IS インフィニット・シンフォギア   作:うさみん1121

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妄想がたまって書いてしまった新作です

え、さっさと前の作品終わらせよって?
いろいろ時間無いのよ…


本編へどうぞ!


シンフォギ奏者 雪音クリス

ある年の3月の最終日

普通に明日から高校生になる生徒なら、新しい学校生活に夢と希望と少しの不安を胸に過ごすであろうその日、モノレールの窓から見える景色を見ながら黄昏る少女がいた。

 

「…たっく、何で私がこんな事しなくちゃならないんだ。」

 

少女ーー雪音クリスは必然的にため息をついた。

 

 

ISーーインフィニット・ストラトスがこの世に誕生して、もう随分と経つ。白騎士事件を切っ掛けに世界各国でISの研究が行われた。

今や、ISは更なる可能性を秘められたものに進化した。

それが、シンフォギアだ。

シンフォギアとは日本政府がISが開発される依然から研究してきた聖遺物の研究とISのオーバーテクノロジーの組み合わせで出来た日本独自の新型インフィニットストラトスである。

既存のどの世代のISにも属さない独自のシステムで、ISの製作者である篠ノ之束をもってしても奇跡の産物だと言わしめるもので、日本政府はこの技術をどの国にも技術提供をしておらず、甘い汁を吸っている。

IS開発以前から世界各国で問題に成っていた特殊自然災害ーーノイズには聖遺物を混入した物でなければ対処出来ない事は分かっていたが、ISが開発されるとある程度はISで被害を抑えられると知った各国は聖遺物の開発をしなくなった。

しかし、日本は違った。その理由は実にハッキリとしたものだった。

 

単純に日本はノイズが発生しやすい国なのだ。どのくらいかと言われると毎年世界のノイズ被害の85%は確実に日本だと言われている程である。

そんな中で対抗戦力の研究を止めれば一瞬で国が滅ぶのだ。だから開発を止めなかった。

その結果がシンフォギアなのだ。

普通のISのどの部分と比べても圧倒的な高性能を発揮し、競技用の物として逸脱するため日本では特殊自然災害の場合と緊急事態、国存亡の危機、または国連安全保障理事会が許可した場合のみ活動できるように制限されている程である。

しかし、シンフォギアは聖遺物とそれに順応する事ができる奏者、さらにその奏者にはIS適正が必要で一つ作るのにISコアを使わなくてはならないので、量産ができないのである。

 

 

そして、この少女ーー雪音クリスはこの貴重なシンフォギアの奏者なのだ。

そんな”日本の宝”のような少女が何故こんな風にため息をついたのか、それは少し前の事件に遡る。

 

ISは本来女性にしか動かせない。

これは当たり前の事で世界で知らない人間はまず間違いなくいないだろう。

しかし、日本のある男子中学生がこの常識を覆したのだ。

少年の名前は織斑一夏

ブリュンヒルデーー織斑千冬の弟である。

彼はどうも試験会場を間違えたらしく、偶然目の前にあったISーー打鉄に触れてみたら動いてしまったという事らしい。

なんで触れたんだ、とか、試験会場間違えるなよ、とか、何故動く、とか色々疑問があるがまあそんな分からないものに思考を費やしてもしかたがない。自分に実害は無いのだし、気楽にしていようとクリスは思っていたのだ。

 

しかし、現実は日本政府から織斑一夏の護衛をシンフォギア奏者の中から一人出すよう言われ、運悪く彼と学年が一緒だったクリスが選ばれたのだ。

せっかく今の暮らしに慣れてきてこの春からは高校生になる少女にとってはあまりにも痛い事実だった。

 

 

 

そんな訳で彼女は絶賛拗ねているのだ。IS学園は全寮制であるため仲間の顔も毎日見る事ができないのである。

IS学園行きのモノレールの中で彼女は一人学園に着くまでグチっていた。

 

 

 

IS学園に着くと彼女はパッパと入寮手続きを済ませて荷物を部屋に置き、学園の職員室に向かう。

織斑一夏の警護に当たるについて学園側と話を着けなくてはならないからだ。

 

「雪音、こっちだ。」

 

彼女は自分の担任になるであろうその人ーー織斑千冬の方を見てため息をついた

クリスは事前に聞いていた事とはいえ、現実にその声を聞くとやはり自分はこの学園の生徒になってしまったのかと自覚してまた、ため息を着くと千冬の方向に向かった。

 

バシッ

 

千冬の前に到着するといきなり出席簿で頭を叩かれた。

 

「いきなり、何しやがる!!」

 

「人の顔を見るなりため息をつく奴が悪い。」

 

クリスはぐぐっとうなり声を上げたがそれでも反論の方はでないようで悔しそうに口を閉ざした。

 

特殊自然災害科の指導にあたることもある千冬とシンフォギア奏者として科にいるクリスは以前から接点があったがクリスは千冬のような人が苦手なため接触を避けていたし、千冬の方も避けている相手にワザワザ近づこうとはしない。

なのでお互いの事を知っていても二人きりで対面して話すのは何気にこれが初めてだったりするのである。

 

「…すまんな、ウチの愚弟が世話を掛けてしまって、お前も普通だったら風鳴と同じ学校に進学する筈だったのだろう、お前の未来を一つ奪ってしまった事に対して謝罪する。すまない。」

 

「…別に動いちまったものは仕方がないさ、こうなってしまった事に今さら文句なんてものは無い。」

 

カッコいい事いってるが今クリスは涙目である。この強がりに流石の千冬も苦笑いしか返せないでいる。

 

「お前と同室の奴は政府からお前らとは違うルートで愚弟の護衛として配属された関係者が入る事になっている。そいつは明日の入学式から来るからそれまで部屋でのんびりとしているといい。どうせ、お前には今さら教える事は無いだろう?のんびりと学園生活を送るといい」

 

千冬との会話はそれで終わりその日は部屋のベットで寝転んでいるうちに終わって、入学式の朝になった。

 

 

 




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