King's Souls ~二人の王子の物語~   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 この話は「キングスフィールド3ストラテジービジュアルブック」にあった本編ストーリーの概要を短くまとめたものです。

 キングスは古いゲームですし忘れている人も多いでしょうから自分なりに要点をまとめて書いてみましたので、そんなに大したことは書いていませんがストーリーを思い出すのにでも使ってみてください。

 キングス2のあと、どういう経緯で3につながったのか、という内容です。

 一応、自分の文章で書いているので大丈夫だとは思いますが、原作の文章を引っ張り過ぎとかで問題になると思った方がいれば、教えていただけるとありがたいです。



邪眼の聖王

~キングスフィールド3~

 

 

 いとも簡単に滅びてもおかしくないこの国を包む森には常に霧が立ちこめ、この地に築かれたフォレスター一家に起こった出来事が『キングスフィールド』――“王の領域”としてつづられている。

 

 

 エレギリア大陸の北方の深い森の奥に永らく続いている小国ヴァーダイトはあった。

 

 その隣国のグラナティキの第二皇子であるアレフ・ガルーシャ・レグナスの活躍により、聖剣ムーンライトソードは無事に取り戻され、加えて新たな聖剣ダークスレイヤーもこの国にもたらされたがあまりにも強力なこの二振りの剣は古の塔に封印された。

 

 

 それからしばらくは平和だったが、ヴァーダイト国王のジャン・アルフレッド・フォレスターと、アレフは二匹の竜がいまだにこの世界にあるような気がしてならなかった。

 

 

 アレフがメラナット島から期間して五年目のある日、“感謝祭”が行われていた。

 

 人々はようやく訪れた平和な時代と神々や自然のもたらした恵みがいつまでも続くように祈りを捧げていた。

 

 

 ジャンとアレフも同じく祈っていたが混乱の元凶たる竜に直に接していたぶん、民衆よりもずっと熱心に祈ったそうな。

 

 

 だがしかし、民の祈りは虚しい結果となった。

 

 感謝祭の数日後の、ある雨の夜。

 

 古の塔に雷が落ち、時を同じくしてジャンは病に伏せる。

 

 その状態がひと月続き、ジャンはすっかりやせ衰えてしまい、その命ももう長くないと周囲から思われはじめたところでジャンは一夜にして回復した。

 

 しかし起き上がったのはジャンの姿をしただけの“何か”だった。

 

 

 病から回復したジャンは圧政を敷き、三度目の魔物による国の襲撃にも討伐しようとせず、その邪気が「王の領域」を蝕み始めた。

 

 

 ふたたびヴァーダイトを訪れたアレフはすぐさま友が何かに取りつかれていることを見抜いた。

 

 そしてその何かを祓い去るために幾たびとなく儀式を重ねてみてもジャンにとりついた何かの力は日増しに大きくなっていく。

 

 

 迫害されるヴァーダイトの民を救うためにはもはやジャンを殺すしかない。

 

 アレフは自らの命をかけてジャンと闘うことを決意した。

 

 古の塔に向かい、二本の聖剣を取りに行くが、そこにあったのは輝きをなくして二つに折れたムーンライトソードだけだった。

 

 聖剣を欠いて城に戻ったアレフは狂ってしまったジャンを殺すことを諦め、城ごと封印するしか手段はなかった。

 

 

 ジャンの側近であった4人とも話し合い、封印に使う光属性以外の四属性の魔法を託した。

 

 

そして体内に潜む力を純粋な魔力に変換し、光の化身となり、その全てを聖剣に注ぎ込んだ。

 

 わずかに輝きを取り戻したムーンライトソードから放たれた光は城壁を包み込み、城とその周囲を封印した。

 

 しばらくの間、封印から逃げ遅れた人々の悲痛な叫びが辺りの空気を重く凍り付かせるように響き渡ったが。

 

 

 ジャンを封印するのに力を使い果たしたアレフは、もはや立ち上がることすら出来ないというのにジャンの息子、ライルを呼び、こう告げた。

 

 

「私が封印したのはお前の父ではない……

 やがて封印が破れるまでに、この4人から魔力を受け継いで国を救わなければならない……」

 

 

 そう言い終わるとアレフは天に召された。

 

 

 ジャンの妻、王妃ノエルとその息子たちはアレフの友人であるハイエルフと人間の混血の水晶細工師、レオン・ショアに預けられたが、慣れぬ環境のためか王妃とライルの兄弟は病で死んでしまう。

 

 主を失った民は祖国を捨てて隣国のグラナティキやイグレックへと逃げ、ヴァーダイトは魔物で溢れた。

 

 

 

 しかしアレフのいないグラナティキはおろか、イグレックも含めた他の隣国はヴァーダイトを完全なる孤立の地として通じる道をすべて閉ざし、その存在さえも抹消した。

 

 ヴァーダイトはエレギリア大陸の闇となり、終末のときを待つだけの荒野となる。

 

 

 それから10年。

 

 ライルが17歳の若者になったある日、レオンは小振りな剣、エクセレクターを渡してこう言った。

 

 

 

「この辺境にも多くの魔物が住み着き始めました。

 城の封印が解け、世界が滅ぶ前に破滅の根源を叩くのです。

 たとえそれがあなたの父君であっても。

 私のわずかな力をこの剣に託しましたので、この剣があなたの宿命に少しでも力になるよう祈っています」

 

 

 ライル・ウォリシス・フォレスターはこのときより、孤独な冒険の旅路を歩むことになる。

 

 けものの園に向かって……




 おまけにしては長くなったし、もう少し縮めることができれば良かったのになぁ~。

 なぜ、剣が折れてるとジャンを殺せないのかの説明が欲しかったのですが、その記述は見つかりませんでした。

 古の塔ってのも何のことなのか分かりませんし、剣でも魔法でもアレフの方が上みたいなんですけどね。

 そもそも全属性魔法を使えるうえに剣までも達人で一国の皇子だなんて、アレフの設定ってチート主人公みたいですねw

 まぁ、この話でキングスの設定を振り返って未プレイの人もプレイ済みの人も遊んでもらえれば一人のフロム信者として嬉しい限りです♪


 この次はデモンズ編に入りますが、ギャグ要素が混じってしまうんですよねぇ~。
 一応、まじめさはありますが、私はあらためて真面目でシリアスのみの話は無理だと思いました。
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