雪音クリスがIS学園に入学して二週間が過ぎた。
その間にクラス代表は織斑一夏に決定した。
大事たたいてたわりには織斑一夏は接戦をものにできずセシリア・オルコットに敗北してしまっていた。
しかしながらどうもこのオルコットという女はこの戦いにおいて織斑一夏に恋をしてしまったもようである。
彼はどうも天然ジゴロの朴念仁のようで彼女と幼馴染だとい女のあかるさまな好意に気づいていないようだ。
クリスはその二人に同情の念うを送りつつも特に織斑一夏とはかかわろうとはしなかった。
かかわったら彼女たちににらみ殺されるかもしれないとクリスはひそかに思っていたほどだ。
そのくらい彼女らにとって織斑一夏という存在は重要なもので大切な居場所なんだろう。
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その日は初めてのISの実習の日だった。
「ゆっきー、いつもは寝てるのに今日は起きてるの~?」
「いや、流石に実習の時はねられないからな。」
のほほんとそんな話をしているといつ現れたのか織斑先生がすでに前に立っていた。
「専用機持ちは速やかに全員前に出ろ。」
そういわれると織斑一夏とセシリア・オルコットは前に出た。
「専用機持ちは全員前に出ろといったはずだぞ。雪音。」
織斑先生に名指しされると全員の視線がこちらに向いた。
「いやだな、先生あたし専用機なんて「アイアンクローがほしのか?」ごめんなさい。」
流石に千冬のアイアンクローを好き好んでもらいたいやつはいない
「さっさと並べ。」
そういわれて仕方なく並ぶために前に行こうとしながらもクリスは
「しかし、織斑先生。わたしの専用機のことはまだ説明してないんじゃぁ」
「そのことなら今日の午後の授業範囲だ。先にイメージを固めておいてもらうだきに過ぎん。」
そう言われたら反論する事もできない。しかたなく、セシリアたちの横に並ぶ。
クラスメイトの視線がもろに自分に突き刺さる。その事がクリスは堪らなくイヤだった。
別に見られていることは構わないが、全員が全員クリスに興味深々というかどのくらいの実力なのか試すような上から目線のような視線で見てくるのだ。
専用機持ちのセシリアはまだ良い。専用機も持ってない奴よりも下な分けが無いのになんでそんなに見てくるのだろうか。そこがクリスのピンと来ない理由だった。
実際はみんなクリスの美しさに引かれ、授業中の織斑千冬へのあの態度から相当な実力者である事である事はある程度予想が着いており、試すような上から目線というのは実際のところクリスの被害妄想でしかないのだが…
「展開してみろ。」
そう指示されると織斑一夏とセシリア・オルコットは即時展開を始める。
「行きますわよ、ブルー・ティアーズ!!」
「来い、白式!!」
二人が展開したのを確認するとクリスは息を吸い込み
ーーー聖歌を唱えるーーー
「Killiter Ichaival tron 」
鎧が彼女の回りに絡み付く。発せられる聖なる光は神々しく、聞こえてくる歌は人の心に安らぎを与える。
その姿は天使が羽衣を纏うように美しく、魔法少女の変身のように可愛らしく、それでいて戦乙女のような逞しさが同居していた。見るものは目を引かれ魅せられる。
彼女の展開を見ている生徒全員が誰も声を出す事が出来なかった。暫くの間その空間を静寂が支配していた。
暫くの静寂を破ったのはセシリア・オルコットだった。
「あ、ああ、あなた、シンフォギア奏者でしたの!!」
「一応そう言うことになるな。」
事なげにクリスは言った。しかし、それはクラスメイトにとってはもの凄い衝撃に見舞われた。
「ユッキー、シンフォギア奏者だったんだね~」
「うそ、うちのクラスにシンフォギア奏者がいたの!!」
「信じられない!!あれの適合者なんて滅多にいるもんじゃないでしょ。」
「男性操縦者もいて、代表候補生も、その上シンフォギア奏者まで!!」
「ホント、このクラスって恵まれてるわ!!」
わいわい、ガヤガヤ、どころではなく近所に住宅があったら間違いなく苦情がくるレベルでの騒ぎである。そんな騒ぎの中織斑一夏がすごすごと疑問を口にした。
「なぁ、シンフォギア奏者ってなんだ?」
その瞬間、クラスの時間が止まった。
そして
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「えええーーーーーーーーーー!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
クラス全体が驚愕した。
「いいですか一夏さんシンフォギアというのはですね、日本が独自にISを強化したもので、通常の競技用のものとは違い特殊自然災害ーーノイズに対抗する為に作られたもので、その性能は第五世代の者と言われています。ISの適正に加えて、音楽の適正、中に食い込まれている聖遺物との適正など、奏者を見つけるには非常に困難なものの先に述べた通りに異常なまでの性能を発揮するもので、シンフォギア奏者とはそのシンフォギアを扱える希有な人の事を言うんですわ。」
セシリアが懇切丁寧に説明するも一夏にはピンとこないようであった。その様子を見てセシリアは、
「簡単に言えば、普通よりも乗る人を選ぶかわりにあり得ないほどの高性能を発揮するISですわ。」
「なるほど、そうか。」
ここまで簡単には説明するとやっと一夏は納得したようだった
「織斑も納得した様だから、此れから実習に入る。」
千冬がそう切り出すとやっと普通の授業に戻れたのであった。
戦わなくてすいません
読者の方の中には戦闘を楽しみにしている人が多いと思いますがバトルは鈴と戦うシーンまで有りません。
ほんとうにごめんなさい
それでも読んで頂ける方は今後ともヨロシクお願いします
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