これからは二人の関係がすごく変わり、甘甘になっていくとおもいます!
ではどうぞ!
「ユキちゃん!!」
この世で一番愛しい人の声が聞こえた。何でそんなに切羽詰ったような声を出しているの?ちょっと待っててね、そうすればきれいな身体で戻ってきてあなたにこの気持ちを伝えるから。
「・・・・・・なんで来たの?そんなにアンタは私に吸血鬼のままでいて欲しいの?」
あくまでも冷たい態度で彼女と話さなくちゃいけない、そうやって自分の心を冷たくしないとすぐにでもこの人に甘えちゃうから。
「いいえ、私はあなたの望む未来を第一に考えます。ただ残念ながら、今回の一軒に関してはあなたにその未来を与えることはできないのですよ」
「へ・・・・・?」
私の隣にいる神父たちが明らかにうろたえている。・・・・・どういうこと?私はこの人達について行けば普通の人間になれるんじゃないの?
「先ほどバチカン市国の教祖様に連絡を取りました。明らかに吸血鬼を人間にするという術は完成していない、ということですよね?そしてもう一つ、彼はすでにその様な術の研究を一切禁止したはずです、未来永劫ずっとね」
そ、そんな・・・・なら、私はずっとこのままなの?誰にも殺されないで、自分でも死ねなくて一人で生きてくの?
「き、貴様ァァァァァァッぁぁっぁあああああああああ!!!!!!!!」
明らかに動揺したのか、神父の一人が彼女に襲い掛かる、だけど・・・・・
「グワァァァあっァァアアアアああ!!!!!」
鳩尾、金的、水月、人体のありとあらゆる急所に蹴りを入れて彼を気絶させた。
「心からあなたたちへの殺意が沸きますが、あなたを裁くのは教祖様です。あ、今更そのヘリコプターで逃げようとしても無駄ですよ?すでに空軍に連絡を取って文月学園から飛んできたヘリコプターは打ち落とすようにお願いしてありますから」
・・・・・・そんなことは私にとってはどうでもいい、どうすればこの人と一緒に生きていける?一緒に笑い合える?一緒に暮らしていける?一緒に満足してあの世へ行ける?わからない、わからないよお姉ちゃん・・・・・・ねえ、ねえねえねえねえねえねえねえ・・・・・・・
「うわわぁぁぁぁぁァllッァァッァアアアアアアアアアアアアアアっぁあああああああああわあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
助けてよ、お姉ちゃん・・・・・・
~AKIRASIDE~
ユキちゃんを血の壁が360°全てを彼女から隠している状態で、その壁には他者が近づくことを許さない血の針が無数に張り巡らされています。一本焼く15メートルといったところでしょうか?
ユキちゃんがこの晴天の空の下で吸血鬼の力を解放したということは、明らかな絶望と後悔などの様々な不の感情のせいで自分自身をコントロールできないということでしょう。待っていてください、ユキちゃん。どんなに深い闇に捕らわれていても必ずあなたを救い出しみせますから
「ユキちゃん・・・・・・」
「来ないで!!」
今あなたは泣いているのでしょう。どんなに声を荒げようと、あなたのその声にはあなたの有り余るほどの悲しみがにじみ出ています。
「ユキちゃん、あなたの血には触覚があるはずですよね?なら、今から私がすることもわかりますね?」
「ッ!!やめて!私はアンタを・・・・
今はあなたの言葉を全て無視していきましょう。その先にあるあなたの笑顔を取り戻すために。
