仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜   作:Purazuma

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今回はちらっとだけ映画のライダーが………


悪夢の中に現れたのは誰か

 

「ぐあっ………!あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''……………!!!」

 

『リョウタ!?…………くそっ!!』

 

 

005の攻撃は終わらない。

 

奴はかなりの実力者だ。そして謎の精神攻撃……………

 

 

『リョウタに何をしたんだ!?』

 

 

「なあに、ただ''見せている''だけさ。」

 

 

『なに…………!?』

 

 

005は薄く笑った。

 

 

『とにかく…………貴様を倒せば全て片付く!!』

 

 

《コウジゲンバー!!!!》

 

 

シフトアップをし、右手にドリルを構え005に突進する。

 

すると005は右手を前に出し、衝撃波を繰り出す。

 

 

『なんだと…………!?』

 

 

渾身の一撃が止められた。

 

「ふんっ…………!!」

 

 

『ぐあああっ!!!』

 

 

吹き飛ばされ、近くの噴水に激突する。

 

 

「終わりだ、仮面ライダー。」

 

 

『ぐっ…………!?』

 

 

防御の姿勢をとろうとするが、奴はその前にエネルギー弾を放った。

 

 

 

しかしその攻撃は寸前で打ち消された。

 

 

 

 

『…………!?流星!チェイス!』

 

 

やって来たのは二人の仮面ライダー。

 

ブレイクガンナーとゼンリンシューターの光弾でエネルギー弾は相殺されたのだ。

 

 

それぞれのバイクから降り、マッハドライバーを装着する。

 

 

「なんかやばいっぽいね、リョウタ。来てよかったよ。」

 

「行くぞ流星。」

 

「指図するな!!!」

 

 

 

《《シグナルバイク!!!!》》

 

 

「「LET'S変身!!!/変身!!!」」

 

 

《《ライダー!!!!マッハ!!!/チェイサー!!!》》

 

 

 

二人が005に突っ込む。

 

 

 

「死神…………裏切ったというのは本当だったみたいだな。」

 

 

マッハとチェイサーは接近戦に持ち込む。

 

 

 

「クリム!ここは俺と流星に任せて行け!!」

 

『ぬぅ…………わかった!!』

 

 

 

ドライブは005を二人に任せ、できるだけ遠くへと走った。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「みんな………………」

 

 

 

この世界はもう…………''終わってる''のか……………

 

 

 

ラビットハウスを出て街を歩く。

 

 

 

さっきから数え切れないほどの死体。

 

 

「地獄」という言葉にこれだけ合う景色はなかなかない。

 

 

 

「もう絶望しかないってことか……………」

 

 

 

 

……………冷静になれ。これは現実じゃない、005が見せている幻影だ。

 

 

 

大体わかってきた、あいつの能力。

 

 

 

「''絶望''を見せる……………ってことか。」

 

 

あいつは上手く自身を認識できなくし、相手に恐怖を与える…………そして心に侵入するわけか。

 

 

 

 

 

「そうとわかればこんな幻…………怖くない!!!」

 

 

さっきのココアも、チノも、全て奴が見せている真っ赤な嘘のはずだ。

 

早くこの世界から抜け出さないと…………!!目を覚ませ!!!現実の俺!!!

 

 

 

 

ドカ……………!

 

 

バキィ!!!!

 

 

 

 

 

 

「…………?」

 

 

何か音が……………戦闘音?

 

 

 

「誰かが…………戦っている?」

 

騒音ともとれる音を頼りに先を進む、そこには………………

 

 

 

「!!!……………ロイミュードと…………あれはマッハ…………なのか?」

 

 

そこには下級ロイミュードの集団と一人で戦うマッハがいた。

 

しかし、通常のマッハとは形状が違う。

 

下半身がチェイサーのようなボディだ。

 

 

「流星…………なのか?」

 

 

 

 

ドオオオォォォオオオオン…………!!!

 

 

 

「なんだ!?」

 

今度はさっきよりも大きな音が聞こえた。

 

爆発音か。

 

 

 

「行ってみよう………!!!」

 

音のした方へ走った。

 

 

 

ドオオオォォォオオオオン…………!!!

 

 

 

ドオオオォォォオオオオン!!!

