメンバーです」

 

(やはりそうですか)

 

 三人は視線を合わせ頷いた。となればもう一つの推測、昔そのギルドで今回の事件の原因となった《何か》があったのかも確認しなければならない。

 そしてキリハはさらに質問を重ねた。

 

「もう一つ質問があります。答えにくいことだと思いますが、事件解決のために本当のことを教えて下さい。

何か心当たりか何かはありますか?」

 

 今度はすぐに反応が返ってこなかった。ヨルコは顔をあげ、頷いた。

 

「はい、お話しします。あの事件のせいで私達のギルドはなくなりました」

 

 ヨルコ達が所属していたギルドの名前は黄金林檎、攻略が目的ではない八人の少数メンバーであり宿屋代と食事代のためだけに安全な狩りを行っていた。だが半年前、中層のダンジョンに潜っていたヨルコ達は今まで見たことないモンスターとエンカウントした。そのモンスターがレアモンスターだと一目で分かり大騒ぎになった。追いかけまわし誰かの投げたダガーが命中し、倒せた。ドロップしたアイテムは鑑定した結果、敏捷が二十も上がる指輪だった。

 その後はギルドで使おうという意見と売却しようと二つの意見に別れた。かなりケンカに近い言い合いのあと多数決で決めることになった、結果は五対三で売却。黄金林檎のリーダーが前線まで持っていって売りに行った。

 他のメンバーはカタログを見ながら、武器を買おう、服を買おうと言いあっていた。だが次の日になってもリーダーは帰ってこなかった。嫌な予感がしたメンバーは《生命の碑》を見に行き確認しに行った所、リーダーは死んでいた。

 

「死亡時刻はリーダーが指輪を売却しにいった日の夜、深夜一時でした。死亡理由は、貫通属性ダメージでした...」

 

「レアアイテムを持って圏外に出る筈はないよな...。

てことは《睡眠PK》か」

 

 キリトが呟くとアスカも頷いた。

 

「半年前なら手口が広がる直前だ。宿代を節約するために公共(パブリック)スペースを利用するプレイヤーも少なくなかった頃だ」

 

「前線近くは宿代も高いですしね。ただ偶然とは考えにくいですね。リーダーさんを狙ったのは指輪のことを知っていたプレイヤー、つまり...」

 

 瞑目したヨルコがこくりと頭を動かした。

 

「黄金林檎の残り七人の誰か...私達もそう考えました。

でもそのせいで皆が皆を疑う状況になってしまい、そこからギルドが崩壊するまで長い時間はかかりませんでした」

 

 再び重苦しい沈黙が場を這った。

 ヨルコの話してくれたことは、とても嫌な話とともに充分にあり得ることだ。

 キリハが質問をした。

 

「売却に反対した三人は誰ですか?」

 

「カインズ、シュミット...そして私です。

でも彼らと私とでは理由が違いました。カインズとシュミットは前衛戦士(フォワード)として使いたいから、私は当時カインズと付き合い始めたからです。バカですよね...ギルドの利益よりも彼氏への気兼ねを優先しちゃうなんて...」

 

「君はギルド解散後もカインズさんとつきあっていたのか?」

 

 アスカの質問に首を横に振った。

 

「解散と同時に自然消滅しちゃいました。たまに会って近況報告するくらいで...長く一緒にいるとどうしても指輪事件を思い出しちゃいますから。だから昨日も夕食だけのつもりだったんですけど、まさか...あんなことに...」

 

「そうか、でもショックなのは変わらないよな。すまない、辛いことを色々と訊いてしまって」

 

 ヨルコは再びかぶりを振った。

 

「いえ、いいんです。それでグリムロックさんなんですけど...彼は《黄金林檎》のサブリーダーと同時にリーダーの《旦那さん》でもありました。もちろんSAOでの、でしたけど...」

 

「リーダーさんは女の人だったのか...」

 

「ええ、とっても強い─と言っても中層レベルの話ですけど─片手剣士で、美人で、頭もよくて...私はすごく憧れていました。だから今でも信じられないんです。あのリーダーが《睡眠PK》なんて粗雑な手段で殺されるなんて...」

 

「それじゃあグリムロック氏もショックだったでしょうね。結婚するまで愛していた人が死んでしまうなんて...」

 

 キリハの言葉にヨルコは頷いた。

 

「はい、それまではいつもニコニコしている優しい鍛冶屋だったんですけど...事件後からはとても荒んだ感じになっちゃって...ギルドが解散してからは誰も連絡を取らなくなったので今はどこにいるかも判らないです」

 

「そうですか。色々辛いことを聞いてしまって申し訳ないのですが最後にもう一つだけ質問をさせてください。カインズ氏を貫いていた武器を作ったのを鑑定した結果、グリムロック氏でした。

カインズ氏を刺したのはグリムロック氏だと思いますか?」

 

 この問いは半年前の指輪事件の真犯人がカインズか、と訊ねているのと等しい。

 ヨルコは極小さな動きで首を縦に振った。

 

「...はい...その可能性はあると思います。でもカインズも私も、リーダーをPKして指輪を奪ったりなんかしてません。

もし昨日の事件の犯人がグリムロックさんなら...あの人は指輪売却に反対した三人、カインズ、シュミット、そして私を

 

 

 

全員殺すつもりなのかもしれません」




本当なら最初からシュミットとヨルコを話させようとしたんですけど
和葉「ちょっと作者的に無理があるということで結局、原作と同じ方向にもっていきました」
おかしい所がありましたら報告よろしくお願いします<m(__)m>
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