姉と百合と吸血姫   作:ほうとう

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二日続けての投稿です!

昨日お伝えした通り、超不定期更新なのでどうなるかはわかりませんが、投稿し続けようと思います

タイトルはこんな感じですが、勉強しないです

ではどぞ!


人生短し、学べよバカ共

 

 

「さて二人とも、もう少しで学期末テストです」

 

家族三人で晩御飯を食べていると、突然お姉ちゃんがこんなことを言ってきた。ちなみに、部屋をもう一つ買ったとは言ってもそこまで私たちの生活は変わってなかったりする。せいぜい寝るときぐらいで、それ以外は大体アキ兄の家でゲームとかして暮らしてる感じだ。

 

「そんなことわかってるよ、お姉ちゃん。ただ実際そこまで問題ないでしょ?」

 

そうなのだ、私は自分でもいうのもなんだけど結構成績は良い、全人類の中でも最低スペックを持つアキ兄さんも最近は瑞樹と美波、そして新たに美春も交えた四人で勉強会を開いているおかげで着実にレベルアップはされてきている。今だったらDクラスレベルは固いはずだ。

 

「雪ちゃんはいつものこととして、アキ君もこの頃は成績を上げてきているので、私としてもあまり問題はないと思っています」

「でしょでしょ!?やっと姉さんも僕の努力をわかってくれたようでうれしいよ!」

「ええ、わかっています。着実に上がっている成績と比例するかのように複雑化されているアキ君の周りの女性関係もばっちりと」

 

ぴしりと、アキ兄さんの体が硬直する。すごい瞬き一つ書かずに額から汗がだらだらと流れ出ている。これが冷や汗っていうやつなのかな?見ているこっちとしてはあまりいいものじゃないのは確かだけど

 

「まず、アキ君が瑞樹さんと美波さんをたらしこんで、美春さんが美波さんのことを好きだということに間違いありませんね?」

「ありませーん」

「大ありだーーーーーー!誰が二人をたらしこんだって言うの!?僕は別に二人のことをそんな下心で仲良くなったわけじゃない!」

 

そう、そこが問題なんだ。ミナと瑞樹が兄さんのことを好きなのも、兄さんのお人よしに惹かれたからであって、兄さん自体には、何の下心もなかったっていうのが現実である。それであんなハーレム形成してるんだから、下心あるよりよっぽどたちが悪い。

 

「そして、聞くところによると、美波さんを好きである美春さんも最近はアキ君に対して異性への好意かどうかは置いておき、ある一定の信頼は寄せているらしいのです」

「そだねー」

「ねえ、なんで雪菜はそんな無関心なの!?もうちょっと兄と友達のことを考えてよ!」

 

そういわれてもなー今までの経験上、こういう男女の間をとやかく言っても、あまり良い結果は生まれないってわかってるんだよねー。こういうのは大体、個人個人の問題であって、相談されたら真剣に答えるぐらいでちょうどいいと思うのですよ、私は

 

「姉としてはこんな正式に付き合ってもいないのに三人の女の子たちを侍らしているアキ君を見過ごすわけにはいきません」

「そうだそうだー」

「なので、今回のこの学期末テスト期間内で勉強会と称したお泊り会を行い、アキ君に気持ちを決めてもらおうと思います。」

「なるほど」

 

仮にも教師なのに円協会と称したとか言っちゃてるよこの人確かにお姉ちゃんの言ってることはもっともなきもする。ただアキ兄さんたちの関係は今のままが一番の気がするんだよなー

 

「別に今すぐに誰か一人に告白しなさいとは言いませんし、だれか一人だけに決めなさいとも言いません。」

「やったね、兄さん。家族公認でハーレムが作れるよ!」

「はあ、もう僕にどうしろっていうのさ……」

「今の関係を続けるのなら、それ相応の覚悟を決めなさいということです。こんな私たちから見てもあなたたちの関係はとても複雑で、それでいてもろいものです。ふとしたきっかけであなたたち全員に悪い影響を及ぼすことがあるかもしれません。だからこそ、これからをどうやって行くのかを決めなさい。それが男の責任というものです。」

 

私が言うのもあれだけど、珍しくお姉ちゃんがまじめなことを言ってる。いつもはアキ兄さんに対して女装するようにぐらいしか言わないのに

 