「・・・・・・・なかなかに痛いですね、これは・・・・・・」
「やめて・・・・・・お願いだから・・・・・・」
今私がしていることは単純、只単に自分の身体に針を刺し、それに従いユキちゃんの下へと辿って行くだけ。私の足、両腕、脇腹、あらゆる箇所にユキちゃんの針が刺さっていますが私は止まるわけにはいきません。
「待っていてください、ユキちゃん・・・・・今すぐあなたの所へ行きますから・・・・・・」
「やめてよ・・・・私はアンタを・・・・・お姉ちゃんを傷つけたくない・・・・」
やっとお姉ちゃんと言ってくれましたね、ユキちゃん・・・・・そんなことを思っていると、彼女の針が身体から抜けていきました。・・・・・本当にこの子は優しい、その優しさのせいで今までどれくらい傷ついてきたのでしょうか・・・・・私に自分と同じ苦しみを味わって欲しくないという想いのために、彼女の心はどれだけ磨り減ってきたのでしょう・・・・ですが、今はこの優しさを裏手にとって一刻も早くあの子の元へ向かいましょう。
「ユキちゃん、分かりますか?今私はあなたの近くにいるのですよ?」
そう言って、血の壁に触ると、中から反応がありました。ただ、何も言葉は返ってきません。なら私がするべきことは唯一つです。
「ユキちゃん、今まで私は心の壁をあなたの手で壊していって欲しかった・・・・・・もし私が無理やり開こうとしても、それはあなたが望むことではないと思っていたからです。でも・・・ごめんなさい、やっぱり私があなたとの心の壁を取り壊したいのです・・・・だから・・・・」
私とあなたの間にあるその壁を今こそ壊しましょう。そうして私はこの壁に向かい思いっきり、力と愛をこめてこぶしを振りました。共に笑い合える未来を信じて。
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パリンッと、ガラスの割れた音が聞こえた。まるで、私の中途半端な覚悟も一緒に砕け散ったような音だった。中途半端なのは当たり前、永遠に一緒にいたいと思っているのはまぎれもなく私自身なんだから。でも・・・・・・・
「ユキちゃん、これであなたに近づけましたね」
「やだ・・・・・見ないで・・・・・」
今の私は正真正銘のヴァンパイアの姿、つめは伸びて犬歯も鋭く、目は吊り目で赤い、こんな姿をあなたには見せたくない・・・・
「お願い・・・・・見ないでよ・・・・こんな姿お姉ちゃんだけには見せたくないの・・・・・お願い見ないで・・・・・・」
本当に、こんな姿をあなたには見せたくなかった、これを見てしまえば、嫌でも私はあなたとは全く違う化け物だと分かっちゃうから・・・・・・でも、下を向いて隠していた私の顔を両手で優しく包みそのまま彼女のほうに持ち上げて
「・・・・・キレイです・・・・・」
「・・・・・・え?」
「すごく、キレイですよ、ユキちゃん。いつもの可愛いユキちゃんもとても良いですが、本当の姿になってくれた時はこんなに美しいのですね、ユキちゃん。本当に私はあなたを好きになれてよかった、普段の姿はしょうがないとしても、この姿は私以外の誰にも見せたくありませんね」
・・・・・・・なんで、そんなことを言ってくれるの?あなたはこんな私を見ても好きと言ってくれるの?今にでもその首筋にこの犬歯を刺してあなたの身体にある全ての血を飲み干してしまいたいと思っている私を?
