「何だ.........あのISは」
アリーナには先程まで人型だったISが狼の様なISに変形していた
「へぇ〜静雄のISはジンオウガか〜」
隣にいる佐紀があのISの名前を言った
「ジンオウガ?それが平和島のISの名前か?」
「そうよ、雷狼竜 ジンオウガ、MHっていうゲームに出てくるモンスターで身軽な動きや雷などを使った戦いが特徴的なモンスターよ」
「そんな物を造れるのは..................」
「確実に束だよね〜でも何時の間に会ったのかしらあの2人」
何なんですの.........あのISは、一次移行したと思ったら変形をするだなんて⁉︎それに先程よりも動きが速くなりましたわ!ビットが全部躱されていますわ⁉︎このままだと..................
「さて、そろそろ決着をつけようか、セシリア・オルコット」
こうなったら近づいてきた時にミサイルビットを当てるしかありませんわ!
「そういやお前、ビットを扱う時攻撃できないだろ?適正が有るのにこれじゃあ宝の持ち腐れだな」
「な、なんですって⁉︎扱えもしない貴方に何が分かるのですか⁉︎」
「だったら見せてやるよ、ビットの使い方ってやつを!」
そういってあの野蛮人は人型に戻り先程の刀を構えました
そして一気に周りに展開していたビットを斬りつけました、がビットには擦り傷程度しかなく破壊されなかった
「何をするかわ知りませんが、お行きなさいティアーズ!」
しかしビットは指示を出したのに動きません
「如何したのですかティアーズ⁉︎わたくしの指示が分からないのですか⁉︎」
その時、信じられない事が起きましたわ
「行け、ティアーズ」
あの野蛮人がティアーズに指示をするとわたくしに向かってティアーズが攻撃をしてきました⁉︎
「なぜ貴方がわたくしのティアーズを使えるのですか⁉︎」
「簡単な事だ、さっきこの刀で斬りつけた時ちょっとした細工をしたんだよ」
「そんな、あの時斬っただけでティアーズの支配権を奪ったのですか⁉︎」
「正確にはこの刀、『罪歌』は斬った対象を操る事ができる..................例えISだろうとな」
そ、そんな、それじゃあわたくしの勝利は..................
「そういう事だ、悪いなセシリア・オルコット」
あの人はティアーズと共にわたくしに攻撃してきました、まさかわたくしですらまだ同時行動できないのにあの人は一発でそれをやってのけた..................完敗ですわ
『セシリア・オルコット エネルギーエンプティー!勝者平和島静雄!』
次は織斑とオルコットか、彼奴相当落ち込んでいたな.........少しやり過ぎたか?
「お疲れ様静雄、流石ねまさかBT兵器を乗っ取るなんて。杏里ちゃんのお陰かしら?」
「博士に頼んでみたらまさか本当に罪歌を造るなんてあの人化け物だろ?」
「生身で千冬に勝てるあんたの方が化け物よ」
「そうですかっと、ありゃ絶対に勝てないな」
俺は横目で織斑の試合を見るがオルコットのティアーズに苦戦している
「彼奴本当に織斑先生の弟か?動きが全然なってねぇ、大きく回避し過ぎだあんなもん回避した先を狙われたら終わりだろ」
「アンタと一緒にしないの、それでもやっぱり無駄が多いわね」
「あ、織斑がミサイルに当たった。けど終わらないか」
「運が良いわね、丁度一次移行するなんて」
「十中八九、彼奴のISは『零落白夜』を使えるだろ」
「なんでそう言えるの?」
「どうせあのISのコアは『白騎士』の物だろ?じゃなきゃあの刀は使えない」
「熟貴方の観察力は怖いわね、確かにそうね織斑君の白式は『白騎士』のコアを使用しているわね」
「あ、早速『零落白夜』を使ったぞ.........自滅する気か?」
「本人は自滅する気なんてないでしょ、多分『零落白夜』の性質を知らないのよ」
『白式 エネルギーエンプティー!勝者セシリア・オルコット!』
....................................ドンマイ
ピットで待機していると織斑が帰って来た
「なんで俺負けたんだ?」
自分の敗因まで分かってないとは、此奴とは付き合いきれんな
「機体の特性を知らずに使うからだ馬鹿者」
「機体の特性?」
「そうだ、『零落白夜』は自分のSEを攻撃に転用する事で相手のバリアを無効化できるが外せば自分がダメージを受ける諸刃の剣だ」
「だからあの時俺のSEが無くなったのか」
「織斑、白式のエネルギーを回復させろ次は平和島との試合だ」
すると織斑はこちらを向いて..................
「静雄!男と男の真剣勝負だ小細工なしで行こうぜ!」
と口ではそう言っているが実際は自分には射撃兵装が無いから近接兵装だけで勝負しろと言っている様な物だ
「やりたいなら勝手にしろ、俺は俺なりに闘うだけだ」
と適当に言っておく、なんで俺が一々彼奴と同等の条件で試合をしなきゃいけないだ面倒くさい
『これより織斑一夏と平和島静雄の試合を開始します!』
「織斑君頑張って〜!」
「そんな奴倒しちゃえ!」
..................ウザイ、俺がいつお前らに何かやったか?俺だってIS学園《女尊男卑の屑共の巣窟》なんかに好きでいる訳じゃない、文句があるなら目の前でこちらを見つめているホモに言いやがれ
「静雄!手加減無しで行くからな!」
「....................................」
此奴を見ているとイライラする、お前さえISを動かさなければ俺は今頃家族と暮らせていたんだ‼︎それなのにお前はヘラヘラ笑いながら男同士だから仲良くしようなだと?
「巫山戯るのも大概にしろよ‼︎」
「⁉︎」
「何なんだよお前は⁉︎こっちはお前の所為でこんな場所に入学させられるわ!家族とは暮らせなくなるわ!周りからは軽蔑の目で見られるわ!俺が何かしたのかよ‼︎」
「.............俺の所為って言われても俺も好きでISを動かした訳じゃないし、第一静雄が家族と暮らせなくなったのは静雄もISを動かしたからだろ?何で全部俺が悪いみたいになるんだよ」
は?此奴今なんて言った?俺が悪い?俺もISを動かしたからいけないのか?あの時何が何でも検査を受けなければよかったのか?そもそも何故あの検査が始まった?目の前にいる彼奴《織斑》がさえいなければ。その時俺の中でドス黒い”ナニカ”が生まれた、これは..................殺意だ俺は今本気で織斑を殺したいと思っている。確かに織斑だって好きでこんな所にいる訳じゃないし織斑にあたるのは筋違いかもしれない。けれど『第一静雄が家族と暮らせなくなったのは静雄もISを動かしたからだろ?何で全部俺が悪いみたいになるんだよ』他人を巻き込んでおいていざ自分が責められるとそうしたお前が悪いだと?そうかよ、だったら俺にも考えがあるさ
「静雄?どうしたんだよ?」
「.........なあ織斑、竜には触れてはいけない部分が有るんだが知ってるか?」
「は?急に何言って「いいから答えろ」.........えっと確か逆鱗だっけか?」
「そうだ、そして織斑..................お前はその逆鱗に触れちまった、雷狼竜のな」
『単一仕様能力《ワンオフアビリティ》『月下雷鳴』を発動します』
まだ空が青いアリーナに雷鳴が轟いた