姉と百合と吸血姫   作:ほうとう

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では、どぞ!


You don’t have to kill yourself you hate, but get over!!

「第五回戦をはじめます、選手は前に来てください。」

 

これが最終戦だ。いまの戦況は二勝一敗一引き分け、ということは、ここで雄二が勝てばそのまま勝利して負ければ・・・・・何だろう?サドンデスかな、それとも交渉でもするのかな?

 

「みんな、今までありがとう。ここまで来られたのは、お前たちみんなのおかげだ。だからこそ、俺はここで勝ってくる!さあ、楽しみにしておけよ、野朗ども?この戦争が終わったら、俺たちの設備は・・・・・」

 

「「「「「リクライニングシートだ!!」」」」」

 

みんなで一斉に掛け声を合わせると、雄二が私の方に向かってきた

 

「雪菜、お前には一番世話をかけたな。秘密をさらけ出してまで勝ってくれて感謝するぞ、」

「別に、気にしなくて大丈夫だよ。どうせ近いうちに教えておこうと思ってただけなんだから。」

 

そう、このクラスメートには教えても問題は無いと思っていた。それに、これから一年だけだけど、同じクラスで苦楽を共にする仲間たちだ。私の永い一生の中で、ありのままの自分でいられた思い出を作っておきたいと思ってたし・・・・

 

「だから、アンタは気にすることはないんだよ。それに、私個人としては、設備とかは正直どうでも良いんだ、ただ・・・・」

「ただ?」

「多分、この試験のなかで、アンタには大きな悩みが降りかかってくる。その時、自分にとって一番後悔が残らない選択をしなよ?」

「・・・・・・ああ、分かった。肝に銘じておくよ。」

 

そう言って、雄二は前へと歩き出した。

 

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YUJI SIDE

「戦争の形式はどうしますか?」

 

そんなの決まってる、この戦争で確実に勝つための布石

 

「百点満点のテスト形式、内容は小学生レベルの社会だ!!」

「わかりました、では用意を始めますので、パネルの前で待機しておいてください。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

試験が始まった、問題は全て小学生レベル、この時のためにDクラス戦から準備してきた俺には一切の死角もない、これならば勝てる!!

 

~年号問題~

 

本能寺の変は?

関が原の戦いは?

ペリー来航は?

日露戦争は?

平安京の出来た年は?

随分と、年号がバラバラで出ているな・・・・一番最初に本能寺の変がでて、(最初から戦国時代!?)と思ったが、何とか目的の問題が出そうだ

大化の改新は?

 

出た!これで勝てる!!これで翔子の奴にも・・・・・・

 

でも・・・・・

 

本当に?

 

本当に後悔しないのか?

 

アイツが俺のことを想ってくれているのは間違いないのに、こんな卑怯な手でアイツのきもちを蔑ろにして本当に良いのか?

 

でもここで負けたら、あいつ等になんて言えば良い?

 

今まで本当に頑張ってくれたんだぞ?今回だって、雪菜は自分の正体をバラして、姫路は自分の自己ベストを更新するような点数を取って、あの明久だって、何倍も差がある相手にフィードバックを無視して捨て身の攻撃で引き分けにしてくれたっていうのに・・・・・・

 

でも・・・・・・・・

 

それでも・・・・・・・

 

俺は、アイツに・・・・・・・・

 

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

YUKINA SIDE

 

テストが終わった、雄二はどんな答えを出したのかな?

 

霧島翔子・・・・・97点

 

やっぱりね・・・・こんな、負けちゃいけない場面でも霧島さんは雄二との思い出を大事にするんだね。ほんと、なんていうか一途な人だね~

 

坂本雄二・・・・・94点

 

「「「「「なにぃぃっぃぃっぃぃぃぃいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!」」」」」

 

なるほど、これが彼の答えか・・・・・って、ん!?94!!??何しやがった、あのゴリラは!

 

「本当にすまない、みんな!!翔子の奴には正々堂々と勝ちたいと思っちまったんだ!」

 

なるほど・・・・それは良い、ただ・・・・・

 

「なんで94点なのさ?何の問題で間違えたんだ?まさかとは思うけど・・・・・」

「ああ、あの問題を手放したら、もう勝てないと思って潔くヴィヴォウェ!!??」

 

雄二の股間を蹴り上げた。って、何か白目向いてない?そんなに痛いのかな?

 

「っち、このへたれ野朗!!なにが潔くだ、そんなに正々堂々戦って勝ちたいなら今勝てよ!なに勝手に逃げてんですかぁ?潔くって時はな死ぬときで十分なんだよ!!それとも今ここで殺してやろうか?」

 

「ユキちゃん・・・・」

 

バカ姉が止めてくる、珍しいな・・・・いつも私がすることは全部許容してくれるのに・・・・

 

「彼は・・・もう死んでいます。主に・・・・男性的な面で」

 

見回してみると、クラスの男子全員が私に、「それは酷い」みたい顔をしながら、股間を手で抑えていた。

 

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「・・・・・雄二、戦後交渉」

「あ、ああだがどうする?このままサドンデスでも続けるか?」

 