「やめて!そんな甘い言葉を言わないで!!私はもう嫌なんだよ!!この世に生きることが!あなたと一緒に生きられないことが、何で私だけこんな目にあわなくちゃいけないの!!??家族は全員死んで、一番好きな人とは同じ時を過ごすことすらも許されないなんて!!お姉ちゃんに会ってから私は希望を見つけた!あの絶望から抜け出させてくれたんだ!あの時私がどんな気持ちだったかわかる!?そんなあなたといられないんだったら、本当にもうこれ以上生きたくない!!ねえ、お姉ちゃん・・・・もし本当に私のことだけを考えてくれるなら・・・・・」
そう、こんな最低な私の最悪のお願いを聞いてくれるなら・・・・・・
「・・・・・私と心中して・・・・?」
ヴァンパイアは一回その人の血を飲み始めると、それからはその血を毎日一回必ず飲まないと死んでしまう。そう、だから言い伝えとかにあるヴァンパイアの長寿や不老不死は実は完璧なものではなく、あくまでも「条件付」。でもその「条件」をほぼ100パーセントにするためにほとんど麻薬に近いような催眠が吸血と同時に発動してしまう、私の意思に関係なく。
「お姉ちゃん・・・・私はね、あなたが大好き。この世で無限の時間をこれから過ごすことになっても、あなたしか好きにならないって確信できるほど愛してる。でもね、お姉ちゃん、私が好きなのは、催眠でずっと私を狂ったように求めるあなたじゃないんだよ・・・・・だから、もし本当に私が人間になれないなら・・・・・・あなたと一緒に死にたいっていうお願いは聞いてよ、ダメかな?お姉ちゃん?」
「ダメです」
やっぱりそうだよね・・・・・こんな馬鹿げたお願いなんて誰からしても願い下げなのは分かってる・・・・・・でも、本当にこれは心からの願いなんだ 永い時を過ごす私たちにとって、愛しい人が健常なまま一緒に死ねることは求めてやまないものだから・・・・
「そうだよね・・・・・分かってる・・・・・なら、私はこれからもずっと一人で・・・・・」
すると、突然この人が彼女の胸に私の顔をうずめて・・・・・
「ユキちゃん、私が言ったのは、今すぐ死ぬことがダメといったのです。確かにあなたとの心中はロマンチックで私にも心が惹かれるモノがありますが、それはもうちょっと後でも良いでしょ?それとも、あなたは今までの人生だけで十分ですか?」
分からないよ・・・・・お姉ちゃん・・・・・さっき私が言ったことと全然関係ないじゃ・・・・
「ユキちゃん、どうやらあなたは何か勘違いしているようですね・・・・」
そう言うといきなり、右手を私の頭の後ろに置いて・・・・・
「~~~~~~~//////////!!」
いきなりキスをされた・・・・・だめ、これじゃすぐにでもお姉ちゃんの唇を噛んで血を飲みたく・・・・・
「チュ、パハァ、ン!!チュレロピチャレロ、や・・・・やめ・・・・ン!ハァレロチュプッレロ・・・ゴク、ンハァレロチェロハァ・・・・・」
まるで、口の中をどんどんお姉ちゃんのものにされていく感覚・・・・・抵抗してもすぐに抑えつけられてまたお姉ちゃんの舌が私の中に入ってくる。唇をなめられて、舌と舌が触れ合う時に出る卑猥な音が、私とお姉ちゃんから発されていると気付くと、もっと口と身体がお姉ちゃんを求めて、血のこともなにも気にしていられないくらい、私と彼女の求め合いに夢中になってしまう。お姉ちゃんの口から唾液が伝わってきた・・・・彼女の味が口いっぱいに広がって、それにお返しするように私も自分のを送る。もっとこの人に私を食べて欲しい、唇、歯、舌、唾液、ありとあらゆるところを舐めて味わって欲しい・・・・・・もうだめ・・・・・舌から伝わる快感が脳と身体にも影響してきて、何も考えられなくて動けない・・・もう、動けない私をいいことに、お姉ちゃんは舌を上下左右に蹂躙していく。また、あの卑猥な音が加速していって、耳さえも彼女に犯されていると錯覚してしまうほど、この強い快感におぼれていちゃう・・・・・
「レロ、チュプピチャハァ・・・・・」
最後に残ったのは二人の間にある透明な糸、もう自分が何をしているのかもハッキリしていない状態で、彼女は私を強く抱きしめた。
