艦これMAXスピンオフ? 「兼業提督の浮かない日誌」   作:かちゅーしゃ

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本作投稿時にいずれ来るだろうと思ってた終わりに備えて、こんなエンディングを考えていました。


エンディング的なアレ
ED01「生還して」


 あの大作戦から半年。

 囲炉裏城司令部は通常通りの活動を行っていた。

 

 というのも、提督である囲炉裏城は本当にしょーもないところで運を発揮する体質で、その運は司令部の損害も艦娘の損害も奇跡的に最低限に済んでいると言うところで発揮している。

 被害の遭った場所も司令部の気風からすぐさま修復され、艦娘たちも修理が済み、囲炉裏城司令部は以前のように呉鎮守府のハブ港として日々を過ごしている。

 

 ところは執務室。

 普段なら気の抜けた顔で仕事している提督もなにやら真面目な顔で書類仕事にいそしんでいる。

 隣にいるはずの秘書艦の吹雪の姿は見えない。

 工廠からの音とペンを走らせている音だけの静かな空間が執務室にはあった。

 

 コンコン

 

 そんな静かな空間を打破したのは少々強めのドアノックの音だった。

 

「はいよー」

「提督、入るぜ」

 

 気の抜けた返事を聞いて入ってきたのは、囲炉裏城司令部の遠征艦隊隊長の天龍だった。

 

「どしたの、天龍。遠征報告はまだ早いんじゃないか?」

「それがさ、入港管理のやつらが言ってたんだ。「寄港する船が多すぎる」って」

「多すぎる? キャパシティは十分なはずだ」

「あー、あれだ。戦後需要ってやつ?」

 

 どうやら、司令部に設けられた一般向けの港がかなり混雑しているとの事だ。

 

「戦後需要って言ったって、呉鎮守府に直接行けばいい話なんじゃないのか?」

「いやそれが―――」

 

 鎮守府に行くほどの用事ではないが、鎮守府配下の司令部ならこの用事も受け入れてくれるだろうとこぞってやってきているとの事だ。

 そんな話に、提督は少々顔をしかめる。

 

「鎮守府に行くほどでもないって言われても、うちだって名前は司令部だけど、アレコレの権利は鎮守府と同等のはずだぞ?」

「さあな。普通の人にはわからない話なんだろ。それは」

「うっ。でも、電話ぐらい入れてくれれば呉のほうに通すのになぁ・・・」

「そう説明するか?」

 

 苦し紛れのような返答に、天龍はやって来た人たちに説明するかと尋ねるが。

 

「・・・いや、本部のほうに問い合わせよう。連絡を怠って面倒な事にはなりたくないし」

「そうか。じゃあ、言わなくていいんだな?」

「ああ。確約は出来ないからな」

「わかった。じゃあ、遠征報告書を書いてくるからまたな!」

「ああ」

 

 提督の返答に納得したようで、天龍は遠征の報告書を書きに執務室を出て行った。

 また、工廠からの音だけになった執務室で、眉間にしわを寄せ悩んでいる提督が一人。

 

「何かと便利だからって、何でもかんでも押し付けやがって・・・ 鎮守府のやつらめ・・・」

 

 どうしようかと提督が悩んでいると、ドタバタと走ってくる音が。

 そして、勢いよく執務室の扉が開かれる。

 扉を開けたのは、秘書艦である吹雪であった。

 

「司令官! 入港してきた人たちの中に親深海棲艦の残党がいまして! 軍有地に侵入しようと暴れています!」

「ちょっとまってくれよ・・・」

 

 提督は片手を頭に当て、眉間のしわも増える。

 しばらく沈黙した後、

 

「おしとやかに戦後処理している場合じゃねぇ! 吹雪、鎮圧に向かうぞ!」

「はい!」

 

 提督は勢いよく立ち上がり、秘書艦を連れて勢い欲執務室を飛び出した。

 

 これは、深海棲艦と機怪群と戦う、兼業提督の戦いが終わった後の戦いである!




想定:提督生存・鎮守府の被害小
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