仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜 作:Purazuma
年齢:35歳
泊リョウタの父。
彼はクリムスタインベルトに頼まれた部品の調達や、クリムが手掛けた基本設計図を元にドライブシステムの一部の製作を行っていた。
アメリカでネクストシステムを完成させ、詩島流星と共に急遽日本に帰国してくる。
妻である泊カレンは他界している。
泊カレン
年齢:22歳(享年)
泊リョウタの母。
元々は科学者だったが、リョウタが生まれたのを機会に家事に専念するようになる。
リョウタが5歳の頃に何者かに殺害される。
「みなさん、おはようございます。えーーまだまだ寒いですが、、、、、」
おっす、泊リョウタっす。
今日は朝から集会なんだよ、、、、ああ眠い、、、、
もうマイクを通しての先生の声なんて全然耳に入ってこない。
「みなさん、最近機械生命体がよく町に現れます、えーー決して、近づかないで、見つけたらまず逃げなさい。あなた達の命が最優先です。」
先生、、、逃げなさいって、、、どんよりの中じゃ普通の人間は動けんでしょ、、、、、
あ、やばいもう寝そう、、、、、、zzzzzzZZZZZ
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昼休み。
俺とココアと千夜と流星。
いつものメンバーで弁当を食べていた。
「リョウタ君、集会の時に寝てたよね。」
「あら、ココアちゃんも寝そうになってなかったかしら。」
仕方ないじゃない、眠いんだもの。
「あ、そうだ、面白いものが撮れたんだよね。」
流星がポケットから二枚の写真を取り出す。
そこにはありえないくらい最高のアングルで俺とココアの寝顔が写っていた。
「「ええ!?」」
俺とココアの声が重なる。
流星から写真を奪い取った。
「お、おかしいだろ!!どうやったら集会中にこんな写真とれんだよ!!」
「ああ、それはね、、、、」
「?」
流星は自分のポケットを探り、俺だけに見える場所にそれを置いた。
「か、カラフルコマーシャル、、、!?」
「?からふるこま、、、、?」
「い、いやあ!!なんでもないぞココア!!!」
流星のやつめ、、、、下らん事にシフトカー使うな!!!
「(ていうか学校で使うなよ!)」
「(バレなきゃ大丈夫でしょ)」
「(大丈夫じゃないから言ってんだよおおおおおおお!!!!)」
「なんかさっきから二人とも目だけで会話してる!?」
ピンポンパンポーン
「、、、ん?」
放送みたいだ。
『生徒の呼び出しです。三年生の泊リョウタ君、至急校長室に来てください。繰り返します、、、、』
「、、、、、へ?」
え?俺?
「リョウタ君、、、、何かしたの、、、?」
「ついにやっちまったか、、、、、」
「あらあら、、、、」
三人とも俺を犯罪者を見る目だ。
「何もやってないよ俺!?ちょ、、!やめ、、、!やめてその顔!!!!」
「早く行った方がいいんじゃない?」
「あーくそ!!!とにかく行ってくる!!!」
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「失礼します。」
校長室のドアを恐る恐る開ける。
俺が、、、、、
俺が何をしたって言うんだぁ、、、!
