仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜   作:Purazuma

41 / 63
今回は日常回かな?

最後にちょっとだけ……………


嵐の前に何が起こるのか

「ふわぁ……………うわっ!?」

 

「きゃ!?」

 

朝、着替えを済まして下へ降りようと扉を開けると、廊下を駆け足で進むココアと鉢合わせした。

 

なぜかエプロンを身につけている。

 

「ど、どうしたんだココア?そんなに急いで………」

 

「朝食を作ってお姉ちゃん達にいい所を見せるの!」

 

そう言うとすぐさまココアは階段を降りて行った。

 

張り切ってるなぁ………

 

 

『ココアのお姉さんはまだ滞在するのかい?』

 

シフトスピードが肩に乗ってくる。

 

「ああ、数日間ラビットハウスに滞在するってさ。」

 

ロイミュードは最近暴れてないけど………何かあった時は俺が守らなきゃ。

 

 

 

下に降り、ココアの様子を見ようとキッチンへ向かった。

 

そこには膝から崩れ落ちてるココアと、パンを作っているモカさんとチノがいた。

 

「おはよう………ココアはどしたの?」

 

「おはようございますリョウタさん。」

 

「おはようリョウタ君、聞いてよ〜ココアったら早起きも出来ずにチノちゃんの姉を名乗ってたんだよ。」

 

「な、名乗れるもん!」

 

 

お、おう、そういうこと。

 

いや、これは俺も参加すべきでは………!?

 

 

「ふふふ、モカさん………ココアはチノの姉の中では最弱………この俺が真のチノの兄なのです!!!」

 

「な!?」

 

「信じなくていいです……」

 

困ってるチノを尻目に高らかに宣言する。

 

 

「だ、だったら誰が一番チノちゃん好みのパンを焼けるか勝負!」

 

「ココアが作れる程度のモチモチパンで私に挑む気!?」

 

「あれ!?これ俺も参加するの!?」

 

大変な戦いに巻き込まれてしまった。

 

だがしかし、ここで勝てば俺がチノの兄の座に…………!!!

 

 

「2kgの小麦粉から自由にパンを作る!いいね!?」

 

「望むところだよ!」

 

「絶対に負けな………って2キロ!?」

 

 

やってやろうじゃないか。

 

しかし問題が一つ。

 

 

 

 

俺、パン、作った事、無い。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それでパンを作りすぎちゃったからピクニック?」

 

「いい天気だし丁度いいわね。」

 

ってことでピクニックに来ています。

 

ラビットハウスメンバーの他にシャロや千夜、流星も呼んで。

 

 

「それじゃあパン大食い対決はっじめるよ〜!」

 

「爽やかな雰囲気が台無しだ!」

 

さすがココア&リゼ、素晴らしいボケとツッコミ。

 

「ただしこの中に一つマスタード入りスコーンが!」

 

「ええ!?それマジですかモカさん!?」

 

「マジです(キリッ」

 

「奇遇です!私もロシアンルーレットぼた餅持って来たの!」

 

そう笑顔で言うのは千夜。なんという最悪の意気投合。

 

 

これじゃあ迂闊にスコーンとぼた餅が食べれないじゃないか!

 

 

「ゴフ。」

 

!?

 

静かに咳き込んだのはチェイスだ。

 

無表情だが肩は震え、涙を流している。

 

 

「………食べ物では遊ばないのが……人間のルールではないのか………?うぼふっ………!」

 

また咳き込んだ。

 

恐らくマスタード入りスコーンを食べたのだろう。

 

本人は辛いだろうが見てて笑える。チェイスめんご。

 

 

「はははは!!!くそチェイスめ、ざまあみろ!!」

 

流星は笑いながらぼた餅を口に運ぶ。

 

 

「ゲボフっ!?」

 

流星もぼた餅にかじりついた途端に咳き込み、倒れた。恐らくぼた餅の''当たり''を食べたのだろう。

 

 

「あはははは!全部男の子達に当たったよ!」

 

ココアがケタケタと二人を指差して笑い転げた。

 

「オツカーレ、です。」

 

「すごい芸人魂だわ。」

 

流星はなんとか起き上がり息を乱しながら立ち膝をしている。

 

 

「我ながら………優秀な前フリだった。」

 

「…………リョウタ、水をくれないかゴフっ!」

 

 

「ち、チェイス!しっかり!!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「安心したよ。」

 

 

「え?」

 

みんながワイワイとはしゃいでいる時、モカさんが俺に近づき、隣にちょこん、と座った。

 

「みんな元気そうで。」

 

「ははは、ココア達に元気に関しては心配する必要はありませんよ。」

 

ていうか、逆に俺や流星、チェイスが元気を分けてもらっている。

 

「ううん、そうじゃなくて、怪物の事。」

 

モカさんの言葉に少しギクッ、と体を震わせてしまう。

 

「この前テレビでこの街に怪物が現れるって…………」

 

「大丈夫ですよ!この街には仮面ライダー達がいるんですから!」

 

「あ、確かその人達もテレビで特集されてたわ。」

 

「えええええ!?」

 

マジか!?初耳なんですけど!?

