仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜   作:Purazuma

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ごちうさ二期にこころぴょんぴょんしてます。


動き出す悪の目的は何か

 

「ん…………」

 

 

目が覚めると私はベッドに寝かされていた。

 

周りを見ると物がほとんど置かれていない小さな部屋だ。

 

「よかった、目が覚めたのね。」

 

 

後ろから声が聞こえたので振り返る。

 

ティーカップが二つ乗せてあるお盆を持った金髪の女の子が立っていた。

 

 

「あなたは………?」

 

 

「私は桐間紗路、シャロでいいわ。」

 

そう言ってシャロさんは私が座っているベッドの隣に座り、紅茶の入ったティーカップを渡してくれた。

 

 

「覚えてる?あなたあの後結局眠っちゃったんだから。」

 

 

ああそうか、思い出した。

 

疲れてそのまま…………

 

 

「す、すみません!ベッドを占領してしまって!」

 

 

「いいのいいの…………それよりあなた………」

 

 

「はい。」

 

 

「どうしてあんな所で倒れていたの?」

 

 

「えと………それは…………」

 

 

''未来から来たので途方に暮れてました''

 

 

なんて言えるわけない!

 

 

「わ、私は世界中を旅していて………この街に着いたのはよかったのですがお金が尽きてしまい、寝床も無くて仕方なく………」

 

 

その言葉を聞き、シャロさんが目を見開いて驚く。

 

「旅って……立派ね、見た所私とそんなに変わらない歳でしょ?」

 

 

「今年で15になります。」

 

私の時代で、だけど。

 

 

「へぇ…………」

 

シャロさんは一口紅茶を飲むと、また私に顔を向けた。

 

 

「もしよかったら……ここにいてもいいのよ?」

 

 

え?

 

 

「た、確かにしばらくはこの街にいる予定ですが…………」

 

「じゃあ問題ないわね。」

 

 

ええ!?いやその流石にそれは………

 

 

「ご迷惑では………?」

 

 

「いいのいいの!私も一人じゃ少し寂しいし、困ってる人はほっとけないわ!」

 

 

シャロさんの後ろに後光が見えた。

 

 

この人は…………天使ですか?

 

 

 

「う''え..ぇ''え''ぇ''ぇ''…………」

 

 

「ええ!?なんで泣くの!?」

 

 

嬉しいんです、嬉しいんです。大事なことなので(ry

 

 

「うっ……!ひっく………!お言葉に甘えて…………!」

 

 

「ああもう!ほらティッシュ!」

 

 

 

ということで、私とシャロさんの共同生活が始まったのです。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ふぅ………じゃ、そろそろ帰るか。」

 

「そうですね………ってココアさんはまたうさぎを…………」

 

「えへへ………」

 

 

俺は今チノとココアの三人で市場で買い物をしている。

 

ちょうど今帰るとこだが。

 

 

〜♪

 

 

「ん。」

 

メールだ。

 

 

 

スマホをポケットから出す。

 

 

「父さんから………?」

 

 

随分久しぶりな気がする。

 

 

「リョウタ君どうしたの?」

 

「父さんからメールが来た。」

 

「エイタおじさんからですか。」

 

 

チノも俺と同じ事を思ったのか近づいて来てスマホを覗く。

 

 

「えーと………」

 

 

 

【見せたい物がある。ドライブピットに来てくれ。】

 

 

 

「見せたい物……?」

 

 

「なんでしょう?」

 

「気になるね。」

 

 

父さんの見せたい物………まさかドライブの新装備か!?

 

これはまた久しぶりにワクワクしてきた!!!

 

 

「さあ行こう二人とも!!!」

 

「あ!待ってくださいリョウタさん!」

 

「二人とも速いよ〜!」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

ドライブピットに着くと、流星、チェイス、そしてリゼがいた。

 

 

「来たね。」

 

父さんが椅子から立ち上がる。

 

 

ん?部屋の奥の方に明らかに不自然な黒い布が………何かに被せてある?

 

 

「どうしたんだ、こんなに揃って。」

 

 

俺の疑問に流星が答える。

 

 

「いや、泊博士が見せたい物があるーって………」

 

 

「お前もか………」

 

 

ていうか父さんマジで久しぶりだな。

 

 

「すまないね、最近顔を出せなかったのはこいつを作るのに没頭してしまって……」

 

心を読まれた!?

 

 

父さんは黒い布を掴み、勢い良く引いた。

 

 

 

「「「「「おおおおおおお!?」」」」」

 

 

チェイス以外の全員が驚愕する。いや、チェイスも無表情だが驚いてるようだ。

 

 

そこには……………

 

 

「''ライドブースター''、我々の新たなマシンだ。」

 

 

赤と青の乗り物。

 

扇風機のような物が取り付けられている。

 

 

「ライドブースターは単体で空を飛ぶこともでき、トライドロンやライドクロッサーと合体し空へ飛ばす事もできる。」

 

 

そ、空を飛ぶ!?

 

 

「ほ、本当かそれ!?」

 

「すごいじゃないか!!」

 

「さすがです博士!!!」

 

 

「いやぁそれほどでもぉ…………」

 

父さんはポリポリと頭をかく。

 

 

 

『ついに完成したようだね。』

 

「ベルトさん。」

 

 

台に固定されたベルトさんが俺達に近づきそう言う。

 

 

「こんなの作ってたなんて………」

 

 

「すごいな、私の家にある兵器にこんなのないぞ。」

 

 

そりゃあ………リゼの家にこんなんあったらびっくりだよ。

 

 

ともかくだ。これで空から敵を探すこともできるようになった。これはかなりの戦力になる。

 

よし!さっそく乗って………!

