私と一緒に夜空を眺めて?   作:萌ぱな

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君と星を眺めて、星を数えて、いつでも、隣にいたくなったの。また、あの美しい空を私と・・・眺めてください


最悪な目覚めとあの記憶

ジリリリリリッジリリリリリッジリリリリリリリ・・・

「うるさい・・・」目覚まし時計を叩くと、ガチャンっという音がして、ちょうど時計のベルがついてあるあたりが折れた。当然私の手も痛い、現に赤くなっていた。

「全くもう!」イライラしながらベッドから起き上がる。昨日は全然眠れなくて寝不足な上に、今朝は手にケガを折ってしまった。「これは全部全て・・」あいつのせいだ‼︎

 

昨日のことが鮮明に頭の中で再生される。

私は昨日の七夕の日、眺めの良い丘に登って天の川を見ていた・・・「綺麗・・・」と呟いた時、「・・・だね‼︎」と声が聞こえた。 「きゃーー‼︎」他に人がいたのにビックリして思わず悲鳴をあげてしまった。「あっ、ご、ごめん。僕はただ、・・・綺麗だねって言おうとしただけで・・」声の主は高校生くらいの男子だった。暗くても分かる金髪っぽい髪とヨーロッパ人っぽい顔立ち、ハーフなのかな?ってそうじゃなくて‼︎「いきなり話しかけないでよね!びっくりするじゃない‼︎」するとその男の子はなんだかとても真っ赤になって、こう言った。「綺麗な声・・」その瞬間私も真っ赤になってしまった。初めて、声が綺麗だって言われたのもあるけれど、大半はトンチンカンな返答をする、その男子に対しての怒りだった。「あっごめんなさい!」私の表情を見たからか、急にその子は謝ってきた。「僕、思ったことをすぐ言っちゃうから、人を怒らせちゃったりすることも結構あって・・・母さんからも注意されてるのに・・ごめんね。」そ、そんな悲しそうな口調で言われるとこっちが調子狂っちゃうじゃない・・・「別に良いから・・・」天然だかバカだか知らないけど、こういう人と話をするのは面倒なので、もう帰ろうと身支度を始めると、「僕はハヤトって言うんだけど、君の名前は?」 どうして私がさっき会ったばかりの他人に名前を教えなきゃなんないんだ、という気持ちはあったけれど結局私は、そのハヤトっていう子に名前を教えた。「小雪だよ・・」向こうも名前を教えてくれたし、これ以上話をするのも面倒くさいし、などと考えながら。

「小雪、また明日ここで会わない?この時間に」とハヤト

「は・・・?」と私

「いや、君のこともっと知りたくて・・・明日、話せないかな?」

 

何にも分からない。この状況も、ハヤトさんのことも、なぜかその言葉に真っ赤になってる私のことも。なにも。だって!言い訳してみる。15年間の人生の中でこんなこと起こらなかったんだもの!

 

「小雪?大丈夫?顔赤いよ?」

私は決めた。「わかった・・明日も来る。」

「本当?嬉しいよ!」ハヤトさんの顔が輝く。(子供みたい・・)そう思った。「じゃあ、さよなら。」と私。そして、次にハヤトさんはこう言った。「また明日小雪。大好きだよ!」

 

色々と前置きが長かったけれど、私が怒っているのは彼が放った「大好きだよ」という最後の言葉だった。会ったばかりなのに、恋人どころか友達でもないのに。「本当に・・」なんなのよ・・・

 




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