魔王候補と七つの大罪   作:機工戦士睦月

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前回の続き。
流石に今回は抑えた。
序盤にちょっとあるかなくらいです。
それではどうぞ。


東の触手編 Ⅱ

「とは言ったものの、何をすればいいのかね」

「別に前みたいに気楽にいけばいいんじゃないか?」

 

 横たわるアラタの身体の上に乗っかるソラ。

 腹の上で馬乗り状態だった。

 しかし、重いことはなく、逆に軽い。

 さらに腹に温もりを感じる。

 

「ななな……何してるんですか!?アラタさんの上から離れてくださいよ!」

「なんだイリア?お前もマスターの上に乗りたいのか?」

「な!?そそそ、そんなわけないじゃないですか!」

「俺はいつでも大歓迎だぞ?」

「アラタさんもそんな破廉恥なこと言わないでください!」

 

 イリアは顔を真っ赤にしながらアラタとソラに怒っていた。

 アラタもソラも愛想笑いを返す。

 イリアはむすっとしていたが、二人の顔を見て溜め息を吐く。

 ソラもこれ以上はと思い、アラタの上から降りる。

 アラタは少し残念そうにしながらも起き上がる。

 

「それで前みたいにってのは、王立リベル学園の時か」

「そうだぜ、マスター。あの時だって特に心の準備だけしかしてなかったろ?」

「心の準備だけってわけじゃないが……まあそうだな」

「そうだったんですか?」

「そうか、あの時はまだイリアはいなかったもんな」

 

 別空間にリベル学園を作ったのはイリア自身である。

 そこでアラタは聖の姿をしたイリアと初対面したのだ。

 いや、正しくは再開だ。

 聖が消えたあの日以降、ずっとそばにいたのが聖の姿をしたイリアだった。

 リリスが襲撃した時はソラだったが。

 そんなことを思い出していると、不意に扉が叩かれる音がした。

 

「開いてるから入ってくれ」

「お邪魔するッスよ」

「わーい!お兄さんだ~!」

 

 入ってきたのはレヴィとユイだった。

 レヴィは相変わらずの制服姿だが、ユイはパジャマだった。

 

「あれ、ニンジャは制服なのか?」

「忍者は常に戦闘態勢なんスよ」

「要は誰かが襲ってきた時にすぐに対処できるようにするためか」

「ピンポ~ン、正解ッス」

「それじゃあ夜這いすらできないな、マスター」

「いや、それ以前の問題だろ」

 

 レヴィはよく天井で横になって寝ている。

 壁を這うことができない限りレヴィに夜這いすることすら叶わない。

 それに加え、トリニティセブンで唯一裸の姿を晒していない。

 本当につかみどころがない忍者だ。

 

「大丈夫ッスよ。たまにベッドで寝てるッスよ」

「でもレヴィちゃんがベッドで寝てるところ、ユイ見たことないよ?」

「そりゃ人前で寝ることはしないッスよ」

「本当につかみどころないな、ニンジャは」

 

 アラタに向けてピースをするレヴィ。

 

「それで何か用事があるから俺の部屋に来たんだろう?」

「ああ、そうだったッスね」

「じゃあ隠れるよ~!レヴィちゃん!」

「ああ、おい!」

 

 アラタは止めようとしたが、レヴィは天井に、ユイはアラタの布団に隠れた。

 ユイよ、そこに隠れたら一目瞭然でばれるだろう。

 アラタはそう思っていた。

 レヴィとユイが隠れて間もなく、扉がノックされた。

 

「開いてるから入ってくれ」

「お、お邪魔します。アラタさん」

「入るぜにーちゃん」

 

 今度はミラとアキオが入ってきた。

 この二人がアラタの部屋に来るのは王立リベル学園の調査前日以来だ。

 ミラは前回の反省を踏まえてなのか、パジャマでなく制服だった。

 アキオは前回と同様にパジャマで来ていた。

 

「なんだ。ミラはパジャマじゃないのか」

「残念だったな。パジャマだったら夜這いをかけてたんだろうけど」

「かけません!」

「前回の大将は恥をかいたからな」

「そんなに私に恥をかかせたいのですか!?」

「ジョーダンだよ、大将」

「アキオに同じく」

「私はまた夜這いに来たのかと思って楽しみだったんだがな」

 

 顔を真っ赤にしてしまい、俯いてしまうミラ。

 肩がカタカタと揺れている。

 

「何か面白そうな話をしてるッスね」

「それならユイも入るよ~!」

「なっ!?」

「なんだ。先に先客がいたのか。なんで言ってくんなかったんだ、にーちゃん」

「タイミングがなかったんだよ。それにお前らももう少し我慢できないのかよ」

「いや~今の話を逃したらこれ以上出てくるタイミングがないと思ったんスよ」

「レヴィちゃんに同じく!」

「これ以上私に恥をかかせないでください!!」

「ま、待ってくれミラ!なんで俺にだけ…………ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 ミラの理不尽な水晶攻撃によってアラタはこの間の記憶がすべてなくなっていたのだった。




ミラと言ったら水晶でアラタを殴るですね。(作者の偏見)
というわけで次回に続きます。
次回はこの編に出ていない残りのキャラを絡ませたいと思います。(主にリリスを中心に)
そして、アラタが天空図書館で手に入れた黒皇剣ジュデッカを人間の姿にしようと思います。
作者の想像なので文句は言わないでください。

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神のみぞ知るセカイを原作とした「神のみぞ知る新セカイ」を投稿しています。
ぜひ読んでみてください。

また、ラブライブ×アイドルマスターシンデレラガールズの小説、ご注文はうさぎですか?の小説も書いています。
近日中にアップする予定なので投稿されたらそちらもよろしくお願いします。

では、次回まで「バイビンビン」
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