そうだよね、なら私が出て、すぐに終わらせ・・・・・・「ちょいっと待ったさね!!」どうしたのかな、お婆ちゃんは・・・・そんなに大声だすと体に響くよ?ただでさえ毎日徹夜で研究してるのに・・・・

 

「悪いがこの交渉には、アタシも混ぜてもらうさね」

「なんだよ、ババァ、何か良い提案でもあるか?」

「相変わらず礼儀がなってないねぇ~、まぁ良い。それより、この勝負はFクラスの設備をBクラス並みにすることで決着をつけないかい?たしかにこのままサドンデスをしたら、雪菜の召喚獣で一発だろうが、一番大切な代表戦で負けているんだから、このままAクラスの設備がFクラス並みになったとしてもかなりの反発が来るはずだよ?」

 

あっらま~、すごい破格だね、でもそんなことして大丈夫かな?

 

「そりゃあ、願っても無い話だが、本当に良いのか?」

「ああ、問題ないさね。もうすでに学校の職員全員の署名をもらってるからねぇ~FクラスがAクラスをここまで追い詰めたのは本校始まって以来の快挙だからねぇ、これは頑張ったお前たちへのご褒美さ」

 

裏で手を回したの?と隣のバカ姉に聞いても、笑顔で首を横にふった。私には絶対に嘘を言わないから本当なんだろう。

 

「わかった、ありがたく承諾する。翔子、お前もそれで良いか?」

「・・・・・・問題ない、こちらとしてもその提案はありがたいから・・・・」

「よし、というわけだお前ら!!今回は俺が原因で勝つことができなかった、しかし、また今度俺たちは戦争をしかける!!それまでに英気を養っておいてくれ!!!」

 

「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」」」」」

 

こうやって、私たちの戦争はおわ・・・・・・「やあ、我がFクラスの諸君、」って、てっちゃん!?

 

「これから、お前たちの担任になった西村だ。お前たちは良く頑張った、そのおかげでBクラス並みの設備も手に入ったそれは誇って良い、しかし、勉強は社会で必要なものなのは間違いないし、なにより今回手に入れた設備を守るための力を蓄えなくてはならないだろう?そのためにも、これから放課後の二時間は補習とする!!吉井兄と坂本はもっと厳しくするぞ!なんせ本校初の観察処分者とA級戦犯なんだからな!!ちなみに吉井妹と姫路は補修抜きだ、まあしたければ構わないが・・・」

 

まあ、もっともなんだけどFクラス全員からはもう反対だね、なんせBAKAたちはみんな正論って言葉が大嫌いなんだから、

 

「・・・・・・雄二、約束私と付き合って」

 

「「「「「はぁぁぁっぁあぁぁぁああああああああああああ!!!!」」」」」

 

なんだ~やっぱりそうか、ていうか、みんな気がついてなかったのかな?霧島さんの雄二を見る目は恋をする少女そのままなのに、

 

「やっぱりな・・・・でも翔子、その答えは少し待ってくれ。自分の中で気持ちを整理する時間をくれないか?そこまで長い時間はかけないから、」

「・・・・・私が原因じゃないの・・・・?」

「ああ、これは俺の問題だ。だから少し時間をくれ」

「・・・・・わかった、でも今日はデートに行く。」

「わかったよ、それで良い」

 

な~んか、良い感じじゃない?まあ、また雄二のHETAREスキルEXが発動したけど、今回は大目にみてあげよう。

 

「「アキ(明久君)!!ウチ(私)達も行くわよ(行きますよ)!!」」

「ええ!!ちょっと待ってよ二人とも!!今僕ぜんぜんお金が・・・・・」

「はい、どうぞアキ君。これで三人で遊びに行きなさい、泊まるってもお金は足りるとおもいますよ?」

 

このバカ姉が渡したのは10万円。この愚姉はどこに泊まらせようとしてるんだろ?

 

「吉井先生・・・・・できれば、吉井妹以外への過度なひいきは・・・・」

「良いではありませんか西村先生、今日ぐらいは補習なしでも。それに、これは弟の恋愛を応援する姉としての行いです」

「はぁ~、ほどほどにしてくださいね?」

 

てっちゃんお疲れ様、こんど何か手伝うよ。そんなことを考えていたら・・・・

 

「さぁユキちゃん、私たちもデートにいきますよ!!」

 

「ふぇ!!??」

 

そんなことを言ってきやがった。自分の仕事は平気なのかな?・・・・・・てかデートに誘われて、一番最初に考えるのが相手の事情って・・・・・

 

「問題ありません、アキ君おユキちゃん以外の試合にもう全て終わらしておきましたから!」

 

なるほど・・・・・つまりあれだ、私の外堀は全て埋まってしまったらしい。

 

「べ、別に一緒に出かけるのは良いけど、こ、これはデートなんかじゃないんだからね!!こ、ここここれはつまり、その~し、姉妹だから一緒にどこか行くのも当たり前ってことなんだからね!好きな人同士で行くデートじゃないからね!!」

 

「わかりましたユキちゃん、じゃあ行きますよ。」

 

そうやってバカ姉はさりげなく私の手を絡ませて握ってきた、こ、これじゃまるで本当のデートみたいじゃん!!




これからも、読んでいってください!

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