「……よくわかんないけど、頑張ってみるよ。でもさ……」

「なに?兄さん?」

「美春はまたベクトルが違うから置いておくとして、瑞樹と美波は僕なんかに告白されてうれしいのかな……?」

 

この後滅茶苦茶袋叩きにした

 

「というわけで、どこか良い場所無いのかね、雄二君」

 

そんなやり取りがあった翌日、私はわがクラスの代表である雄二に相談してみた。

 

「いや、ちょっと待ちやがれ、雪菜。明久の女関係を助けるのはまだ良いとして、なぜ俺に場所まで聞くんだ?」

「まあ、確かにメインはアキ兄さん達だけど、一応勉強会って名目だし、もうちょっと人呼べる場所ってないかなって思って」

「まあ、確かにいつものどうせ姫路と島田、清水は来るだろうし広いところのほうがいいだろうな」

「でしょ?それにもしうちでやるとしたら、私とお姉ちゃんも入れたら男子1女子5になるじゃん?さすがに兄さんもかわいそうかなと思って、だったらどっか広い場所でみんなでお泊りしながら楽しくできないかなって」

 

雄二も結構まじめに考えてくれている。なんだかんだでアキ兄さんと雄二は仲がいい、お互い一番大事な場面だとすごいコンビネーションを発揮するし、やっぱりもともとの気質が合うんだろう。だからこそ、そんな二人の薄い本がムッツリーニ商会の裏で大人気なんだろうけど

 

「でもそうするとしたら、俺、秀吉、康太も必要だろう?それだと相当広い場所が必要になるが……」

 

「………うちに来ればいい」

 

突然姿を現したのはショコだ。いきなり目の前に現れて内心びっくりしている私だけど、同じ状況の雄二は何の動揺も見せない、やっぱり年季が違うなと思ったら、そんなことはない、足が生まれたての小鹿みたいになっている

 

「いいの、ショコ?」

「………うん、両親は出張でいないし、私もみんなで勉強会してみたい。それに吉井先生がどんなことを教えてくれるのかも興味がある」

 

まあ、私が行くならお姉ちゃんが行くのは決まり切ってるし、お姉ちゃんも何かしら教えるだろうけど……そういえば、お姉ちゃんって何教えるんだろう?学校でも特定の授業をしてるわけじゃないし、まあ多分なんでも教えられるんだろうけど

 

「なら決定だな、翔子の家ならかなりの人数は入るし。俺は康太、明久、秀吉に伝えてくるから、雪菜と翔子はそれぞれクラスの女子達に声かけておいてくれ」

「りょーかーい」

「………雄二、私に無断で雪菜や他の子とお泊りしようとしたことについて話がある。」

「さらば!」

 

雄二が猛ダッシュを決めようとした瞬間に翔子に捕まった。さっき震えてたのはびっくりしたからじゃなくてこれを予期してたからか

 

「まあまあ、ショコも落ち着いてさ。雄二も私と話し終わったら翔子に話に行こうとしたはずだよ?流石に彼女に無断ってことはないよ」

「………雄二本当?」

「あ、ああ。クラスの点数を底上げするためだからと言って、彼女のお前を無視するわけねえだろ」

「………雄二の彼女……うれしい////」

 

うっわ、修羅場から一気に甘々ゾーンに持って行ったよこのバカップル。でもお仕置き道具が見えないで、メイド服しかないあたり、お仕置きじゃなくて色仕掛けでもするつもりだんだろうな……さすが、恋する乙女、可愛いことするな……いや、あれ明らかにショコにしてはサイズが大きすぎる、お仕置きと称して雄二に女装させるつもりだったんだ、全然可愛くない、てか発想がグロすぎる

 

「てゆーか雄二、まだ試験召喚戦争でショコに勝つつもりだったんだ?」

「当たり前だ!男として負けられるわけねえだろ!!」

 

でも彼女に女装迫られてるような奴が勝てるヴィジョンて浮かばないなーと私は一人でこのクラスの行く先を憂いていた

 




いかがでしたでしょうか?

明久たちが正式に付き合うかはわかりませんが、この章で気持ちは伝えると思います。

では、感想や質問などお待ちしております!
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