仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜 作:Purazuma
来ちゃダメ!!!!
逃げて!!!!
やめろ!!!
○%¥〒ーーーーーーーーっ!!!!
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「はっ…………!?」
気が付くと俺は自分の部屋にいた。
体中に包帯を巻かれていて、あの巨大な氷の攻撃が当たった部分は若干凍傷の様になっている。
「いっ……!?」
隣にいた人間が俺に抱きついて来た。
ココアだ。
「うっ……!ひっく………!リョウタ君………!」
そうだ………俺は………001に負けて………
『気が付いたかね。』
「ベルトさん。」
横のテーブルに置かれているベルトさんを見ると………ディスプレイに怒り顔のマークが表示されていた。
「やっぱ怒ってるか…………」
『何故勝手に動いた!?死ぬ可能性だって十二分にあったんだぞ!!!』
「でも動いたから奴の能力を知ることができた。」
『001が君を見逃したのはただの気まぐれだ!!!二度とあんな行動はとるな!!!』
「…………ごめん。」
ココアは………まだ離れてくれない。照れる。
「心配かけてごめんココア。」
「もう!どうしてリョウタ君は………いつも一人で走っちゃうの!?心配したんだから……!!」
「………でも、許せなかったんだ。」
あいつを………001とブレンだけは許せない。
「明日の学校で…………必ずあいつらを追い詰める方法を………!!!」
「いや、それは許せない。」
「父さん………?」
扉を開けて入って来たのは、父さんだった。
「リョウタ、001には今後……………」
「一切関わるな。」
「は………!?何言って………!?」
父さんはさらに俺に近づいた。
「お前もわかったはずだ、奴の恐ろしさを、圧倒的な力を。」
「でも………不可能では無い気がするんだ、奴に対抗できる新装備を作れば…………!!」
「無理だ。」
「え………?」
「ドライブはこれ以上強化できない。タイプフォーミュラが最強の装備なんだよ。」
「そんな………!!」
父さんは下を向いた後、すぐに部屋を出ようとする。
「父さん!!待ってくれ!!!」
「………どうかしたか?」
「もしかして………001と俺達泊家は………何か関係があるんじゃないのか………?」
「………なんだって?」
「違和感を感じたんだ。いつもヘラヘラしてるあんたが、母さんの事と001の事になると妙にピリピリするっていうかさ………」
「それは………知っていい事だと思うか?」
「そうでなくても知らなきゃならないだろ…………自分の親の事なんだから!!!」
父さんの表情は……さっきと変わらず無表情に見えたが、段々と焦りを見せていた。
「知ってもお前のためにはならない。確実にね。」
父さんはそう言うと部屋を早足で出て行った。
「やっぱ………教えてくんないか………」
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朝が来た。
「起きたか、リョウタ。」
「チェイスか…………あ、まさか今日からチノじゃなくてチェイスが寝坊した時起こしてくれるとかそういう………?」
「何をボソボソ言っている。朝食は出来ているようだ、早く準備して行け。」
「お前は俺の母さんかよ………」
ん………?
母さん…………?
「どうかしましたかリョウタさん?」
「え?あ………何でもない。」
「早く食べないと冷めちゃうよ?このパン私が焼いたんだ!」
「あ、ああ…………」
朝食はパンと目玉焼きとサラダ………とその他色々。
「そういや今朝チェイスが起こして来たんだけど、まさか………?」
「はい、今日からリョウタさんはチェイスさんが、ココアさんは私が、寝坊した時に起こしに行きます。」
「」
「どうかしたかリョウタ、まるで死んでいるようだ。」
チェイスはパンをもっきゅもっきゅ食べながら言う。
「なんでもないのさ…………」
「なんで泣いてるんですか。」
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今日はリョウタの5歳の誕生日だよ!!
おめでとう!!!
逃げて!!!
