仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜 作:Purazuma
EDが殺人的にかわEEEEEE
「つまりしっかりしている所を姉に見せたかったのか。」
リゼがそう言うとココアは顔を赤くしてコクリ、と頷く。
「ココアさんのお姉さんって厳しいんですか?」
「安心して!すごく優しいよ。」
「俺も何度か会った事あるな。」
ココアに似て明るく元気な人だ。
「お兄ちゃんも二人いるけど躾けて従えてる姿がかっこいいんだー」
「調教師か。」
ん?チノがガタガタ震えて怯えてる。
「調教………私これ以上何されるんですか……?」
「怯えちゃったよおい!!」
「よしっ協力するぞ!」
「ありがとう!」
横でリゼとココアがガシッと手を組んでそう誓い合った。
「でも兄弟がたくさんいて羨ましいな……一人っ子としては。」
「リゼちゃん………リゼちゃんも私の妹って紹介するからねっ!」
「普通に友達でいい。」
兄弟、か…………
そういえば流星とチェイスがなかなか帰って来ない。
やっぱり心配になってきた。
「なあ、俺ちょっともう一回でかけ………」
「よし!そうと決まれば千夜ちゃんとシャロちゃんも呼んでお姉ちゃん修業だよ!もちろんリョウタ君も付き合ってね!」
ココアは玄関に向かう俺の袖を引っ張り、引き止めた。
「えええ!?ちょっ………!」
『四人共、わかっているとは思うが………』
「はい、クリムさん、ドライブやマッハ、チェイサーの事は秘密ですね。」
俺の肩のシフトスピードが頷くように動く。
「あー……忘れてた。」
「そういえば、チェイス達遅いな。」
「確かに、何かあったんでしょうか?」
やっぱり109にやられたんじゃ………
「そういえばリョウタ君、その、109っていう怪物は見つかったの?」
「ああ、流星が見つけたらしい。あのバカ………そのまま突っ込みやがって………」
109の他に……ドライブに似たロイミュード………あいつは何者なんだ………?
ーーーーーーーーーーーーー
《シグナルバイク!!!シグナルコウカン!!!カクサーン!!!》
「はあああっ!!!」
《シューター!!!!》
「ふん。」
《ズーット!!!ネクスト!!!!》
シグナルカクサーンでネクストマッハを撃つが、奴は高速移動し、それを難なく躱した。
弄ばれている気分だ。いや、実際そうなんだろう。
仮面ライダーネクストマッハ…………
「くそっ………ふざけた格好しやがって………!!」
「………その程度の実力でよくここまで生きて来られたな。」
「その程度かどうかを決めるのは………まだ早いんじゃない!?」
シグナルトマーレを取り出す。
しかし次の瞬間。
《ズーット!!!ネクスト!!!》
奴がブーストイグナイターを押した瞬間、シグナコウリンからドス黒いオーラが発生し、シグナルトマーレはそれに''絡め取られた''。
「なっ………!?」
奴は奪ったシグナルトマーレを持っている黒いゼンリンシューターに装填し…………
《ヒッサツ!!!フルスロットル!!!!》
「!?」
必殺技を発動した。
黒いエネルギーの塊が俺を襲う。
「があああああ!?」
波のように押し寄せる''それ''に為す術もなく吹き飛ばされた。
建物から落ち、地面に真っ逆さまに落ちる。
「ぐうっ………!?」
何だ今のは………!?奴には武器を奪う能力があるのか!?
勢いよく地面に叩きつけられ、意識が朦朧とする。
「ふむ………''試作品''としてはまあまあだ………成功としよう。」
試作品……だと!?この力で………!?
奴は黒いゼンリンシューターからシグナルトマーレを抜き、俺の隣に落とした。
「詩島流星、君はもう用済みだ。」
そう言うと奴は黒いゼンリンシューターに漆黒のシグナルマッハを装填した。
《ヒッサツ!!!フルスロットル!!!》
「うっ………!?」
建物の上から黒い光線が放たれ、すぐにそばまで迫ってくる。
まずい…………!?
