それを踏まえて今回も宜しくです!
この資料はあの[大災害]後に今回の災害の中心点の一つの巡ヶ丘学院を搜索している時に見つけた資料である。資料は全部で冊子にして六冊(他の箇所にもあったようだがヘリの墜落事故による火災で消失したようだ。無事な物も殆どが黒ずんでたり、文字が消えたりしていて読めなかった。この資料は学院の保健室の金庫の中にあり無事だった。)その内の二冊を我々はあなた達に公開しようと思う。残り四冊は公開した事がバレると見た者すらも考える余地なしに処分される可能性がある為、今回は、少なくともこの場では公開しない事にする。この事は我々の独断での行動であり、極秘である。どうか他者に拡げる事だけは止めてほしい。
以下資料である。
[部所別責任者用緊急事対策マニュアル]
1P
警告
このマニュアルはその部所の責任者及びランダルコーポレーションの中位ID以上の権限を持っている者のみの閲覧とする。条件を満たしていない者が見た場合には、当局にて処罰を受ける事とする。
※本マニュアルは絶対である。
このマニュアルを見た者には必ず守秘義務及び情報規制の義務を課する。違反した場合は同上の処罰を受けたうえでのID剥奪の処分とする。貴殿の忠誠に我々は期待している。
このマニュアルは赴任最初に必ず一度はしっかりと目を通し、内容を把握しておく事。これはその部所の責任者としての義務である。
その部所の職員全員に必ず本社が送付したマニュアルを配布する事を義務づける。なお、マニュアルは災害が起こり十日が経過するまでは開封する事を禁じさせる事。もし、それ以前に開いた者がいた場合は守秘義務及び隠蔽義務を取り付け、これに違反した場合は責任者が当局にて厳罰を負う事とする。
2P
事態への対応
このマニュアルが活用される事態はいわゆる生物災害が中心として予想される。そのため、道徳心よりもまずは生命を優先する事。これはわかりやすく説明するなら、[小を殺して大を生かす]これを指針として行動する事。一つの行動に数万の命が掛かっていると思って欲しい。貴方の賢明な判断を期待する。
一
その事態が起こった場合最初にする事は監査部への連絡である。なお、被害状況がレベル3を超えていたた場合には責任者本人が本社、もしくは支社に直接連絡しに来る。これは責任者の安全を考慮してだ。なお、その際には、代理の人材を確保しておく事。責任者の代わりにその場を指揮する人間が居なければならないため。そして、次にその他の人間の隔離だ。確保できる人材の数は最低一ヶ月の避難場所での生活を想定して十五人迄としてほしい。これは最低の基準だ。隔離は説得でのモノが望ましい。しかし、納得出来ないものや、何かしらの抵抗をしてきた場合は、武力行使も許可する。決して戸惑わない事。命取りになる。人材は優秀な人間から選んでいく事。
二
責任者は、まず発生源の特定を目的として行動する事が望ましい。もし発生源が特定出来たのなら、至急当局に連絡をする事。その際には処理班をそちらに優先的に派遣する。感染源の根絶が感染を止める第一歩に繋がる。
三
もし、万が一にでも[名前付き]がいた場合には自分自身の命を優先し避難する事。ただし避難する前の状況報告は怠らないように。
3P
感染症の種類及び効果
生物兵器は兵器としては大変効果的なモノの一つである。広範囲ならば、発症による人的資源の束縛を相手側に課せれる。この場合なら要看護者が増える事が望ましいだろう。逆に小範囲ならば致死率を高め、感染よりも殺害を目的にし、感染率を低く設定する。それだけの事でこれは核に次ぐ第二の抑止力になる事が予想されている。各部所にはワクチンを送ってはいるが、その中には幾つか実験薬も含まれている。以下の手順で試して欲しい。但し、これを治療薬がわりには使わない事。あくまでも実験薬である。もし、使用した場合は一週間程経過をみて、判断する事。
以下は最新の研究結果を記載している。
ここからページが切り取られている。
ここから四枚程は校内の見取図であるため省略する事にする。
8P
研究施設について
一