試してみましょう。逃げろ!!!やめるんだ¥〒○%!!!¥〒○%ーーーーーーーーっ!!!856844=¥¥¥〒%%584187¥…〒47828525078
これはあなたにしかできn¥%-〒○4577〒¥〒82277657577,0000
「………タ!おいリョウタ!!」
「…………んあ?」
「もうホームルーム終わったぞ?帰ろうぜ。」
目を開けると、そこには流星がいた。
「ああ………」
いや…………まだだ。
「先に帰っててくれないか?ちょっと調べたいことがあるんだ。」
「?付き合うぜ、どんなことだ?」
「いや、いいよ。起こしてくれてありがとう。じゃ。」
「あ、ああ………わかった。」
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『リョウタ、どこに向かうんだ?』
「……………」
『まさか………001の所ではあるまいね?』
「……………」
『リョウタ!!!やめろと言っているだろう!!奴は危険なんだ!!!』
「あんた達は………大人はなんでそんなに臆病なんだよ!!!」
『リョウタ………?』
「俺はやる………!!」
俺は校長室のドアを開けた。
「おや、意外だな。再びここに現れるとは。」
そこにいたのは真影一人だった。
「001………お前に聞きたいことがある…………」
「何かな?」
………もう001って事は隠す気はないんだな…………当たり前か。
「母さんを殺したのは………お前か?」
「ふっ…………いきなり核心をついてくるね…………やはり君はおもしろい。」
「…………………答えろ。」
「さあ………どうだろうね…………ただ一つ言えることは。」
奴は座っている椅子から立ち上がり、こちらを見た。
「君とは10年前に既に会っている、ということは確かだがね。」
10年前………俺はその時5歳…………
母さんが死んだのも俺が5歳の頃と聞かされていた……………
確信した。決意した。
母さんを殺したのは001だ。
お前を……………
「………………絶対に殺す。」
ベルトさんを腰に巻き付ける。
『リョウタ!?やめろと言ったはずだ!!!』
「ふははははは!!!!素晴らしい!!それでこそだ!!!」
真影はフリーズロイミュードへと姿を変えた。
「さあ………戦おう泊リョウタ。そして教えてあげよう…………10年前の真実を。」
「……………変身…………!!!」
『リョウタ!!!よせ!!やめるんだ!!!』
ベルトさんの言葉などもう聞こえていなかった。
『ドライブ!!!!タイプ!!!フォーミュラ!!!!』
「アアアアアアアア!!!!」
フリーズロイミュードに掴みかかり、外へ飛び出す。
「ふっ!!」
奴は氷の弾丸を発射するが、俺はそれを全て叩き落とした。
「やはり感情というものは興味深い、君にここまでの力を与えるとは………!!」
『フォ!!!フォ!!!フォーミュラ!!!!』
フリーズロイミュードを全方位から殴る。
「はああああっ!!!」
最後に一撃パンチを入れようとしたが。
「ふっ…………」
フリーズから猛吹雪が発せられ、動きが止まってしまった。
「ぐっ………!?くっそ………!!」
「はあっ!!」
衝撃波で吹き飛ばされる。
「がっ………!?」
すぐに立ち上がろうとするが、足が凍結させられ、動きが取れない状況になった。
「動けねえ…………!!」
『まずい………!マンターン!ジャッキー!スパーナ!』
ベルトさんが三台のシフトカーを呼び出すが、俺の所に辿り着く前にフリーズに氷漬けにされてしまった。
「これでやっと話ができる………」
フリーズは段々と近づいてくる。
「私の能力は記憶の改ざん。氷の針を脳に打ち込み、記憶を操作する。」
なんてデタラメな…………!!
「しかし私は、ある特殊な記憶操作をあなたにしました。10年前にね。」
「なんだと………!?」
「それは10年後にその記憶が蘇るように設定したのですよ………時限爆弾の様なもの、と思ってくれるといい。」
「何をしたんだ………!?」
「なに、すぐにわかるよ。なぜなら…………設定した時間まであと10秒だ。」
「な………!?」
一体何をしたってんだ…………!?
