姉と百合と吸血姫   作:ほうとう

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お気に入りにしてくれた方、閲覧してくれた方有難うございました!まさか一週間もしないで、UAの人だけで千人を超えるとは思っていませんでした、これからも頑張ります!

試験召喚戦争編で一番のシリアス回です。

では、どうぞ


戦争の始まり 白銀の魔女を捕まえた卑怯な茨

「さあ、戦争のはじまりだ、みんな殺る気は十分か?」

「「「「おおおおおおおおおおおおお!!!」」」」

 

雄二の掛け声に応じて、クラス全員が叫ぶ!!いいねぇ~、青春だね~、お姉ちゃんはこういうノリは大好きだよ。でも、めんどうだなぁ~私は戦争の前に例の身体検査しなきゃいけないし、その後にかなりの体力を消費する戦争って・・・まあ、良い設備を手に入れるためにもガンバルけどね!!

 

「じゃ、戦争は30分後だ、みんな飯を食って英気を養うように!!」

 

「では私たちも行きますよ、ユキちゃん、」

この人はアキ兄さんには自分のことを「先生」って呼ばすのに、本人自身は私を普段どおりに呼んでいる。まあ、私は一回も名前すら呼んでいないからお互い様だけど。

「ハイハイ、わかってますよ~」

 

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今、私は補給試験の真っ最中だ。え?なに?身体検査?もちろん終わったよ?内容なんて教えるわけないでしょ?乙女の秘密だよ

 

「しかし、専属教師ってのはすげぇな。こんなことまで許されてるなんて・・・」

 

雄二がこんなことを言っている。まあそれもそうだろう。今私の採点をしているのはあの人だけで、他のクラスメート達のは違う先生がしているのだから。

 

「ふふ、代表さん、私の持つ特権はこれだけではありませんよ?」

「へぇすごいな・・・・できればこの後の戦争のために教えていただきたいのですが?」

 

雄二が珍しく敬語で物を頼んでいる。明日にはアキ兄さんが全国模試で、下から千番目ぐらいになるのでなないだろうか?ちなみに今はもちろんワースト10に入ってる。

そんなことを考えてたら

 

「企業秘密です☆」

と、某女子高生の難しい漢字のキャラクターの真似をしながら言ってきた。無駄に似合っているところが腹立たしい。

・・・・とんなこんなで問題を解いていくと、男子があせった様子で教室に戻ってきた。

「大変だ!島田が人質になっちまった!」

あちゃ~ミナやっちゃったね。まあ、あの子なら何か理由があったんだろうけど。

 

「わかった、雄二、私はもう行くよ。人質は今どうなってるの?」

「今は吉井兄が向かってる、でもあいつのことだからどんな判断をするか・・・」

「早く行くよ、連れてって」

 

言うやいなや私たちは教室を出た。

 

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「おい、お前ら!!島田さんを放せ!!」

「吉井!ウチのことは気にしないで早くこの二人を倒して!」

 

・・・・急いで来てみたら、なんかどっかのサスペンス劇場が広がっていた。

 

「てか、ミナはなんでつかまっちゃったの?」

そしたらBクラスのA君が丁寧に教えてくれた。

 

「はっ!こいつはなあ、俺たちが「吉井兄が階段から落ちて、出血がひどいから今Bクラスで保護してる」って言ったらそっこくついてきて、あっさりつかまったんだよ!!」

 

なるほど・・・つまり・・・

 

「ミナの・・・女の子の優しい気持ちに付け込んで騙したんだね?確かに良い戦略だ。ほめてあげるよ。だから、ここで死ね。ねえ、あんたの力で私とクズ、を一対一にして、そこの先生でアキ兄さんともう一人のクズを同じようにできるよね?」

「はい、もちろん。」

「じゃあ、覚悟しろ?このゲス野郎、お前を徹底的に虐めてやるよ。サモン!!」

「畜生!サモン!!」

 

