仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜 作:Purazuma
『私に盗めない物はないのよ!!』
「、、、?なんかラパンってシャロに似てないか?」
「リョウタさん、映画館では静かにしてください。」
「はーい、、、、」
泊リョウタだ。
前の話通りみんなで映画を観に来たわけだが、、、これがなかなかおもしろくてつい見入ってしまう。
なんか主人公がシャロに似てるのが気になるが。
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「中々おもしろかったね。」
「パンフレットも買っちゃったよ。」
映画を観終わり、映画館を出た俺達は自然と映画の感想を口にしていた。
「さっきの話を青山さんが考えたんですよね、すごいなぁ、、、、」
心からそう思う、物語を考えるのは大変なイメージがあるからだ。
「いえ、大した事じゃないですよ〜」
青山さんもラビットハウスで待機というのも危険なので、ついてきてもらった。
「ルパンは自分の伝説を侮辱されたと思って、原作者の青山さんを殺そうとしたわけか、、、、」
怪盗アルティメットルパン。
調べた結果、かなり昔に話題になった大怪盗ということが分かった。
今ではすごいおじいさんになっているはずなのだ。
「じいさんがあんなに動けるもんかな、、、、」
もうちょい詳しく調べる必要があるな。
「リョウタ君大丈夫?」
「え?」
気付けば目の前にココアが俺の顔を覗き込んでいた。
「なんで?」
「すっごく疲れてるみたいだったから、、、、」
「え?ああ、ちょっとルパンについて調べてたからかな。ただの寝不足だよ。」
「そっか。でも、何かあったら私に言ってね!!力になるから!!」
「ココアさんの場合余計疲れそうですね。」
「チノちゃん酷い!!」
笑いが巻き起こる。
「リョウタさんは怪盗に興味があるんですか?」
青山さんがおっとりした感じでそう言った。
あ、そうか。
青山さんは俺と流星が仮面ライダーって事は知らないんだった、、、!!
気をつけないと、、、
「え、ええ、ちょーっと気になるなぁって、、、、」
「青山さんは、次回作とかもう考えてるんですか?」
千夜が不意にそう言った。
「実は、、、仮面ライダーさんの話を書こうと思っているんです、、、、」
その発言にその場にいた全員が一瞬フリーズする。
「そ、そうなんですかー!面白そうですねーーー!」
マジか、、、、恥ずかしすぎだろおい、、、、
「どうするよ流星、俺達有名人になっちまうぜ、、、?(ボソッ」
「いや、もう手遅れだと思うけど(ボソッ」
ですよねえ、、、、
「み、みんな!あれ!!」
リゼが突然近くの建物の屋根の方向を指差した。
そこにいたのは
「仮面ライダー、、、、ルパン、、、!?」
以前戦ったルパンが建物の上に立っていたのだ。
奴はすぐに遠くへ飛び去ろうとした。
「っ!?待て!!!流星行くぞ!!!みんなは青山さんを安全なとこに頼む!!」
「ああ!!」
「わかった!!」
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途中で俺はトライドロンに、流星はライドマッハーに乗り、ルパンを追跡した。
しかし
「くそっ!!見失ったか!!!」
「速いな、、、あいつ。」
『ここは、、、、、、リョウタ。』
「おう、ベルトさん。どした?」
『運転を代わってくれ。流星も着いてきてくれ。』
「?、、、あ、ああ、、、、」
どうしたんだ、、、、?
連れて行かれた先は、ある古い城だった。
「近くにこんな建物があったなんて、、、、」
「なあベルトさん、この城がどうかしたのか?」
『中に入ろう。』
「え?ああ、、、わかった。」
城の中に入り、二階へ上がるとそこには、、、、
大きな棺桶があった。
「これは、、、、?」
『開けてみてくれ。』
「ええ!?そんな罰当たりな、、!!」
「いやリョウタ、人が入ってるとは限らないぜ?」
「まあやってみるよ、、、、、、ふんっ!!!!!」
少しずつ棺桶の蓋が開く。
「かった!!!いてててて!!!流星手伝って!!!」
「え?そんなに?、、、ふんっ!!!!、、、、いっつ!!!!固い固い!!!!」
「「う、、、おらあああああああ!!!!!」」
ドスン、、、、!!!
一気に開けると、蓋が地面に大きな音をたてて落ちた。
「はぁ、、、!はぁ、、、!おえっ、、!あれ?何も入ってないぞ?」
中は空だった。
「どういうことだよベルトさん?」
『、、、、まずい、どうやら最悪の事態だ。』
「え?」
最悪の事態?
「それってどういう、、、、」
「そこに入ってたのはサイバロイドさ。」
「!?その声は!!」
いつの間にか俺達の後ろに白いタキシードスーツを身に纏い、マントを着けてる若い男が立っていた。
「、、、お前がルパンか、、、、」
「いかにも、俺が怪盗アルティメットルパンことゾルーク東条だ。」
あれ?爺さんじゃない、、、、どういうことだ?
