ガンダムビルドファイターズ ドライヴレッド   作:亀川ダイブ

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Gunpla.21 【クロスエイト・フルブレイズ】

 ガンプラ紹介第二十一弾は……お待たせしました!

 ガンダム作品に付き物の主人公機の最終決戦バージョン、【クロスエイト・フルブレイズ】です!

 この機体は、エイトが三日間でクロスエイトに改造を施して完成させたという設定通り、以前作成したクロスエイトにパーツ追加と交換をして完成させたものです。通常バージョンのクロスエイトに戻すことも可能なセルフコンパチキット(笑)となっております。

 参考までに、通常バージョンのクロスエイトはこちらです。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 実はこのクロスエイトも、ウィング部分などに若干の改造を施しているのですが……今気づいたのですが、クロスエイトがガンプラ紹介12番、フルブレイズが21番となっています。なんだか運命めいたものを感じる。(笑)

 兎も角。鬼畜黒幕・イブスキや引籠り魔王・トウカとの決戦に臨むエイトの最終ガンプラです。どうぞ、ご覧ください。

 

 

 

◆◆◆◇◆◆◆

 

 

 

【クロスエイト・フルブレイズ】

武装:粒子燃焼効果転用灼熱斬機剣〝モルゲンロート〟 ×1

   ヴェスザンバー ×2

   ブラスト・マーカー ×2

   ビームサーベル ×2

   脚部ヒートダガー ×2

   頭部60㎜バルカン砲 ×2 

   胸部メガ・マシンキャノン ×2

特殊:フルブレイズ・ユニット

   ブレイズアップ・システム

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①正面

 

【挿絵表示】

 

 F108の正当進化であるクロスエイトを、さらに発展するとしたらどうなるか。というよりも、クロスエイトを作った時点でさらなるパワーアップは計画していたので、ようやく完成形にたどり着いたような感覚です。

 各部装甲に金色パーツを追加、仮面ライダーの最終フォーム的なわかりやすくヒロイックな強化の方向性を目指しました。クロスエイトも騎士っぽい感じを狙っていたのですが、フルブレイズではさらにゴツい重装騎士といった感じですね。高機動なイメージを損なわないギリギリのラインまで重装化したつもりです。

 クロスエイトは主にV2ABとクロスボーンX1、クロスボーン魔王を使って制作した機体でした。その流れを汲んで、というよりクロスエイトではわざと使わなかったアサルトバスターのパーツを装着。両肩と両膝の追加パーツですね。

 これらはフルブレイズ・ユニットの中核である「熱量制御機構」という設定です。クロスエイトでは機体そのものに蓄積していたブレイズアップ用の熱量をこの機構に溜めることにより、より安定して、より長時間、より高熱量のブレイズアップが可能となっています。

 さらに胸部はまるごと交換。ウィングガンダムゼロ炎のものを使っています。キラリと光る胸のクリアパーツはヒーローの証です(笑)。胸部は交換してしまっているので、仮にフルブレイズ・ユニットをパージしても、胸部はこのままです。その状態は、いうなれば強化型クロスエイトということになりますね。

 胸部交換の理由付けとしては、熱量制御機構により効率的に熱を溜め、ブレイズアップ状態をより早く実現し、より長く継続するためにメインジェネレータを大幅に強化したため、としています。この改造により、クロスエイト・フルブレイズは小型MSの常識を外れた超高出力を発揮できます。その代償として今まで以上に機体に熱が溜まりやすくなっているのですが、それはむしろクロスエイトにとっては一石二鳥。なんという好都合、否、ご都合主義(笑)。

 さらに、見えにくいかもしれませんが、マニピュレータも交換しています。次元ビルドナックルズ(角)を使っています。後述する大型武器を使用するためのパワー強化のため、という設定です。

 

 

②背面

 

【挿絵表示】

 

 後ろ姿も、クロスエイトから大きく変わっています。作中で「もう一対の翼」というような表現をした、追加ウィングパーツが目を引きますね。実はこのウィング、最初は予定していなかったのですが……「HGBFガンダムシュバルツリッター」を買いまして、「このウィングが剣になるヤツ、俺の中の中二病がこれを使えと叫んでいる!!」となりまして。採用(笑)。