そうやって魔方陣の中から現れたのは、制服をきてデフォルメされた小さい私。

 

「ハッ!なんだその装備は!ただの雑魚じゃねえか!!」

このクズからの評価なんてどうでもいい、はやく終わらせよう。

 

吉井雪菜・・・・総合得点3865点

 

やっぱりな・・・途中で終わんなかったから、点数も低い。まあ、あいつを虐めるのにはもってこいの点数だけど。

 

「なんだよその点数は!!お前、チートしただろ!」

聞かなくていいや、こんなノイズ。

そして、私は彼の召喚獣の顔だけを殴って戦死させた。アキ兄さんの方をみたが、相手の点数がもともと削れてたので、簡単に勝てたようだ。

 

このあと、ミナと兄さんが甘~い雰囲気を醸しだしたので、私たちは一回教室に戻ることにした。

 

「あ~りゃりゃこりゃりゃ~、これじゃダメだね。」

「そうですね、補給試験もできませんし・・・ユキちゃんは必要ありますか?もし必要なら私の特権でほかの空いている教室でできますが?」

「私は大丈夫だけど・・・・他のみんなの試験はできないの?」

「すいません、ユキちゃん以外の生徒に対しては使えないんです。」

 

まあ、この人は私の(残念ながら)専任なので当然といえば当然かな。

そんな矢先、我らの代表が戻ってきた。

 

「こりゃひでぇなおい、誰か早くペンや消しゴムを調達してくれ。一刻も早く体制を持ち直すぞ。」

 

雄二は、Bクラスの代表と交渉にいってたらしい。明日も戦争を長引かせるようだ。

では、その間にあの根本が何か策を練るとは考えられないだろうか?例えばCクラスの代表で、彼女でもある小山さんととか・・・・それを口に出すと、雄二の顔色が激変し、アキ兄さん等の護衛を連れて、Cクラスに向かった。

 

「ねえ、私はテストを受けるための筆記用具が必要で、かなりの時間を使うから、ペンや消しゴムが多ければ多いほうが良いんだけど・・・・」

「ふふ、持ってきますよ。あなたはそこで休んでていなさい。」

 

好都合だ。今のうちに「アレ」を確認しとこう。下手したらとんでもないことになる。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・無い。かばんの中、机の下、ロッカーの中、黒板の裏、すべてを探したがどこにも見当たらない。最悪の状況が目の前に広がったことを実感した瞬間、かばんが倒れた音が聞こえた。恐る恐る振り向いてみると、その中から一枚の手紙が出てきた。

 

差出人は・・・・・・・・・・根本

 

吉井雪菜

お前の身体検査の結果を俺が所持している。この内容を社会に公表されたくないのであれば、この戦争には参加しないことと、一生俺の奴隷になることを誓え。

 

なんとも厨2的な内容だが、この手紙は私を絶望させるに十分すぎる内容だった。

 

ガラッとドアが開く。

あの人が筆記用具を持ってきたようだ・・・・・ダンボールで。そんなことで心が安らぐ自分をいましめ、これからのことを考えなくてはいけないとは・・・・本当に私の人生はついてない。

 

「?大丈夫ですか?ユキちゃん、顔色が悪いですよ?」

「大丈夫、こんなコト(絶望)には慣れてるから・・・・」

「???」

 

この人に相談すれば何とかなるのかもしれない。でも大丈夫なの?一度私を見捨てた人に、まかせられるの?わからない、わからないよ・・・・誰か教えてください。

 

私は明日起きるであろうことに苦悩して一睡もできなかった。

 

神様、もしあなたが本当に存在するのなら、教えてください。この私の人生には希望はありますか?これまでの絶望に見返りがあるほどの結末をあなたは与えてくれますか?もしこのままの人生で、それがあなたに定められた運命ならば、いつか私が死ぬその時にあなたを八つ裂きにして差し上げましょう。




これがキッカケで二人の距離もかわるかな?

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