「、、、、で、サイバロイドって?」
「それはそこにいる、、、、そのベルトの方が詳しいんじゃないか?」
「ベルトさんが、、、?」
『、、、サイバロイドは強化ロイミュードの一つだ。』
「強化ロイミュード、、、」
『かつて私は、、、ベルトではなくサイバロイドに意識をインストールし、私自身がドライブとなってロイミュードと戦う予定だった、、、』
「ええ!?そうなの!?」
『しかし、、、、サイバロイドは危険だ。意識が暴走しかねないとわかり、結果ベルトにインストールする事になったがね。』
強化ロイミュード、、、サイバロイドか、、、、、
『私はサイバロイドをこの城に封印した、、、、』
「まさか、、、、お前はそれを、、、!」
「そう、それを俺が盗んだ。ベルトにはできなくても俺には出来た、ということさ。」
「、、、、今繋がった、、、!ルパンの姿が若いのは、、、サイバロイドを盗んで、''若い姿の自分''をコピーしたからだ!!」
「正解。」
「、、、、お前の目的はなんだ?」
流星が問いを投げる。
「ロイミュードを撲滅し、英雄になることかな、、、?」
「なぜ青山さんを狙う。」
「彼女は俺の伝説を穢したからだよ、、、怪盗アルティメットルパンの伝説をもう一度作るには邪魔な存在だからね。」
「そんな理由で、、、人の命を!!!」
「おっと、狙ってるのは何もあの女性だけではないよ?」
「なんだと!?」
ルパンは次の瞬間、俺と流星に一気に接近し、まず俺の腹部に蹴りを入れた後、流星を殴り飛ばし、回転蹴りで俺の顔面を蹴った。
「がっ、、、!?」
「仮面ライダー君、、、君達にも消えてもらう。」
「ふざっ、、、けんな、、、!!!」
「俺はね、、、仮面ライダーという英雄が既にいることに驚いたさ、しかし同時に嬉しくもあった、そいつと正々堂々力比べで仮面ライダーの座を盗もうと考えてたからね。しかし、、、、、、」
「ぐっ、、!?」
ルパンはもう一度俺に接近し、倒れてる俺を無理矢理立ち上がらせ、腹部をなんども殴り、膝打ちをしてきた。
「てめえ!!!」
「ふんっ!!」
止めに入った流星を軽くいなし、足を引っ掛け転ばせ、蹴りを入れて吹き飛ばした。
「君達を見た時はがっかりしたよ、、、、ベルトに力を分けてもらい、はしゃいでいる青二才の組み合わせ!!!!」
「、、、、っ!?」
「それが仮面ライダーの正体だ。」
、、、、かもしれない。
そう、、、かも、、、し、、、、
いや!!!何を納得してんだ俺は!!!!
覚悟を決めたはずだろ!!!!
みんなを守るって、、、、、!!!決めただろ、、、、!!!
俺はそのために生まれてきたんだから!!!!!!
あれ?
そのために生まれたって、、、、、
なんでこんな事知ってんだろ、、、、、、
、、、げて!!!!
○×ンーーーーーっ!!!!
「ぐっ、、、、!?ぐあああああああああああ!!!!」
「リョウタ!?」
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い
頭が熱くて痛い、、、!!!
気がおかしくなりそうだ、、、、!!!
「がああああああああ!!!!」
『リョウタ!?どうした!!!リョウタ!!!』
「、、、?錯乱したかね、、、、、、はぁ、、、、もういいよ。」
ルパンは俺にルパンガンナーを向けた。
「君は、、、、俺と戦う意味も無い。」
「う、、、っ!!!くそっ、、、!」
ルパンがトリガーに指をかけた瞬間。
《ガン、、、!!!》
「!?」
ルパンの後ろから光弾が発射された。
ルパンはそれをルパンガンナーで何発か弾き、回避行動をとった。
「お前は、、、、、、死神、、、、、?」
「チェ、、、イス、、?」
そこにはブレイクガンナーを構え、二体ほどロイミュードを従えたチェイスが立っていた。
「魔進チェイサー、、、、ロイミュードの死神か、、、、何の用かな?」
「ふざけた奴だ、、、、人間でありながらロイミュードの力を使う、、、、許されないことだ。」
「それで俺を倒しに来たと、、、?」
チェイスは無言でブレイクガンナーの銃口を手で押した。
《ブレイクアップ、、、、!!!》
魔進チェイサーへと姿を変える。
「おもしろい、、、、まあ準備運動みたいなものかな、、、」
ルパンもルパンガンナーの銃口を手で押した。
《ルパン!!!》
奴がルパンガンナーを振ると、空中に無数の宝石が撒き散らされ、それがルパンに鎧の様に装着された。
仮面ライダールパンへと変身を遂げる。
「さあ、、、!!始めようか!!!」
次回でルパン編は完結かな、、、、?