仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜   作:Purazuma

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ついに奴が登場。




第二部〜真の悪は誰なのか〜
新たなる敵はなぜ現れたのか


 

とある教会。

 

 

 

「ぐっ!?どうしたんだみんな!?」

 

 

「反逆ですか………さすが、不良品ですわね。」

 

 

「どうします?ハート。」

 

 

ハート、メディック、ブレンの三人は今、複数の下級ロイミュードに囲まれていた。

 

 

「仕方がない………メディック、コアの回収を頼む。」

 

 

「了解ですわ。」

 

 

そうすると三人は同時にロイミュードとしての姿に変身し、下級ロイミュードを蹴散らし始めた。

 

 

「はあああ………!!!」

 

「ふっ!!/はっ!!」

 

 

ハートが赤い雷撃を身に纏いロイミュードの集団へ突っ込む。

 

それを後ろのブレンとメディックが触手で援護していた。

 

 

 

くそ………!!一体何が起こっているんだ………!!なんで他のロイミュードが俺達を襲う………!?

 

 

 

「これで最後だ!!!」

 

 

ハートは残り一体のロイミュードのボディを破壊し、コアをメディックに回収させた。

 

「これは………どういうことですの?」

 

 

「わかりませんが…………私達を襲ったロイミュードは全員………コアの部分にこの様な物が付いていました。」

 

「………バイラルコアか?」

 

ブレンは持っていた奇妙なバイラルコアをハートとメディックに見せた。

 

その見た目はロイミュードである彼らが感覚的に辛うじてバイラルコアとわかるほど、通常のとは違う形状だった。

 

大きさは通常のバイラルコアと同じだが、色は金、模様も装飾も無いシンプルなバイラルコアだった。

 

 

「それはロイミュード達を我々に従わせる為の装置さ。」

 

 

 

突然聞こえた声に驚きながら、三人は声のした方へ振り向いた。

 

 

「な………!?お前は………!!」

 

 

 

「久しぶりだね、ハート。」

 

 

 

三人の前に現れたのは……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クリム………スタインベルト………」

 

 

 

「イェース。」

 

そう言うとクリムはロイミュードの姿に変身した。

 

胸には''004''の文字がある。

 

 

「!?お前は………行方不明だったはずの………」

 

 

「クリムをコピーしてたのか………」

 

 

「それだけじゃない。」

 

ロイミュード004は、自らの進化態へと姿を変えた。

 

 

 

「その姿は………!仮面ライダー………!?」

 

「いえ………ハート、彼は間違いなくロイミュードの進化態です。」

 

赤い車を思わせるボディに、所々が禍々しく尖っている。

 

 

「''ドライブロイミュード''………とでも呼んでくれ。」

 

 

そう言うと004は再び下級ロイミュードの姿に戻った。

 

 

「君達に提案がある。」

 

004がそう言うと暗闇から一体のコブラ型下級ロイミュードが現れた。

 

その胸元には''109''の文字がある。

 

 

「………!?どういうことだ004!?!?」

 

 

「まさか…………!!109体目のロイミュード………!!」

 

 

109はゆっくりとハート達に近付き、言葉を発した。

 

 

「私の事は覚えているかね?…………君達の生みの親だよ。」

 

 

「まさか…………蛮野天十郎か…………」

 

 

「その通りだ。」

 

 

109…………蛮野はハート達の周りをゆっくりと回る様に歩き始めた。

 

 

「さっきのバイラルコアは私が開発した。ロイミュード達が我々の手下になるようにね………」

 

 

「貴様………!!!」

 

ハートが蛮野に殴りかかる。

 

 

 

《ス@!!!■ピ!!!▲ピー#!!!!》

 

 

その瞬間、004がドライブロイミュードへと変身し、腕の突起を三回倒した。

 

ノイズの様な音と共にドライブロイミュードは高速で移動し、ハートを吹き飛ばした。

 

 

「ぐあっ………!?」

 

 

「ハート様!!/ハート!!!」

 

 

ブレンとメディックが倒れたハートを起き上がらせた。

 

 

「お前達は………何が目的だ………!?」

 

 

「君達と同じだよ…………人間の支配さ…………だからね…………この私が君に代わって新たなロイミュードの王となってあげようか、と思ってね。」

 

 

「何だと………!!!」

 

 

「私の部下となり、従え。拒否権は無い。」

 

 

ドライブロイミュードはメディックの前に立つと、首をしめ、上に持ち上げた。

 

「ぐうっ………!?」

 

 

「さあ、早く決断しないと………メディックが死ぬぞ?ハート………!!!」

 

蛮野が挑発する様に言った。

 

 

 

「貴様ぁ………!!!!」

 

 

 

 

 

次の瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドドドドド!!!!!