 このウィングは、熱量制御機構の追加により増大した重量をカバーするための大型バーニア兼AMBAC可動肢であると同時に、クロスエイト・フルブレイズ最大の攻撃力を発揮する大型剣〝モルゲンロート〟にもなります。

 

 

③飛行ポーズ

 

【挿絵表示】

 

 武器の説明に行く前に、ポーズをひとつ。

 正面からの写真では、胸部の金色のパーツと、肩口のマシンキャノンのカバーがよく見えなかったので。両肩口のシルバーの部分がマシンキャノンのカバーで、ウィングゼロのようにカバーが跳ね上がって砲身が覗く方式になっています。F108やクロスエイトのものよりやや大口径化しており、至近距離で撃ちまくればそれなりのダメージが期待できるものとなっています。

 正面写真のほうが見やすいですが、クロスエイトではスネ部の外側だけについていた補助バーニアユニットを内側にも装備。推進力を向上させています。

 

 

④ブレイズアップ&双剣・モルゲンロート

 

【挿絵表示】

 

 ブレイズ・アァァップ!!

 本来は全身が赤熱・白熱化している設定ですが、さすがにそこまで再現できないのでセカイ君のバーニングからとってきた炎エフェクトで勘弁してください(笑)。一応、エフェクトの配置などを少しいじってバーニングのままにはならないようにしているつもりです。

 フルブレイズ最大の攻撃力を誇る武器、モルゲンロートを手に持たせています。ウィングだったパーツを変形させて大型の双剣として装備。剣自体にスラスターが備わっているので、パワーに劣るクロスエイトの斬撃の威力を増大させたり、推進器として使用したりと使い勝手は抜群。双剣状態でのスラスターとしての使用は、高速飛行や直線加速には不向きですが、複雑な機動を描く高機動戦闘では非常に有用です。状況によって、先の飛行ポーズと双剣状態で使い分ける感じですね。

 なお、金色の刃部分はブレイズアップの熱量によって灼熱化しており、ビームザンバー以上の切断力を発揮します。

 

 

⑤大剣・モルゲンロート

 

【挿絵表示】

 

 双剣を合体させると、大剣・モルゲンロートとなります。両手持ち用の長い柄は、バックパック基部に収まっているという設定。この状態では取り回しがし辛い代わりに一撃の破壊力がとんでもないことになっており、さらにブレイズアップの熱量を最大限まで注ぎ込むことができる、という設定です。

今までのクロスエイトは、対G3ガンタンク戦でも対ユニコーン・ゼブラ戦でも、ブレイズアップの熱量は半ば暴走気味に放出されフィールドごと焼き尽くしていましたが、この武器を使うことで、最大出力でブレイズアップしつつ、狙った相手に攻撃力を集中させることができるようになります。つまりは、こいつを最大出力で灼熱化させつつの突撃が、クロスエイト・フルブレイズの必殺技ということになります。

 金属パーツをリアルに溶かし、月を(物理的に)三日月にするような熱量を、たった一機のガンプラを攻撃するためだけに集中したらどうなるのか。たぶん、消し炭すら残らないのではないでしょうか。ついにエイトが俺TUEEEEする時が来たのか……!?

 今後、作中での活躍にご期待ください。

 

 

◆◆◆◇◆◆◆

 

 

 

 以上、【クロスエイト・フルブレイズ】でした~。

 クロスエイトを作った時から計画していたパワーアップではありますが、新しいガンプラが発売され、手に入るたびに新たなアイデアが浮かんできて……結局、このような形に落ち着きました。主人公機ですので、とにかく正統派に、かっこよく、ヒロイックに強化したいと思った結果です。自分としては満足しています……自分の塗装技術を除いては。

 本当に、近くで見ると塗装に問題点が多すぎる……精進あるのみですね。

 小説本編も終わりが見えてきました。お待たせしてしまって申し訳ありませんが、現在49話を執筆中です。また読んでいただければ幸いです!

 ……ともかく。GBFドライヴレッドは、今後も「実際にオレ(作者)が作れるガンプラ」をテーマの一つにして書いていきます。感想・批評等いただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!

 

 

 


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