 

 

「ああ、あとこれはまだ調整済んでないからまだ乗ったらダメね。」

 

 

「そういうことは先に言えよ!!!」

 

 

ちくしょう乗りてぇ!!

 

 

「くそチェイスとお揃いのマシンって………」

 

 

流星はなんかブツブツ言ってる。

 

 

「何か問題があるのか?」

 

 

「大ありだよ!!色違いのマシンをお前と使うって!!仲良しかよ!!!」

 

 

「不服なのか?」

 

「ああ不服だね!!俺はお前のダチじゃねえ!!!」

 

 

あーもうめんどくさい人だなー流星君は。

 

 

「大人気ないぞ流星。」

 

「大人気ないです。」

 

「大人気ないよ。」

 

 

俺に続いてチノ、ココアまでもが流星に集中砲火。

 

 

「みんなチェイス派かよ!!ていうかなんだお前らコントかよ!!」

 

 

「「ハイ!!!ナイスツッコミ!!!」」

 

俺とココアは同時にグッドサインをする。

 

 

「ほんとになにこれ!?」

 

 

「まーコントはこれくらいにして………」

 

 

 

さて蛮野………次に会ったら今度こそ倒してやる………!!!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「はあああああっ!!!」

 

ハートロイミュードはかつての仲間を殴り飛ばした。

 

こうするしか彼らを救う方法がないのだ。

 

 

「すまない友よ………!!!うおおおおおお!!!」

 

デッドゾーンに突入する。

 

荒れ狂う姿はまさに暴君。下級ロイミュード達をなぎ倒して行く。

 

残ったコアはメディックが回収し、蛮野の洗脳を解く。

 

 

 

「はあっ…………!はあっ…………!」

 

 

人間態に戻る。

 

流石に疲れたのか膝を地面に情けなくついてしまう。

 

 

「大丈夫ですか?ハート。」

 

一緒に戦っていたブレンがハートに近づく。

 

 

「やはりみんなを救うには………蛮野を倒すしか………!」

 

 

「無理ですわハート様。奴の前には004がいます。」

 

 

そう、問題は004の存在。

 

奴が守り続けている限り蛮野を倒すのは難しい。

 

 

 

「やはり……泊リョウタ達と協力した方がいいのか………!?いや!!!」

 

ハートは自分が言ったことを取り消すように地面を殴る。

 

 

「俺達でやらないと………!!」

 

「しかしハート、どうするつもりなのです?」

 

 

言葉に詰まる。

 

004を倒す方法………………それは今の所一つしかない。

 

 

「超進化態となって………あいつらを正面から叩き潰す………!!!」

 

 

奴らに勝つにはそれしかない。

 

 

「超進化するには学んだ感情を極限まで高める必要がありますわ。」

 

 

ブレンは「嫉妬」メディックは「愛欲」そしてハートは「喜び」。

 

 

「大丈夫だ………俺を超進化させてくれる者………心当たりがないではない。」

 

 

ハートはそう言って二人の元から離れた。

 

 

 

「待っていろ………泊リョウタ。」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

とある教会。

 

 

「………で?どうかな?」

 

 

蛮野と004の前に一体の下級ロイミュードが座っている。

 

 

「ハートの味方はしないのか?」

 

 

「俺は勝つ確率が高い方につく。」

 

 

「賢明だな。」

 

 

胸のナンバーが見える。

 

 

 

005

 

 

 

 

「ではさっそく仕事をやろう、005。」

 

 

蛮野は005の肩を掴み、耳元に顔を近づけた。

 

 

 

「泊リョウタを抹殺し、ドライブドライバーを奪え。」

 

 

「は!他愛もない………!!!」

 

 

005は踵を返し、出て行こうとする。

 

ドアの前で立ち止まり、人間の姿へと変わった。

 

 

濃いめのピンクベージュのセミロング。頭には半分になった花の髪飾りをつけている。

 

そして紫色の目。

 

 

 

「その姿…………くくく…………!!はははははは!!!なかなか面白い事をするじゃないか!!!」

 

蛮野は顔を上に向け大笑いする。

 

 

 

「さあ行け…………泊リョウタを抹殺しろ!!!''その姿''でな!!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ドライブピット。

 

「どうだ?何か変わるか?」

 

 

「んー…………今の所は何も。」

 

 

俺は父さんに頼み、ショコラが届けてくれたオーバーシステムをシフトトライドロンに搭載できないか実験をした。

 

 

成功はしたのだが、その変化はあまり見られない。

 

 

 

「しっかし未来から来たリョウタの娘か…………」

 

 

「な、なんだよ、信じられないなら信じなくていい。」

 

 

 

父さんは真剣な表情でこちらを向く。

 

 

「美人だったか?」

 

 

「は?」

 

 

何言ってんだこのおやじ。

 

 

 

「美人だったかと聞いている。」

 

 

「あ、ああ……かわいかったぞ?普通に。」

 

 

 

「そうか。」

 

 

 

なんなんだ一体………………

 

 

 

 

 

『リョウタ!!!』

 

シフトカー達に運ばれているベルトさんが俺の腰に巻かれる。

 

 

 

「ベルトさん、どしたのそんなに慌てて。」

 

 

 

『重加速反応だ!!!』

 

 

 

「なんだって!?」

 

 

ついに動き出したか蛮野…………!?

 

 

 

「行こうベルトさん!!!」

 

『ああ!!』

 

 

俺達はトライドロンに乗り込み、現場へと向かった。

 

 

 

 

 

 




次回は久しぶりの戦闘!!!!!!
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