 

 

「………?どうしてリョウタ君が驚くの?」

 

「いいえ!なんでもございません!!!」

 

 

あぶねぇ…………モカさんが天然でよかった………

 

 

「と、とにかく!ココアの事なら安心してください!」

 

思わず立ち上がってしまう。

 

 

「俺がココアを守ります!!!」

 

 

 

これだけは言える。必ずやり遂げる自信がある。

 

 

「ふふふ………あの子天然だから心配してたけど………そういう心配はもうなさそう、お母さん達にいい知らせができたわ。」

 

「?そういうって…………どういう?」

 

 

「それは、リョウタ君から伝えるか、ココアから伝えるかのどちらかね。」

 

 

「?????」

 

 

どういう………ことだ………?

 

 

モカさんは俺にそう伝えると、みんなの中に入り一緒にはしゃぎ出した。

 

 

 

『やれやれ………君も大概だね…………』

 

シフトスピードが俺の頭に乗る。

 

「ベルトさん。…………どういうことだよ、それ。」

 

 

『ははは………いずれわかる日が来るよ。』

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ドオオォォォオオオオオン!!!!

 

 

まただ。

 

どこかの建物が破壊される音。

 

 

この音を聞くたびに胸が張り裂けそうになる。

 

 

私はアタッシュケースを両手で抱えて走っていた。

 

 

 

足が重い。

 

まるで何十キロもの重りをつけているようだ。

 

 

だけど捕まるわけにはいかない。

 

 

このシステムを早く………届けないと!

 

 

「はぁ………!はぁ………!きゃっ………!?」

 

 

瓦礫につまづき、転んでしまう。

 

 

「いった…………!あっ………!」

 

しまった………!ロイミュード達に囲まれて………!

 

 

 

《シグナルバイク!!!!ライダー!!!!マッハ!!!!》

 

《ズーット!!!マッハ!!!》

 

 

「はああああっ!!!」

 

ロイミュード達は白い閃光になぎ倒されて行く。

 

 

流星さんだ。

 

仮面ライダーが来てくれた。

 

 

「流星さん!」

 

 

「ショコラ!!!お前だけで行くんだ!!!」

 

 

え………!?そんな………!

 

 

「嫌です!!流星さんも一緒に………!!!」

 

 

「無理だ!!!俺はこいつらを食い止める!!お前一人でも行け!!!」

 

 

「でも………!でも………!」

 

嫌だよ。せっかく………せっかくここまで来たのに………流星さんを置いていくなんて………

 

 

「お前がやるんだショコラ………そのシステムを………オーバーシステムを………!!!」

 

 

「リョウタに届けるんだ!!!」

 

 

 

!!!!!

 

 

 

「それはお前にしか出来ないことなんだ!!!」

 

 

私にしか………できない…………

 

 

 

 

《ヒッサツ!!!!フルスロットル!!!!マッハ!!!!》

 

 

周りにいたロイミュード達は流星さんに倒されたが、すぐにまた新しいロイミュードが私達を追って来るだろう。

 

 

「行けショコラ!!!お前の手で…………未来を変えろ!!!」

 

 

「…………ありがとう流星さん。絶対、絶対やり遂げますから!!!」

 

 

タイムロードが消えるまでの残り時間はあとわずか。

 

 

 

「うああああああああ!!!!」

 

 

もう考えてる暇はない。

 

私はお父さんから預かったハンドル剣でロイミュードを切り裂き、道を開きながら進んだ。

 

 

重いな………こんなのを振り回して戦ってたのかな………

 

 

 

「待っててお父さん………!!!すぐに行くから…………!!!」

 

 

 

お父さんの………!

 

 

 

お父さんの………!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お父さんの生きていた時代に!!!」

 

 

青白い渦の中へと突っ込む。

 

 

 

 

「いっけえええええええええ!!!!」

 

 

 




いつもより少なめです。orz

さてさて、「ショコラ」とは何者なのか…………?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。