保健室
「ん.........知らない天井だ」
目が覚めるとベットで寝ていた、周りからは薬品などの匂いがしたので保健室と分かった
「何で俺保健室で寝てるんだ?確か俺は静雄と試合を始めようとしてそれから.........あれ?思い出せないどうなったんだっけ?何か雷の音が聞こえてそれから.........駄目だ全然思い出せない、てか体が痺れて思うように動かない」
ガチャ
「目が覚めたか織斑」
誰かが保健室に入ってきたと思ったら千冬姉だった
「千冬姉!試合はどうなったんだ⁉︎」
「焦るな馬鹿者、それと織斑先生だ」
バシン‼︎
「痛て⁉︎そういえば静雄は?彼奴はどうなったんだ?」
「その事も含めて順に説明していく、まず試合の方だが平和島の勝ちだ」
「ッ‼︎やっぱり静雄の勝ちか〜悔しいな、でも次は負けない!」
「確かに試合は平和島の勝ちだがこれを見てくれ」
そういって千冬姉はパソコンをこちらに向けた、画面には俺と静雄の試合の様子が映っていた
「ッ⁉︎なんだよ.........これ⁉︎」
そこには試合開始直後に雷を纏った静雄と青空なのに雷が落ちた光景が映っていた
「千冬姉.........これはどういう事だよ」
「平和島は試合開始直後に単一仕様能力を発動した」
「単一仕様能力⁉︎静雄のISも使えるのか⁉︎」
「そうだ、そして見ろこれが平和島のISの力だ」
再び画面を見ると俺は雷を回避するも次第に被弾していき最後は特大の雷が直撃し地面に落下した
「これで試合が終わったのか」
「いや、実はまだ続きがある」
すると映像は若干ノイズの様なもので見えにくくなったがそれでもハッキリ確認できる、アリーナに無数の雷が降り注ぎバリアやグラウンドに直撃した。生徒達は恐怖で怯えアリーナから逃げようにも扉が開かず混乱していた、再び映像はグラウンドに変わったがそこには辺り一面碧色の光が漂っていた俺はその時には回収されていたが嫌な予感がした、瞬間静雄を中心にアリーナ一帯に碧色の雷が発生した映像はそこで途切れた
「アレを静雄が1人でやったのか⁉︎」
「そうだ、その後佐紀が出撃して静雄を止めて騒動は収まった」
「それじゃあ静雄は.........」
「平和島は今、佐紀が監視の下拘束されている」
「はぁ⁉︎何でだよ⁉︎何で静雄が拘束されなくちゃいけないんだよ⁉︎確かにあれだけの被害を出したのは事実だがそんな犯罪者みたいな扱いはないだろ⁉︎」
「それは平和島自身がそうしてくれと言ったんだ」
「静雄本人が⁉︎一体どうしてだよ⁉︎」
「平和島は昔とある事件の被害にあったがその時に体の全てのリミッターが外れ人間離れした力を手に入れた、しかし本人はその力を嫌った何故だと思う?」
「え?ん〜単に力が欲しくなかったから?」
「それもあるが実際はその力が怖いんだ」
「力が怖い?何でだ?」
「平和島は自分がこの力を使うと大切な物が傷つきそうで怖いと言っていた」
「それで自分を拘束する様に言ったのか」
「そうだ、それとこれは佐紀からの伝言だ」
「平和島先生からの?何で俺に?」
「『これからは静雄にあまり近づかないで』だそうだ」
「はあ⁉︎何でだよ⁉︎」
「織斑、お前は静雄に対して少し馴れ馴れしくないか?」
「俺が静雄に馴れ馴れしい?どこが?」
「ハァ〜、ならば聞くがお前は将来就職したら初対面の先輩にいきなりタメ口で話すのか?」
「そんな訳ないだろ、第一上司や先輩にタメ口とか失礼だろ?」
「ならば何故、平和島にはタメ口で話す?彼奴は一言でもタメ口で話していいと言ったか?」
「確かに静雄は言ってないけど折角2人だけの男なんだからそういう堅苦しいのは嫌だろ?」
「(まさか一夏が此処まで酷いとは、一度ちゃんと教育した方が良さそうだな)織斑、私はこれからは用事がある今日はこれで帰るぞ」
「ちょっと待てよ千冬姉!まだ話ーーー」
ガチャ バタン!
「一体どうしたんだよ千冬姉.........」
馬鹿此処に極まり
取調室
此処はIS学園にある取調室だよ!今此処には静君が拘束されてる筈!だよね、くーちゃん!
はい、その筈です。しかし取調室からは平和島静雄の反応がありません
え?嘘だよね?
しかしモニターで確認する限りでは確かに反応はありません
ん〜?おかしいな〜?よし!じゃあ実際に行って確認してみよう‼︎
ズドーン‼︎
「という訳でIS学園にとうちゃーく‼︎」
「こんなに大胆に侵入して大丈夫ですか?」
「大丈夫!事前にちーちゃんとさきちんに連絡しておいたから!」
「それって大丈夫ーーー『た〜ば〜ね〜‼︎』じゃなさそうですよ?」
「あっれ〜?おっかしいなぁ?何で2人共殺しに掛かる様な勢いで走ってきてるんだろ?」
「それは束様が平和島静雄のISを注文通りではなく全くの別物でアリーナを黒焦げにする程の物にしたからです」
「......................................................」
そして..................
