ある日の七浜。そこにある噴水広場で白いドレスに黒いシャツを着たチェイン(EDに出てくる服装)がある人物を待っていた。
「チェインさん。」
チェインは声を掛けられた方を向くとそこには大和の姿があった。
「お待たせしてしまい申し訳ございません。」
「ううん、そんなに待ってないから大丈夫だよ。じゃあ観光案内お願いね。」
チェインは大和に手を差し出すと大和はその手を握り「はい。」と答えた。
そんな様子を風間ファミリーが少し離れたところから見ていた。
「おいおい、あの人結構気合が入っているじゃないか。」
「ホントすっごい綺麗。」
百代の言葉にワン子が相槌を打つ。
「チクショー!何であいつばっかりあんなにいい思いしてんだ!」
「ガクトがむさ苦しいからじゃない?」
嫉妬するガクトにモロが意見する。
「それにしてもあの人、スタイルがいいな。」
「ええ。どうやったらあんなにスタイル維持ができるんでしょう?」
クリスの言葉にまゆっちも共感する。
「ぐぬぬ・・・・・大和とデートだなんて許せないんだ!」
「うおっ!京こえーな。」
京の嫉妬に押されるキャップ。
こんな感じで大和とチェインを尾行を始める。
チェインは少し考え事をしてた。
(逸れない様に手を繋いでくれるは・・・・・・・・・・嬉しい。でもそもそも何でこんなことになったんだっけ?)
チェインは自分の記憶を顧みる。
「チェイン、すまないがまた日本に行ってくれるかい?」
「はい。」
ライブラHL支部で書類仕事をしているスティーブンにチェインは指示された。
「ねえチェイン、大和っちに会いに行った後どうするの?」
「え?そのまま帰りますけど・・・・」
「ダメ―――!」
「っ!?」
K.Kの言葉にチェインは驚いてしまう。
「ダメよチェイン!貴女の大和っちへの思い皆が分かるほどなんだから!それに大和っ
ちは日本にいる間、貴女と会える機会は限られているんでしょ?それに前、携帯で撮った写真に大和の周りの幼馴染を見せてもらったけどアレはあれでレベル高いわよ!ただでさえ鈍感の大和っちに会える機会がないのに周りの女性で貴女の人狼の能力が更に加速してしまうわ!それに折角日本に行くのだから大和っちとデートでもしてきなさいよ!」
「え、え、あ・・・」
K.Kのマシンガントークにたじろうチェインだが、ザップですら同感してしまうものであった。
「あー、俺が言える立場じゃねえの分かってっけど姐さんの言ってること正しいぞ、雌犬。」
「確かに私も大和に恋愛をして欲しいと思うぞ。」
クラウスですら言うほどであった。
「やっぱクラっちも分かってるわねー。そういうわけだからちょっと観光案内と言う名のデートをしてきなさい。」
「え、あ、はい。」
チェインは勢いに押され返事をしてしまう。
「それとチェイン、デートのときの服装は?」
「え・・・・・・・この服でも・・・・・」
「ダメ―――――――――!絶対ダメ―――――――――――!」
「っ!」
「ダメよチェイン!そんなんじゃ男のハートを掴めないわ!いつもと違う服を着てギャップを大和っちに抱かせ心を鷲掴みにする!それが恋に於ける戦術の一つ!」
チェインはK.Kの言葉に呑まれていく。
「いい?私がコディネートするからそれを着なさい!」
「は、はい・・・」
(よくよく考えたらK.Kさんに流されてたな、私・・・)
そんなことを考えていると大和が話し掛けてきた。
「そういえばチェインさん。」
「な、何かな?」
「その服、似合ってますよ。」
「っ!あ、ありがと/////////」
チェインは顔を赤くしてしまう。
「そろそろお昼にしませんか?」
「え、ええ。そうね。何処にする?」
「実は前もって近くの中華料理屋を教えてもらったんです。そこにしませんか?」
「ええ、そうしましょう。」
チェインは大和の進める中華料理屋に入った。
「このエビチリ美味しいね。」
「ええ。このレバニラもいいですよ。」