「待っていたよ。」
そこには奥の大きな椅子に腰掛けている老人、、、、真影校長がいた。
横にはなぜか科学担当の能見先生もいる。
「それで、、、なんだって俺を、、、?」
「はははは、、、安心したまえ、別に叱るために呼んだわけではないよ。」
「じゃあどうして、、、、、?」
そこで能見先生が口を開いた。
「先日町で機械生命体が暴れていた時に、あなたが避難誘導をしてた、と情報が入ってね。」
「ああ、、、、はい、まあ。」 (いつだったっけそれ、、、、、ああ、死神と初めて会った日か)
「君は自分の危険を顧みずに、勇気ある行動をしてくれた、我が校の生徒として誇りに思うよ。」
「はあ、、、」
それだけかい。
まあ校長に褒められたから嬉しいことには変わりないが。
「それで、、、その機械生命体とはどういった雰囲気で?」
「え?」
なんでそんなこと、、、、
「うーん、、、、俺が見た時はただ、町を無差別に破壊しているように見えましたね。」
少しの間の沈黙。
「、、、そうか。もう帰っていいよ。これからも期待しているよ。泊リョウタ君。」
「は、はい!」
帰ろうとすると、能見先生に呼び止められた。
「ああ、それと泊君、この前のテストの補習、今日の放課後なので、そのつもりで。」
「は、はぁい、、、、、、」
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放課後、補習が終わり、教室に戻ってきた。
窓の外はすっかり日が暮れている。
「ふーーー、、、、やーっと補習終わった、、、、ココアと千夜は、、、、流石に帰ったか。」
そこにはドヤ顔の流星しかいなかった。
「ふっふっふ。待っててやったんだ、感謝しろリョウタ!」
「へい、流星さん。」
「侮辱された気分だ。」
うん、だって侮辱したもん。
いや、本当はすげえ嬉しいぞ流星。恥ずかしいから言わないけど。
「、、、、、て、あ!!!!!俺もバイトあるやん!!!流星悪い!!!先帰ってる!!!!」
「ま、そうなるよな。」
「ほんとごめん!!!じゃあな流星!!!!」
流星は何も言わずに手をヒラヒラとさせてリョウタを見送った。
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リョウタを見送った俺は、今学校の近くの森林に向かっていた。
なぜなら。
「いるんだろ?出てこいよ。」
姿が見えない''何か''に話しかける。
それは殺気とも呼べる闘争心を放っていた。
木の影から出て来たのは、チェイス。ロイミュードの番人、そして死神。
「気づいていたのか。」
「当たり前だ。さあ、、、、始めようぜ、、、、!」
チェイスはブレイクガンナーを、俺はシグナルマッハを手に取る。
《ブレイク・アップ、、、、!!!》
《シグナルバイク!!!》
「LET'S、変身!!!」
《ライダー!!!マッハ!!!!》
同時に仮面ライダーマッハ、魔進チェイサーへと姿を変える。
「この前の借りは返させてもらうぜ!!!」
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「あれ?チノからメールだ。、、、、、『きんky』、、、、、、?なんだこれ。」
『何かの略か?』
「うわ!?ベルトさん!?」
いつの間にかシフトスピードが肩に乗っていた。
やっぱりいきなり声かけられるのは慣れない。
「ただいまー!」
ギリギリセーフ、、、、かな?
、、、、、、って、あれ?
ラビットハウスの中には誰一人いなかった。
店の中は不気味なほどに静まり返っている。
「チノー?ココアーーー?リゼーーーー?」
返事がない。
『!?リョウタ!!あそこだ!!!』
「、、、、、っ!!な、、、!?」
テーブルの脚の隙間から、誰かが倒れているのが見えた。
「あれは、、、、!タカヒロさん、、、!?」
すぐにタカヒロさんのそばに駆け寄る。
となりでティッピーも気絶していた。
「タカヒロさん!!タカヒロさん!!」
「、、、、う、、、、、」
「!?タカヒロさん!!しっかり!!!」
タカヒロさんは頭から血を流していた。
「リョウタく、、、ん、、、、チノ達が、、、、」
「チノ達がどうかしたんですか!?」
「ロイミュードに、、、、、、つ、、、、つれさられ、、、、、、、た。」
「!!!!!」
『なんてことだ、、、、!』
「ベルトさん!!!父さんを呼んで!!」
『既に呼んだ!!!』
タカヒロさんがムクっと起き上がる。
「あ!動いちゃだめです!!」
「大丈夫だよ、すこし攻撃が掠っただけ、、、、私の事はいい、、!チノ達を助けてくれリョウタ君、、、!!」
「で、でも、、、、!!」
「行ってくれ!!!」
「は、はい!!!」
『敵は既に発見済みだ!!急げリョウタ!!!』
俺はラビットハウスを飛び出し、走ってきたトライドロンに乗り込み、目的地へと向かった。
ーーーーーーーーーーー
ま、まずいよう、、、!私とチノちゃんとリゼちゃん。三人とも捕まっちゃった、、、、!