ズドォォォォォォォォォン‼︎
『取り敢えず一回!殴らせろ(殺させろ)‼︎』
2人の死神が校舎から飛び降り束様に襲い掛かりました
「この度はご迷惑をお掛けしまして申し訳ございません」
只今束様が生まれたてのバンビよろしくの如くプルプル震えながら土下座をしています
「もしもまた同じ様な事をしたら..................」
「したら?」
「いくら束でも塵すら残さないから♪」
「ひっ⁉︎」
ISの生みの親が現日本代表に満面の笑みで脅されています
「てかくーちゃん!さっきから実況してないで助けてよ⁉︎」
「流石に私も此処で死にたくはありません」
「酷い⁉︎」
「そっちの子は懸命ね♪」
「それより束、何をしに此処へ来た?」
「あ、そうだ静君のISを一旦回収したいから取調室を調べたんだけど居ないから直接取りに来たの!」
「あ〜その事なんだけど..................」
「ん?どうしたのさきちん?」
「実は束がロケットを突っ込んだ場所なんだけど...............」
「え?彼処はベンチぐらいしかなかったよ?」
「実はそのベンチに静雄が座ってた筈なの」
チーン
「.............嘘だよね?」
「嘘じゃないわよ、一旦外の空気を吸いたいって言うから近くのベンチぐらいなら行ってもいいよ言ったから多分」
「(ヤバイよ⁉︎どうしよう!どうしたらいいくーちゃん⁉︎)」
「....................................」
「くーちゃん?どうしたの?」
「いえ、何故かロケットが動いている様に見えるんですが」
「ほえ?」
外を見ると刺さっているロケットが徐々に持ち上がっている光景が見えた
「あ〜あ、やっちゃった〜私し〜らない」
「束、墓は夕陽が綺麗な所に建ててやるからな」
「ちょっ⁉︎何その死亡フラグ⁉︎一体なんなのさ⁉︎」
ズガァァァァァァァァァァン‼︎
「..................え?」
そこには先程までロケットが刺さっていたのに今はそのロケットが”片手”で持ち上がっていた、それは私が探していた人の姿をした.............................................魔王だった
「ハハ、ハハハ、ハァーハッハッハッハッハッハッハッハッハァ‼︎」
「さ、さきちんたすけーーーー」
「「「この人がロケットを落としました‼︎」」」
「ちょっ⁉︎皆して酷くない⁉︎てか何でくーちゃんまで私を売ってるの⁉︎」
「私は死にたくはありません、ですので束様が犠牲になってください」
「くーちゃんだってあのロケットに乗ってたんだよ⁉︎くーちゃんも同罪だよね⁉︎」
「それよりも束様、前を見た方がいいですよ?」
言われるがまま前を見ると、ロケットが私を目掛けて飛んできていた
ズドォォォォォォォォォン‼︎
ロケットはギリギリ逸れて私の真横に突き刺さった
「....................................」
私は言葉が出なかった、いくら私やちーちゃんがオーバースペックでも流石に生身でロケットを投げ飛ばす事はできない
「コォ〜」
静君を見るとよくアニメである目が真っ赤に光っており口からは某宇宙海賊のMSの如く煙を出している..................あれはヤバイ、私の中の危険信号がビービー鳴っている
『オマエガ、オレノスイミンヲジャマシタノカ?』
「わ、わざとじゃ無いんだ‼︎偶々ロケットが刺さった場所に静君が居たんだ本当だよ⁉︎(此処は何としても誤魔化さないと殺される⁉︎)」
『ホントウニカ?ウソハイッテナイナ?』
「ほ、本当だよ‼︎束さんは嘘はつかないよ‼︎(この調子なら乗り切れそう‼︎)」
『ソウカ、コンドカラハキヲツケロヨ』
「う、うん気をつけるよ!(た、助かった〜これで元の静君に戻ってくれる!)」
この時私は安堵した.........しかし、つかの間
ガシッ‼︎
「え?」
『タスカッタトオモッタカ?オレハソコマデオヒトヨシデハナイゾ』
今私の頭には静君の手が置かれていた、ここから先の事はあまり覚えていない
「し、静君?一体何をーーーー」
『ツブレロ』
瞬間、頭に尋常じゃない痛みが走った、私の意識は闇に落ちた
『ネムイナ、ヘヤデネルカ』
魔王は天災の頭を鷲掴みにしながらその場を去った
魔王と天災が去った後の取調室
「静雄は行った?」
「ああ、その様だ」
「束様は大丈夫なのでしょうか?」
「静雄が殺さなければ大丈夫よ、それよりも貴女はどうするの?」
「取り敢えずこの突き刺さったロケットを回収して何時でも束様を迎えれる様にしておきます」
「そ、頑張ってね♪行きましょ千冬」
「そうだな、それよりも貴様」
「クロエです」
「ならばクロエ................いや、何でもない」
「?そうですか、それでは」
「それではな」
学生寮 静雄の部屋
「ん................あれ?此処はどこだろう?」
えーと、確か静君に殺されない様に必死に誤魔化そうとして上手くいったと思ったら頭を掴まれてそれから..................
「というよりも何だか体がスゥースゥーする様な.............................................」
私は自分の今の状態を見て固まった、それはそうだ何故なら今私は...........................”何も着ていないのだ”直ぐ様シーツを剥がし隣で”同じく”何も着ていない静君を無視して赤い汚れが無いか確認をした。取り敢えず赤い汚れは無かったものの状況を整理しよう
「ロケットで学園に侵入する→ちーちゃんとさきちんにボコボコにされる→ロケットに潰された静君がロケットを私に投げつける→私が静君に殺されまいと必死に誤魔化かす→失敗して頭を掴まれて意識を失う→気がついたら静君の部屋で何も着ずに寝ていて静君も何も着ないで寝ている...........................よし!これは夢だ!」
私はふと、隣で寝ている静君を見ると体に”ナニカ”で斬られた様な大きな傷跡があった、私はその傷跡触れようとしたら...........................
ガシッ‼︎
腕を掴まれてマウントポジションを取られた
「あれ?何で博士が俺の部屋に?」
「.............................................え?」