 

 

 

「!?」

 

 

蛮野に向かって雨の様に光弾が降り注がれた。

 

 

ドライブロイミュードは蛮野を守る為に、メディックから手を離し、バリアを張った。

 

 

「チィ!?」

 

 

 

「………!!!今だ!!!」

 

ハートは倒れているメディックを抱えて起こした。

 

 

「ハート!!!ブレン!!!ここは俺達に任せろ!!!」

 

 

「お前達は行け!!!」

 

 

助けてくれたのは、まだ蛮野の金のバイラルコアを取り付けられていない下級ロイミュード達だった。

 

 

「お前ら…………!!だが!!」

 

 

「ハート!!今は彼らに任せるのです!!!」

 

 

「…………っ!!すまない!!!」

 

 

 

必ず…………!!必ず助ける!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チッ……………逃がしたか。」

 

 

蛮野は悔しそうに舌打ちし、空を蹴った。

 

 

 

「しかし他のロイミュードはほぼ我々の手の中にあります。」

 

 

ドライブロイミュードが示した方を向くと、そこにはさっきハート達を庇ったロイミュード達が全員金のバイラルコアを取り付けられていた。

 

 

「お前達に仕事をやろう…………そうだな…………泊リョウタの持つドライブドライバーを奪ってこい。」

 

 

蛮野がそう言うと、ロイミュード達は無言で歩き出し、教会を出た。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「え?チノの笑顔を見たことあるかって?」

 

 

「うん。」

 

 

「あるけど?」

 

 

「ぐはっ!?」

 

 

ココアに「リョウタ君はチノちゃんの笑ってるところ見たことある?」って聞かれたもんだから正直に答えたんだけど何故かココアが膝から崩れ落ちた。

 

 

「確かにチノってあんまり笑わないよなー。」

 

リゼがコーヒーミルを使いながら言う。

 

 

「早くにお母さん亡くしてるし………おじいちゃんもいなくなっちゃってショックを引きずってるのかな……」

 

 

 

母さん…………か。

 

いや、もうあの事については思い出さないようにしよう。

 

 

 

「…あれ?今あんまりって言った?」

 

 

「言ったけど。……もっと笑ったら取っ付きやすいのにもったいないよなー」

 

「ああ、せっかくの美人が台無しだな。」

 

「!?」

 

リゼと俺がそう言った途端ココアがさらにショックを受けたような表情をした。

 

 

 

 

 

「ど、どうしたんだココア………」

 

 

『チノの笑顔かね………私も何回かは見たことがあるな。』

 

 

「ベルトさんまで〜!!」

 

ココアが完全にいじけてしまった。机に突っ伏したまま動かない、ただの屍のよ(ry

 

 

「そういえば、ココア。」

 

 

「………らに〜?」

 

 

「実家に写真送るっていってたけど、チノも撮ってみれば?意外といい笑顔が撮れるかもよ。」

 

 

「あ!それやってみる!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「はいじゃあ試しにリョウタ君!」

 

「うおあ!?」

 

ココアがカメラを俺に向けて一枚撮った。

 

 

「い、いきなりはないだろ!ちょっと見せてくれ!!半目だったらやだ!!」

 

 

「え〜と………!?これは心霊写真!?」

 

 

「ええ!?」

 

デジカメの画面を見ると、右上にチラッと何かの残像のような物が写っていた。

 

「今まで何人のロイミュードをやってきたの!?」

 

 

「ちょ……!怖いこと言うなよ!!!」

 

 

「いや、指だろそれ。」

 

リゼがスパッと突っ込みを入れてきた。さすがだぜ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「チノちゃん笑ってー」

 

ココアがカメラをチノに向けるが、チノはもじもじして恥ずかしそうだ。

 

 

「もっと笑顔で!」

 

「いきなり言われても………」

 

「どうせなら二人並んだとこ撮ってやるよ。」

 

リゼがココアからカメラを受け取り、ココアがチノと並んだ。

 

 

「私だけ笑ってても変だからチノちゃんに合わせるよ。リゼちゃんカメラ係お願い。リョウタ君は私達を頑張って笑わせて!」

 

 

「なんだその無茶振り!?」

 

 

「撮るぞー、3.、2………」

 

 

「ちくしょー!!一発芸やります!!''リゼの真似''!!!」

 

俺は精一杯やったんだ…………でもね、人生そう甘くはなかったよ…………

 

 

パシャ

 

 

「……これは陰気な喫茶店だな。あとリョウタ、後でちょっと…………」

 

 

 

「……………はい。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「やったー!チノちゃんの笑顔撮れたよー!!」

 

 

ココアがそう言うのでビデオカメラの画面を覗いて見た。

 

 

「………これ笑顔っていうより嘲笑じゃ…………」

 

 

 

 

そんなやりとりをしていると、一台のシフトカーがチノの肩に乗った。

 

 

 

「!、コマーシャルですか、どうかしましたか?」

 

カラフルコマーシャルが慌てているようにぐるぐるとチノの肩で回っていた。

 

 

 

『どうやらコマーシャルもすごい写真を持ってきたようだね。』

 

 

 

「え?コマーシャルが?」

 

 

『んーと………なになに?''流星が撮った写真だ。''か。』

 

 

「あー………そういや写真が趣味とか言ってたなあいつ。」

 

 

コマーシャルは空中にスクリーンを出し、ある写真を映し出した。

 

 

 

 

 

「……………!?これは…………!!!」

 

 

 

「リョウタ君、これ…………」

 

 

 

「ああ………」

 

 

 

 

 

そこにはドライブそっくりのロイミュードとあと一体。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ロイミュード109……だと!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




蛮野おおおおおおおおお!!!!
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