三人ともロープで足と腕を縛られている状態。
「ど、どうしてこんな事するんですか!」
目の前の怪物に向かって訴える。
しかし返って来たのは言葉ではなく痛みだった。
怪物に殴り飛ばされ、体が少し浮く。
「いたっ、、、!!」
「ココアさん!!」
「くそ、、!!やめろ!!ココアとチノには手を出すな!!するんなら私にしろ!!!」
「だまれ!!!」
「きゃっ、、!!」
今度は地面に光弾を撃ち込み、脅してきた。
「お前らはただの餌だ、、、仮面ライダーをおびき寄せるための、、、な。」
「仮面ライダーだって、、、、!?」
ううう、、、、どうしよう、、、!
「チノちゃん、メールどう?(ボソッ」
「すみません、上手く送れませんでした、、、(ボソッ」
「私もシャロに警察呼ぶように頼んだけど、、、、まだみたいだな、、、(ボソッ」
「貴様らぁ、、、!!!何を話している!!!」
怪物はリゼちゃんの髪を乱暴に引っ張った。
「う、、、っ!!」
「お願い!!!やめて!!!!」
「はーっはははははは!!!!!!さあ出てこい仮面ライダー!!!早くした方がいいぜ、、、!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーー
とある廃工場。
「ここか!?」
『ああ、、、間違いない、、、!!』
「よし、、、!!、、、、ん?」
工場の入り口でシャロと千夜が立っていた。
「あ!リョウタ君、、、!」
「リョウタ、、、!!!」
「二人は無事だったのか、、、!よかった、、、!!」
「リョウタ君、、!!ココアちゃん達が大変なの!!!」
千夜は涙をボロボロ流し、俺の服の胸元あたりを掴んで言った。
「わかってる、、、!!シャロ、警察には!?」
「連絡はしたんだけど、、、、イタズラだと思われちゃって、、、!切られちゃったの、、!!」
「くそっ、、!!!!とにかく行こう!!!!」
「う、うん!」
しかしまずいぞ、、、!!!
この二人がいたら変身できない、、、!!!!
ーーーーーーーーーーーーー
「あーああ、、、、なんか暇だなぁ、、、、一人くらい殺していっかーーー!」
「え、、、?」
ロイミュードは腕を剣に変化させ、ココアの首元に当てた。
「ひっ、、、!」
「ココアさん!!!!」
「ココア!!!!」
「はっははーーーーー!!!!!死ねえええええ!!!!」
ロイミュードは腕を大きく振りかぶり、ココア目掛けて振り下ろした。
「きゃああああああああ!!!!!」
誰か、、、、!!!
助けて、、、、、!!!!
リョウタ君、、、、、、!!!!
「おらあああああああああああ!!!!!!」
「なにぃ!?」
無我夢中で放った飛び蹴りは、ロイミュードの体に当たり、奴は体制を崩した。
「ちぃ、、、!!!ガキィ!!てめえはお呼びでねえんだよおおお!!!!!」
向かってくる剣を避ける。
「ふん、そんなもんか。」
「なんだとおおおおお!!!!」
挑発して誘導する。
まずはココア達からこいつを遠ざけるんだ、、、!!!
既に千夜とシャロが三人の縄を解き終わっていた。
「よし!!!みんな逃げろ!!!!」
「だめだよリョウタ君!!!一緒に逃げよう!!!」
「後で追いつく!!!!早く!!!!」
「でも、、、!!!でも、、、、、!!!!」
「!?、、、、、くそ、、、!!!!」
ココア達がいる方から二体の別のロイミュードが現れた。
こっちに向かってくる。
「うわあ!?別の怪物が来たよ!?」
、、、、挟み撃ちか、、、、!!!
「ふん!!!」
「がっ、、!!」
ロイミュードに蹴り飛ばされ、地面にゴロゴロと転がり、ココア達の前で止まった。
「リョウタ君!!」
「まずいです、、、、!囲まれてます!!!!」
むかつく、、、、
むかつく、、、!!!!!!!
むかつく!!!!!!!