パンデミックが起こった場合には、絶対に研究施設には近づかない事。研究施設には[名前付き]が保管されている場合がある。
二
もし、その時に研究施設の内部にいた場合は中の実験動物を全て殺処分する。但し[名前付き]はその例ではなく、厳重に保管しておく事。
三
研究施設の資料などは何時でも処分出来るように準備しておく事。パンデミック時には全て処分する。
以下は施設の説明である。
ここも切り取られている。
9P
ランダルコーポレーション災害レベル基準
このレベル基準はあくまでもランダルコーポレーションが制定した基準であり、一般基準、世界基準とは違う事を明記しておく。
レベル1
小規模火災や地震、津波など。
レベル2
実験中の事件、事故によりウィルスが区画内のみで蔓延した場合。この場合はその区画内を特殊ガスで満たし、放棄する事。
レベル3
ウィルスが研究施設内から、漏れ出してしまった場合。その時点で責任者は本部に出向する事。
レベル4
施設内にて、バイオハザードが発生している、もしくは[名前付き]が研究施設外にいた場合。
レベル5
施設内、もしくは市内の過半数が感染していると確認できた場合。その場合には、当局は処理班の活動を本社近くに限定し、各施設に向かわす事はしない。
レベル6
市内ほぼ全ての住民が感染していると確認できた場合。当局は確認より、七日後にウィルス除去の為市内の爆破を行う。当局の上位ID保持者は連絡がきたら、直ぐに市外のランダルコーポレーション支社へと避難する事。一応最後通告もラジオにて発令する。
[実験動物成功例一覧]
1P
[ケルベロス]
これは私達が初めて成功させた[名前付き]である。ケルベロスとは言ってもこれは三匹の犬の事を指す名前であり、一匹の名前ではない。通常の犬よりも動きは俊敏であり、ウィルスにより本能的な行動が強い。
えっ!?あれで他の犬より速かったの?いやいや、さすがにそれはない。
2P
[スフィンクス]
聖イシドロス大学にて、成功したと言われている人とライオンを掛け合わせて出来た[名前付き]だ。非常に獰猛な性格をしており、他の[名前付き]より理性がある。しかし、本質的な部分は変わらないから兵器としてはかなり有用な存在である。現在は本施設内にて厳重に保管されている。
あれはやばい。いや、ホントにやばかったです。死ぬかと思ったわ。あと少しでもナイフを振るのが遅かったら絶対死んでたわ。
3P
[マリア]
聖母マリアをモチーフにして造られた[名前付き]。特徴的にはクリオネに近い生態をしていると言った方が良いだろう。基本的にはマリア像のようなもので擬態しており、獲物を見つけると背中が割れて触手が出てくる。現在は聖イシドロス大学の地下区画にて管理されている筈だ。
え、なにそれ怖い((((;゜Д゜)))
残りのページは全て切り取られている。
なお、全ページの下部にはそれぞれの写真がついており、改めてランダルコーポレーションの悪質さがよく分かる物だった。
最後に書かれている感想のようなものはこの資料の前の所有者が書いたものと思われる。まさか[名前付き]我々は[ネームホルダー]と呼んでいるが、あれらと対峙し生きれたと言うのか。もし、そうなら人材としては非常に素晴らしい。是非我々の所に来て欲しいものだ。
追記
[マリア]は聖イシドロス大学の地下区画を搜索したときに遭遇した事がある。あの戦闘では、部隊の隊員八名が犠牲になった。どうやら、[マリア]は量産はされていないらしく、もう出ることはないと思うが、万が一があるだろう。遭遇したら戦うなんて事はせずにすぐに自分の命を優先し逃げる事だ。
最後に
この資料をみた、あなた。
どうか、この災害の真実を暴いて欲しい。
それだけが私達の望みだ。
もし、叶うなら、
もう一度平和なこの街に帰って来れる事を
職員室が三階にある。なんてことは本作品ではありません。職員室は一階にあります。普通の学校は職員室とか校長室って一階にないですかね?由紀ちゃんが行ってた職員室はめぐねぇが臨時に使ってた部屋と考えて貰えると有難いです。
原作では地下三階なんてありません。
では、次回も宜しくです!