「ほんとね。この水餃子も美味しいわよ。」
「確かに。」
二人はその店の中華料理を美味しく食べる。大和が会計を済ませ一緒に店を出ようとすると外は雨が降っていた。
「困ったわね。どうする?」
「さっき店の人から傘を一本貰ったんです。」
「そう・・・・(雨が降ったらこうするべきってK.Kさんに言われたっけ)あのさ。」
「はい?」
「あ、相合傘・・・・・・・・しない?」
チェインは恥ずかしいながらも勇気を振り絞った。
「ええ、構いませんよ。」
大和はそう言うと傘を広げ、チェインと相合傘をする。
二人は相合傘をしながら歩く。ふとチェインは大和の方を見ると大和の肩が濡れていた。
「・・・・・・」
チェインは大和の方に身体を引っ付ける。
「ぐぬぬ・・・・・・・・あんなに大和に密着して羨ましいんだ!」
京はチェインの行動を羨ましがる。
「おー、積極的だなー。」
「そーだねー。」
百代の言葉にワン子が相槌を打つ。
「でも大和のヤロー結構紳士じゃね?」
「そうですね、松風。」
松風の言葉にまゆっちは共感する。
「しかし大和は誰にでも優しいからアレがたまに女性を傷付けるのじゃないかと思うな。」
「あはは、それはあるかも・・・・」
クリスの言葉にモロですら共感する。
「チクショー!何でアイツばっかりモテるんだー!」
「おいガクト、うっせーぞ。コレじゃあ尾行になんねえじゃねぇか。」
嫉妬の言葉を投げかけるガクトをキャップは文句言う。
「ねえ、ライトニングは今日一緒じゃないの?」
「ライトニングはたまに町を散策するんです。音速猿ですしそれにあいつはアレを身に付けてますから大丈夫です。」
「そういえばそうだったわね。ソニックとは違って戦えるってのがすごいよね。」
「でもバナナをその時ばかりいつもより要求しますけど。」
「それだたらソニックだって同じことしたじゃない」
「そうでしたね。」
二人はそんなたわいも無い話をしながら歩く。
とあるショッピングセンターにある服屋に立ち寄って見ると黒いドレスが展示されていた。チェインはそれを見て立ち止まる。
「どうしましたか?・・・・・・・・ん、これって・・・・」
「いや、気にしな―――」
「試着してみませんか?」
「え?」
「試着するだけならいいはずですよ。どうですか?」
「・・・・・・・・・・うん。」
チェインは服屋でドレスを試着する。普段着ているスーツとは違い身体のプロポーションが引き出されるため店員すらも魅了する。」
「どう・・・・・・・・・かな///////////」
「似合ってますよ、チェインさん。」
「あ、ありがと/////////」
チェインは大和に褒められ顔を赤くする。
夜になると今日は縁日であるため二人は祭りに来ていた。
「HLほどじゃないけどお祭り騒ぎね。」
「ええ。向こうでの祭り騒ぎといったらハロウィンか日常的出来事ですけどね。」
「確かにそうね。」
二人は祭りの屋台を見回る。途中で焼きそばや焼き鳥、クレープにリンゴ飴と買い食いをする。
「不思議ね。いつもだったらこんなに食べれないのに、祭りの時になるとたくさん食べられるわ。」
「よくありますよね。」
二人がそうしていると遠くから「ドロボー!」と声が聞こえた。二人が声をした方を振り向いた瞬間、二人は泥棒とすれ違った。
「チェインさん!」
「分かってるわ!」
チェインは不可視の力を使い泥棒を追う。ぶつかりそうになったとしても不可視の力によってまるで幽霊の様に人をすり抜ける。大和は人を上手く避けチェインを追いかける。
「捕まえた、コソ泥!」
「っ!」
泥棒はチェインを殴ろうとするがチェインは不可視を使い攻撃を回避。その直後大和が泥棒の手を握ると籠手下ろしをし、泥棒を取り押さえた。
「お疲れ様です、チェインさん。」
「お疲れ、大和君。」
その後警察に任せた後、大和はチェインと酒屋に行き、ライブラへの土産の酒とチェインへの酒を買ってその日を終えた。