艦これMAXスピンオフ? 「兼業提督の浮かない日誌」   作:かちゅーしゃ

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一人称の練習


4.兼業提督の仕事明けのわさび付きお茶漬け

「ヴぁっ・・・」

 

 艦隊業務も終わり、秘書艦も床に就いた後。

 他の司令部から「新品で返すから貸してくれ」と頼まれて渋々貸した私物の零式観測機が、見事に片翼がバッキリと折られた状態で帰ってきたため、修理費請求やその他なんやらの書類を片付けて、つい今しがた書類の処理が終わったところだ。

 座りながら伸びをすると、猫背で書類処理をしていたのと長時間体勢を変えなかった事で肩こりを訴えている肩が、緊張がほぐれるような痛みを発する。

 その痛気持ちいい感覚に仕事が終わったと少し実感しながら、時計を見ると、0時を越えている。

 

(明日というか、今日は艦隊はお休みかな?)

 

 そんな事を考えながら、仕事が終わった緊張から解き放たれたお腹が空腹を訴えてくる。

 

(飯を食ってからもう10時間近く経っているのか・・・ そりゃ、腹も減るわな)

 

 机の上に散らばっている書類をまとめ、この後に何を食うか考える。

 

(食堂は空いてる。が、広いところで食べる気分ではない)

 

 我が司令部の食堂は、緊急着陸した飛行機の搭乗員の空腹を満たしたり、あまりにも豊富にある食料を使って新しい料理をどうやって作るかと言う、食堂班の試行錯誤も兼ねて、ほぼ24時間開いている。

 今行けば、食堂班は試食と称したゲテモノを食わせに来るだろう。食堂班はそういった奴らだ。

 だが、それ以上に食堂と言う広い場所で食べる気がしない。

 

(たしか、自室で一合炊いた奴があったはず・・・ ならば、自室でご飯ものだ)

 

 そう思い至り、執務室の明かりを消し、扉に提督不在の札をかけ、自室へ向かう。

 冷蔵庫に食材はいっぱいある。数日前にスーパーで色々と買ったからな。

 冷蔵庫の食材からご飯とあわせるものを考える。

 

(パックハンバーグにおろしポン酢・・・ いや、今は肉系の気分ではないな。なら、野菜炒めでさっぱりか? だが、野菜を切る気力が湧かない。疲れてるからか)

 

 そんな、自分のお腹と相談しながら、自室の扉を開ける。

 食材はあれど、自身の料理のレパートリーが貧困すぎる事に若干嘆きが入るが、嘆いたところで腹は満たされないし、無駄に精神を疲れさせるだけだ。

 と、そこで、

 

(なら、お茶漬けがあるじゃないか。たしか、残り一袋だったし・・・)

 

 と、お茶漬けの選択肢が挙がる。

 いつもとは違う仕事疲れで食欲が湧かない。

 ならば、さらりといけるお茶漬けでいいじゃないか。

 お腹もお茶漬けに賛成し、脳内会議もお茶漬けで全会一致で決まった。

 

 制服を脱ぎ、ハンガーラックにかけ、部屋着に着替えたところでお茶漬けを作る。

 

・簡単! わさび付きお茶漬け

材料:

どんぶり一杯のご飯

永○園のお茶漬けの元

チューブわさび

お湯

 

 どんぶり一杯のご飯の上に、お茶漬けの元をふりかける。

 わさびは、どんぶりのふちに好きなだけ。

 ポットのお湯を注いだら、完成。

 

 

 わさび付きお茶漬け

 簡単あっさりささっとお茶漬け。ふちのわさびは利き手の反対横側に向けて。

 

 

「いただきます」

 

 スプーンを掴んで、軽く掬って一口。

 

(うん、うまい)

 

 お湯は朝沸かしたものだからすっかり温くなっているが、それがまたいつもと違う疲れの時にスッと入る温度だ。

 一口、二口、半分近く食べ進め、若干あっさりした味に飽きはじめた頃、

 

(こいつを混ぜる・・・)

 

 どんぶりのふちについているわさびを半分スプーンで取り、お茶漬けに混ぜる。

 混ぜたところをスプーンで掬って、一口。

 

(おお・・・ これまた、新たな刺激)

 

 わさびという、鼻に来る刺激が、お茶漬けに飽きはじめていた舌をシャキッとさせる。

 刺激的。だが、激しく主張はしないそのわさび味。いいじゃないの。

 

 大きく掬って一口、二口、わさびを混ぜて小さく一口。

 どんどん食べ進め、

 

「ふぅ・・・」

 

 完食。

 食った、食った。

 夜中に食う、ご飯もののなんともおいしい事か。

 

 飯は食った。

 シャワーは・・・ 起きた後でいいか。

 少し体操をして、おやすみなさい。




第4話投稿。


あとは書くだけの話を書くより、突如思い浮かんだ1人飯話をぶちこむ。
現実の自分より強気ではあるが、思考は大体似てるから書きやすかった。

・・・次はどうするか。
飯話? 日常?
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