姉と百合と吸血姫   作:ほうとう

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今回はシリアス少な目?みたいな!!
では、どうぞ


戦争の前日 衛生兵、衛生兵、至急文月学園に到着せよ

「うわぁぁぁぁあぁぁぁぁああああああ!!」

朝、学校に着いて(誠に遺憾だがあの人と一緒に)十分ぐらいたった後、アキ兄さんと船橋先生が鬼ごっこを繰り広げていた(良い子のみんな、廊下を走っちゃダメだぞ☆)

 

「おはよー、ユキ、相変わらずはやいわね」

「おはよ、ミナ、あの二人はどうしたの?」

そうやって、私はバカと野獣(年増)に目を向ける。

 

「あーあれ?あれはね・・・・・・」

 

そうやってミナは昨日のことを話し始めた

 

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MINAMI SIDE

 

「・・・・・・・・というわけよ」

ウチは昨日のコトを話し始めた。あの放送は全校に流されたはずだから、ユキも知ってると思ったんだけど、昨日は保健室で寝込んでたはずだから知らなくてもおかしくないかもれない。わざわざ吉井も言いたくないだろうし・・・・・

 

「ふ~ん、そうなんだ。まあいいや」

ユキはこんな反応だ。将来の義理のお姉さんが船橋先生でも良いのかしら?

 

「ミナが止めてきなよ。そうすればアキ兄さんからの好感度もあがるかもよ?」

 

な、なんですって!!別に私は吉井のコトなんか・・・・いや、確かにいうも笑顔でやさしいし、美春から助けてくれたときの顔は男らしくてかっこよかったし、おもわずドキッとしちゃたけど・・・

 

「ミナ?本当に好きな人がいるとしたら、その人には、自分の気持ちを思い切って伝えた方がいいよ?」

「そ、それは・・・」

 

アンタでしょ?・・・とは言えなかった。

 

「そうやって、自分の気持ちにすら嘘をついちゃうと、いつの間にかその言葉が本当の気持ちだって自分自身で誤解しちゃうんだ。自分の誰かを好きだっていう心を自分の手で殺しちゃうのは、すごく辛いと思うからさ」

 

・・・・そんな悲しそうに笑ってる顔を見せられちゃ何も言えないじゃない・・・

 

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四時間目終了後

YUKINA SIDE

 

「今のところは問題無いかい?雪菜?」

 

学園長がそんなことを言ってきた。ちなみにいまは、私と、学園長と・・・あの人しかいない。

 

「問題?そりゃ~やっぱり、この人を専属教師ってのはさすがに問題ありまくりだよ、お婆ちゃん。誰でもいいからはやく代えてくれないかな?」

 

「はあー、なんか嫌な予感はしてたさね。まさか二人がこんな状況だなんて、知ってたらこんなことは頼まなかったのに・・・」

おや?この人も案外私に味方してくれるようだ。

「待って下さい、学園長、それではお話が・・・・・・・・・」

 

「なに?最初っから言えば、アンタがいるせいで私の精神状態が悪化して、健全な学校生活をおくれなくなってるんだよ?これは、この学園で過ごす一生徒としての当然の権利だよ。」

 

あの人はまだ私に言いかえそうとしている。でも、それを学園長が手で遮って、

 

「あんたの言いたいことはわかるよ、雪菜。でもあんた達はもう少しこの状態で続けてみな。確かにこの状況はとてつもなく辛いだろうが、それを抜け出せれば新しいものが見えるだろうさ。」

「私は、そんな新しいものなんていらない。私には時間があるんだ、なんか欲しいものがあれば、何年でもかけて手に入れるよ。」

「あんたの時間は本当にたくさんあるよ、むしろ多すぎるくらいだ。でもね、雪菜、あんたはその時間を一人で過ごしていくのかい?」

 

そんなの当たり前だ。どんだけ一緒にいたいと思っても、最後には自分の都合でみんな私を見捨てるに違いないんだから。それが、どんなに私の好きな人であっても・・・

 

「まあ、良い。雪菜、今は学生らしく友達とランチでも食べてな。吉井先生、あんたには悪いが、もう少し老人と話してくれないかね?」

「・・・・・はい・・・」

 

私は何も言わずに学園長室を出た。

 

 

 

教室に向かってみるといつものメンバーがいないので、須川君に聞いてみる屋上にいるということだ。なので行ってみると・・・・

 

四つの死体と、それを作り上げたであろうピンクの髪をした悪魔(幼馴染)が笑いながらビニール袋の上にのっかっていた。

 

ヤバイ、これはヤヴぁい。とにかくアキ兄さんの方に向かってみる。

 