「分かりましたか、ユキちゃん?私はすでにこんなにもあなたを求めているのですよ?それに、あの時言いましたよね?私を信じてくださいと、私は絶対に正気を失ったりしません。むしろあなたから血を飲ませてと言わせてみせましょう、それに私は独占欲が強いんです。予約しておいたあなたの隣を誰にも渡すつもりもありません。だから、私の血を吸いなさい、そうすればあなたは何も迷うことはありません、ただ、私を信じてください。そうすれば私は絶対に正気を失わずにあなたの隣で笑っていましょう、たとえそれがもう自分たちがどれくらい生きたのかも分からないくらい永い年月を過ごした時にでも、今と全く変わらない私でいましょう。もしこんな私をあなたが大好きで愛してると想ってくれるのなら。」
この言葉のどれ一つにも根拠が無いのに何で私は全てを信じられるのだろう、何で信じたいと想ってしまうのだろう・・・・・答えはもう分かってる。私はこの言葉を聴きたかったんだ。お姉ちゃんを好きになった日から、もういつから好きになっていたのかは分からないけど・・・・・もしかしたら初めて吉井家のベッドで目が覚めたとき、あの笑顔を見た瞬間から、私の恋は始まっていたのかもしれない。ただ、私はこの言葉を聴きたかったんだ「あなたを求めている」ってことを
「ユキちゃん、悲劇はこれで閉幕にしましょう、そして楽しい喜劇を開演しましょう。二人で劇の役をこなして、時々他のキャラクター達と一緒に笑い合っていく喜劇を二人で創っていきましょう。この永い日々の中で、二人でシナリオを書いていきましょう。どんな危機があろうと、世界で戦争が起きたとしても、もし世界が崩壊したとしても、私はあなたの隣で世界の誰よりもあなたに笑顔を与え幸せにしてみせます。」
あの壁が壊れる音がした。私の中途半端な覚悟がこなごなに砕け散った、こうなったらもう口が止まらなくなっちゃう・・・・
「お姉ちゃん・・・・・」
「何ですか?ユキちゃん、」
そうだ、もう全部言ってしまおう。この人になら、私の全てを任せられる。どれだけこの地球に人や生き物がいるとしても、ここまで私が好きで、愛していて、信頼して、何より私にとって一番大切な人はこの人だけだから。
「毎日「好き」って言って、朝と夜には絶対キスして、絶対に毎日私が作る料理を食べて、一週間に一回はデートに行かなきゃだめ、絶対に浮気なんてダメ、毎日甘えさせて、私がキスしたいときは絶対にキスして、お姉ちゃんがしたくなったら、すぐに私にキスして、毎日一緒にベッドで寝て、でもなにより・・・・・・・」
そう、一番大事なことは・・・・・
「一生私の隣にいて・・・・私の右も左も上も下も全部あげるから。だからずっと私と一緒にいてよ、お姉ちゃん・・・・・」
ギュっと私をお姉ちゃんが優しく包む。気付かないうちに泣いていた。ちゃんと伝えられたかな?声がかすれてたりしなかったかな?
「ユキちゃん、その全ては今心中したら一つもかなえられませんよ?大丈夫です、絶対に約束を守ります。ただ、私がキスをしたいときは年がら年中なのでちょっと自重しないといけませんかね?あなたを絶対に二度と死にたいとは言わせません。むしろまだ生きたいと思えるストーリーを二人で描いていきましょう、二人で幸せになりましょう。アキ君も、両親も、クラスメートの人達も、もしかしたらいるかもしれない神様さえもうらやましいと思えるような生活をしていきましょう。大好きです、愛してますよ、ユキちゃん。」
彼女は優しく口付けをしてくれた、唇が離れたのが少し寂しくて私からもう一回キスをした。自分からキスできたとき、10年以上の関係を変えて恋人同士になれた気がした。
「もう、一生はなさないでね?」
「ええ、ずっと一緒ですよ、ユキちゃん」
覚悟してね?これからは子供の時よりもず~~~~~~~~~っと甘えてあげるんだから、お姉ちゃん☆
いかがでしたでしょうか?
これで一旦、この小説の大まかなシリアス部分が終わりました。まだ少し考えていることがあるので、そこはシリアスだと思いますが、1、2話で終わるので、これからは玲さんも言ったように、喜劇を書いていきたいと思います
評価とコメントをかなり熱望してます、。よろしくお願いします