《シグナルバイク!!!ライダー!!!チェイサー!!!!》
《ヒッサツ!!!フルスロットル!!!チェイサー!!!!》
「ぬ!?」
「はあああっ!!!」
紫色のオーラを纏ったチェイサーの飛び蹴りが黒い光線と激突した。
「おおおお…………!!!!ぐっ………!?」
なんとか俺から弾道を逸らせたが、チェイサーは押し負けて吹き飛ばされた。
「チェイス!!!」
「大丈夫だ………」
チェイサーは起き上がり、上の建物を見据えた。
「109は………!?」
俺も建物の上を見るが、奴は既にいなかった。
「流星、何があった………あの黒いマッハはなんだ………?」
「………109だ。」
「なに………!?」
俺達は変身を解いた。
「………やはり俺達が想定外の事が起こっている。一旦ラビットハウスに戻り、体制を立て直そう。」
「………はぁ………それしかないか。」
俺はライドマッハー、チェイスはライドチェイサーに跨り、その場を後にした。
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「はぁ………!はぁ………!」
強い。
まさか俺達三人がかりでも倒せないとは………!!
「君達では、私には敵わんよ。」
ドライブロイミュードは疲れた様子を一度も見せず、俺達を蹴散らしたのだ。
「004………!!!」
「これでわかったはずだ。蛮野様に従え、ロイミュード達よ。」
「嫌と言ったら…………!?」
《♯¥サー@!!!フル〒¥ット&!!!!ス△▼ド!!!!》
「っ!?」
ドライブロイミュードはハート目掛けて飛び蹴りを放った。
「ハート様!!!」
「………!?メディッ………!?」
メディックがハートの前に腕を広げ、盾となった。
ドライブロイミュードの強烈な一撃が襲う。
「ぐあ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''う''っ…………!!!」
「メディックーーーーーーっ!!!」
「くっ…………!!」
ブレンがドライブロイミュードに毒の波動を放つ。
「ちっ…………!」
ドライブロイミュードは毒を回避するためにメディックから離れた。
「ぐっ…………!うあ…………」
「メディック!しっかりしろ!!!」
ブレンがメディックに駆け寄り、胸に手を当てた。
「まずい…………コアのダメージが大きい………このままでは…………」
「くそっ!!!」
ハートは再び近づこうとするドライブロイミュードに殴りかかった。
それを受け止められ、腹部に重い一撃を入れられる。
「ぐっ………!?」
「さらばだ、ハート。」
ドライブロイミュードの腕が赤色に光、ハートロイミュードの顔に拳を打ち込もうと振りかぶるが……………
《シグナルバイクシフトカー!!!!ライダー!!!デッドヒート!!!!》
《ヒッサツ!!!バースト!!!フルスロットル!!!!デッドヒート!!!!》
「はあああああああ!!!!」
デッドヒートマッハがドライブロイミュードに必殺技、ヒートキックマッハーを炸裂させる。
「ぐおおおおおっ!?」
不意打ちだったためか、ドライブロイミュードは防御する暇もなく、15mほど先に吹き飛ばされた。
「なんだ?このロイミュード………ドライブにそっくりじゃないか。」
「詩島………流星。」
ハートは人間態に戻り、驚愕の表情を浮かべる。
「ハート、なぜロイミュード同士が戦っている?」
後ろからチェイスも駆け寄ってきた。
「どうでもいい!ロイミュードは撲滅あるのみ…………って。」
ドライブロイミュードの姿が無い。
どうやら逃げたようだ。
「ちっ…………!」
マッハは変身を解き、ハート達の方を向く。
「一体何が起こっている、全て話せ!!!」
「待て流星、メディックはこのままでは消滅してしまう。一旦ラビットハウスに戻り、体制を立て直そう。」
チェイスは無表情だが、焦っているようだ。
「はあ!?ロイミュードをラビットハウスに連れてけってのか!?チェイス……お前やっぱりまだロイミュードに………!!」
「ではこうしましょう、彼女を助けてくれればこちらの事情を全て話す………どうでしょうか?」
ブレンはニヤリ、と笑いながら流星に言う。
「……………」
「決まりだな。」
流星は一瞬無言になり、それを肯定と受け取ったのか、ハートはメディックを背負い、立ち上がった。
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とある廃墟。
「クリムのベルトは手に入れられなかったか………」
「申し訳ありません、蛮野様。」
ドライブロイミュードは黒と黄色のリバーシブルのシフトカーを取り出した。
「これの真の力を発揮するにはドライブドライバーが必要です。」
「私の新たな力を手に入れるためにもクリムが必要だ………」
ネクストマッハは変身を解き、腰につけていた漆黒のマッハドライバーを''握りつぶした''。
「これではまだ力不足だ…………少し急ぐ必要がある。」
蛮野は踵を返し、辛うじて明かりに照らされて見える一台のマシーンを見た。
黒いボディに水色のライン。
それはなんとも言えない不気味さを出している。
「…………ネクストライドロン。」
次回は………あのお姉ちゃんが登場!?