「、、、、、、いくぜベルトさん。」
「リョウタさん!!今はだめです!!ココアさん達が、、、!!!」
「え、、?なに、、?」
、、、、っ!!!今はココア達に見られている、、、、!!!
変身は、、、、!!!!
「いや、、、、今だからこそだ、、、!!!」
「リョウタさん、、、、!」
「今やらなきゃ、、、、俺は、、、!!!!」
これは今、、、、、俺にしか出来ないことなんだから!!!!!
「ベルトさん!!!!!!!!!」
『わかった、、、、、私も全力で付き合おう!!!スタート・ユア・エンジン!!!!』
キーを回す。
シフトブレスに装填。
レバーを倒す。
「リョウタ君、、、、、?」
『ドライブ!!!タイプ!!!!スピード!!!!!』
赤い装甲に包まれる。
タイヤが挿さる。
そしてハンドル剣を受け止め。
「俺は、、、、、仮面ライダードライブ!!!!」
「な、、、!?貴様がぁ、、、!!!!」
「リョウタ君が、、、、、!!!」
「「「「仮面ライダー!?!?!?」」」」
「隠れてろ!!!!」
「う、うん!!」
『スピ!!スピ!!スピード!!!!』
『ターン!!!!ドリフトカイテーーーン!!!!』
後から来たロイミュード二体をハンドル剣で瞬殺する。
「なぁ、、、!?一瞬、、、、だと!?」
「さあ、、、、!!!!覚悟しろロイミュード、、、、!!!俺は今、、、、、サイッコーーーーに機嫌が悪い!!!!」
「くそ!!!」
ロイミュードは腕を銃に変化させた。
奴は、、、体を自在に武器に変化させる能力か、、、、ウェポンロイミュード、、、、と言ったところかな。
『ドライブ!!!!タイプ!!!!テクニック!!!!』
タイプチェンジしつつドア銃を受け取り、放たれた弾丸をハンドル剣で弾き、ドア銃で相殺しながら接近する。
「くそ!!!くそくそくそくそくそくそ!!!!!!」
横一線。
ハンドル剣でウェポンロイミュードを切る。
『タイヤコウカーン!!!ロード!!ウィンター!!!』
「くらえ!!!」
ウィンタータイヤで冷気を放ち、ウェポンロイミュードの動きを止める。
「ううう、、、!?くそ!!!」
『ドライブ!!!!タイプ!!!デッドヒート!!!!!』
『タイヤコウカーン!!!マックス!!!フレア!!!!』
デッドヒートにタイプチェンジし、さらにマックスフレアでのタイヤコウカンだ、それが生み出す熱は言うまでも無いだろう。
「砕け散れぇ!!!」
『ヒッサーツ!!!フルスロットル!!!!フレア!!!!』
凄まじい高熱を纏った渾身の拳がウェポンロイミュードに直撃する。
「っ、、、、!?」
ウェポンロイミュードの体は断末魔を上げる暇もなく、蒸発した。
まだコアが残っている。
「しぶとい奴、、、!!!」
コアに攻撃しようとした瞬間。
「なに!?」
何者かの触手によってそのコアは回収された。
「誰だ!?」
触手が伸びて来た方を向くと、そこには。
「始めまして、仮面ライダードライブ。」
黒いナース服の様な物を身につけた女だった。
『まさか、、、、メディック!?』
「ベルトさん、知ってるのか!?」
メディックはバレエの動きをしながら話し始めた。
「まだロイミュードを倒そうと言うのですか、クリム?全く諦めの悪い男です。」
「まさか、、、、あいつも、、、」
『ああ、、、、ハートやブレン、チェイスと同じ、、、、幹部ロイミュードだ。』
「007のコアは回収完了、、、目的は果たしましたわ。」
メディックはそのまま何処かへと消えてしまった。
「おい!!!まて!!!!、、、、くそっ、、、、!!」
まだ幹部がいたなんて、、、、、
でも、今はそれより。
「あ、、、、、」
「、、、、、」
隠れていたココア達と目があった。
「あっははは、、、、、、バレちゃったな、、、、」
ついに正体バレちゃいましたたたたたたた