「ほら、あと4秒。」
3
2
1
ーーーーーーーーーーーーーー
ピンポーン
「誰かしら?」
あれ………これは………この人は………母さん………?
「はーい、今開けます。」
そうか………これが10年前の………
目の前のテーブルにはホールケーキが置いてあった。
チョコで出来たプレートには''5歳の誕生日おめでとう!リョウタ!!''と書いてある。
「あなたは………!?」
………ん?一体何が…………
「リョウタ!!来ちゃダメ!!!」
「どうした………!?」
父さんも玄関に向かって行った。
あれ……?俺も体が勝手に玄関に…………そうか、これは記憶。その時起こったこと、行動したことがそのまま見えてるのか………
「クリムと蛮野の次は…………私達も殺そうというのか!!!」
………なんだって?
「リョウタ!!ダメ!!!」
玄関に行くと、そこにはやはり001の姿があった。
「ほう、この子が例の……………」
「自律成長型ロイミュードか。」
………………は?
「何をするんだ!!!001!!!」
「なに、人間として育てられたこの子は………一体どれだけの感情を学んだか、そしてそれを暴走させたらどうなるかを見たくてね………」
なに?
なんだって?
俺がロイミュード?
ありえない。
どうかしてる。
001は俺に手を伸ばした。
…………寒いな。
「ううぅぅ…………うわああああああああ!!!」
「リョウタ!?」
「しっかりして!!!」
俺はそこで暴走した。
「素晴らしい!!!流石だ!!!学んだ感情の力が溢れている!!!ははははは!!!!」
「リョウタ!!!」
母さんが俺を包み込む様に抱きついた。
しかし
「「え………?」」
俺の腕が母さんの体を貫いていた。
「リョウタ………聞いて…………その力は…………人を助けるために使うの………ゴホッ!!」
「ロイミュードを倒すために………これは…………これは………!!」
「あなたにしかできないことなの…………!!」
母さんは倒れた。
「カレン!!!」
父さんが母さんを揺さぶるが、全く起きる様子が無い。
「予想以上だ……!!是非仲間に………!!いや………待て、たった5年でこの力…………もし………10年間感情を学ばせれば…………!!」
001は再び俺に手をかざした。
そして水色の光を放ち、俺の記憶を改ざんした。
「さらばだ………泊リョウタ君。また会おう。」
001はそう言って家から出て行った。
「父さん…………なんで母さんは動かないの?」
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「あっ………!アアアッ!!!あああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が母さんを殺した俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が俺が
「素晴らしい!!!やはり予想通りだ…………!!!」
「おれっ………があっ!!!かあさ…………んヲころ………シタ……………!?!?」
「その通りだ、泊リョウタ。君は既に殺人を犯した我々と同じ…………」
「ロイミュードなのだよ。」
「アアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
『リョウタ!!!どうしたんだ!?!?リョウターーーーーっ!!!』
「さあ………今こそ我々と共に行こう!泊リョウタ、いや、自律成長型ロイミュード。歓迎する。」
「うわあああああああああアアアアアアアアああああああアあああああ!!!!」
泊リョウタから一気に熱が溢れ出し、足の氷を溶かした。
同時に変身が解け、ドライブドライバーを置いたままどこかに逃げる様に走って行った。
『なんということだ…………!!!』
「ふっ………すぐにでも彼は我々ロイミュードが仲間にする。その時が、貴様の最後だ、クリム・スタインベルト。」
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「はあっ…………!はあっ…………!」
俺がロイミュード…………俺が………ろいみゅ…………
違う!!!
俺は人間だ!!!!
泊リョウタだ!!!
俺は……………!!!!!
「俺が………………ロイミュード………………」
リョウタの正体は途中で気づいた人も多かったのではないでしょうか。
ここからリョウタはどう決断していくのか…………ロイミュードの仲間になるのか………それとも…………?