「兄さん、どうしたのさ、そんな自分の死期を知ってしまったような顔して、」

「ゆ・・・雪菜・・・・僕はもうダメだ。どうか、姫路さんの作ったものを食べないで・・・もしそんなのが姉さんに見つかったら・・・」バカッ

 

ちくしょう!!最期の効果音がバカだなんて・・・ひどい、ひどすぎるよこの世界は・・・

 

「あっ!!雪菜ちゃん!お一ついかがですか?今日は自信作なんです」

 

笑ったまま、私のほうに鬼(my幼馴染)が金棒(手作り料理キャッ★)を持ってきている。何が自信を彼女に与えているだろう。あの死体×4をつくったのは予想通りなのだろうか?そう思ってみると、四人とも死にそうな顔でサムズアップしている。おいしかったと言いたいのだろうか

 

「お願いします、雪菜ちゃん、みんなおいしいって言ってくれたんですよ?」

まずい、これはまずい(いや、不味いともかかってるかもだけど)これは、人間、いや、命をもっているものすべてが口にしてはいけないものだ。・・・・私ならいけるか?いや、これは死亡フラグ、この私でも一発で身体の損傷が起きるだろう。どうする?どうすんのよ私、どうすんのよ!!

 

「あら、そうなのですか?ではまず先生が食べても良いですか」

 

前を見るとあの人がいた。顔はほとんど無表情だ、正直かなり怖い。

 

「あ、吉井先生、どうぞ」

瑞希が彼女に渡し、それを口に入れたか入れなかったか私にはわらないほど速く吐き出した。

 

・・・・まるで不良が唾を道路に吐き捨てるようなかんじだ。いつもは無駄に優雅な立ち振る舞いをするあの人が、かなり切羽詰ったような表情をしている。瑞希も、せっかく作ったものがあのような扱いを受けてかなりショックのようだ

 

「姫路さん?」

「はっはい!!」

あの人の声に震えながらも返事をする瑞希。

 

「0.1秒で口の中で何か毒物が入っているか調べましたが、塩酸が入ってますね?こんなものをうちのユキちゃんに食べさせようとしたのですか?」

「さ、酸味が欲しいと思ったので・・・」

「私が聞いているのは、ユキちゃんに食べさせようとしたかどうかです、したんですね?」

「はい・・・」

 

なんとか私の命は守られたようだ。

 

「ユキちゃん、申し訳ないですが、緑茶をこれでできるかぎり買ってきてくれますか?気休めにしかなりませんが少しは効くはずです。」

 

渡されたのは10万円。学校のお茶を全部買えるかもしれない。

 

「いいけど・・・・アンタは何すんの?」

「一応教師なので、この子にお仕置きをしなくてはなりません。」

「・・・・・内容は?」

「あなたの友達が一人いなくなってしまうかもしれません」

「た、助けてください雪菜ちゃ~ん」

「行きますよ、姫路さん。ふふっ料理をしなければいいわけですから、つまり・・・・・」

 

「料理をする指がなければいいってことですよね☆」

「い、いやーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

止める間も無く行ってしまった。残されたのは私だけで、「ただいまー、お茶買って来たわよー!」っと何も知らないように元気に走ってきたミナと交代で私もお茶を買いに行った。

 

みんなが復活したあと、瑞希がこの世の地獄を見たような顔でお戻ってきて土下座しながら謝ってきた。みんなが許したものの、私の隣で「もう、料理なんて二度とやりません・・・」

「雪菜ちゃん、私の指、ちゃんとありますよね?千切れてたりとか、実は二本足りないとか無いですよね?」など、物騒なことを質問してくる。

 

・・・・・・・・・ホントに、どんな説教したんだろ?ちなみに、ちゃんと指はくっついてるよ

 

で、そんなこんなで、明日のための作戦会議も終わり、じゃんけんでアキ兄さんが宣戦布告に逝くことになった。




雪菜の、「そうやって~」からの台詞は、私個人の意見ですね。このごろニュースで取り上げられているイジメとかも、似たような真理があると思うんです。べつに、いじめられている人自身を嫌いなわけではなかったのに、みんなにアイツは嫌な奴だと聞かされていくうちに、その人を嫌いになっていく・・・みなさんはそういう経験はありませんか?まあ、イジメの場合は、集団心理も入ってくるから、なお面倒くさいんですけどね。

・・・とまあ、あとがきを使って、ちょっと真面目なことを言っちゃったわけです。まあ、私が言いたいのは、みんなで早く素直になって、ラブラブしやがれ!!ってことですね
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