 

 

 

段々と音が近くで聞こえるようになる。

 

 

 

 

「……………あれは!?」

 

 

建物の影に隠れ、二つの人影を見る。

 

 

 

そこにいたのは…………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「黄金の…………ドライブ………?」

 

 

ドライブタイプスピードによく似た形状で金色の仮面ライダー。

 

 

 

そしてその黄金のドライブに立ち向かう様に立ちはだかるもう一人の仮面ライダーが立っていた。

 

 

体はまるで魔進チェイサーによく似たジャンクパーツの寄せ集めのような赤いボディ。

 

 

マッハドライバーを装着していて、頭部はドライブタイプスピードに似ている。

 

 

 

 

 

 

「なんなんだあいつらは…………!?………………あっ!!!」

 

 

 

黄金のドライブが放った金色の槍に貫かれ、魔進チェイサーのようなドライブは上半身が粉々になり、潰れたトマトの様に血が四方に飛び散った。

 

 

「!?………………あれは……………」

 

 

黄金のドライブのそばに一台のスポーツカーが止まった。

 

 

黒いボディに水色のライン。

 

 

そしてそこから降りて来たのは……………

 

 

「まさか…………!?」

 

 

腰にベルトさんを付けた黒いドライブだった。

 

 

「ベルトさん……………なのか!?」

 

 

 

どうなっているんだ…………俺や流星……チェイスの他にも仮面ライダーが………!?

 

 

 

次の瞬間。

 

 

 

 

「ぐおっ……………!?」

 

 

どんより…………!?全然動けねえ…………!!

 

 

今までの重加速なら多少は動けたが今回は違った。

 

 

完全な静止。

 

 

 

「まさかこれが……………!?」

 

 

第二のグローバルフリーズ……………!?

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「うおあああああああ!?!?」

 

 

「「いたっ!?」」

 

 

 

勢いよく起き上がると、目の前の人と頭が思いっきりぶつかった。

 

 

ココアだ。

 

 

 

「いっつ…………」

 

「いたたた…………よかった、起きた。」

 

『大丈夫かいリョウタ?』

 

 

 

どうやらドライブピットに寝かされていたようだ。

 

 

そばにはココア、ベルトさんがいる。

 

 

「ああ…………」

 

 

『005の精神操作を受けて意識を失っていたんだ。』

 

 

「そのことなんだけど……………」

 

 

俺はベルトさんとココアに005に見せられた夢の内容を話した。

 

 

そして奴の能力も…………

 

 

 

『ふむ………''絶望''…………ディスペアーか…………』

 

 

ディスペアーロイミュード。それが005の進化態の名前。

 

「なんか怖いね………その夢も、ただの幻なんだよね………?」

 

ココアが不安そうな表情を浮かべる。

 

まあ………自分が死ぬ、なんて言われたらそりゃ……怖いよな。

 

 

「多分………005が見せていただけだと思うけど………」

 

 

何か…………引っかかる物がある。

 

あのドライブは一体…………

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

《シグナルバイク!!!シグナルコウカン!!!キケーン!!!》

 

 

《シューター!!!》

 

 

俺はシグナルキケーンをマッハドライバーに装填し、ゼンリンシューターで魔獣を呼び出す。

 

 

「いけぇ!!!」

 

 

「ふん…………」

 

 

005は空中に飛び上がり、全ての魔獣を叩き落とした。

 

 

「くそっ!!」

 

 

「下がれ流星!!!」

 

 

チェイサーが前に飛び出す。

 

 

《シフトカー!!!タイヤコウカン!!!ハヤーイ!!!》

 

 

チェイサーはシフトスピードプロトタイプをマッハドライバーに装填し、ブーストイグナイターを連打した。

 

 

《トテモ!!!ハヤーイ!!!》

 

 

高速移動をし、005を翻弄する。

 

 

《ヒッサツ!!!マッテローヨ!!!》

 

 

高速で移動し、005が手を出せないうちにエネルギーをチャージする作戦か!

 

 

《イッテイーヨ!!!フルスロットル!!!》

 

 

「いけチェイスーーーーっ!!!」

 

 

「おおおおおおおおおっ…………!!!」

 

 

シンゴウアックスを005に振りかぶる。

 

 

 

だが………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はああああああああっ!!!」

 

005の全身から漆黒のオーラが放出され、チェイサーが吹き飛ばされる。

 

 

 

「ぐうっ!?」

 

 

強い……………!!!

 

 

「………お前達はつまらない。」

 

 

005は踵を返して、去ろうとした。

 

 

「待て!逃げるのか!?」

 

 

「逃げる………?」

 

刹那、俺の体が宙を舞った。

 

 

「ぐはっ………!?」

 

 

「弱い奴らから、逃げるわけないだろう。」

 

 

 

そう言うと005は黒い霧の様に分散し、消えた。

 

 

 

 

「くそっ!!!」

 

拳を地面に叩き込む。

 

 

 

001と007は倒した…………

 

 

残りの幹部ロイミュードは……ハート達を除けば004、005、006、008の四体。

 

 

 

「こんなに強いロイミュードが………あと四体も………?」

 

 

そのうちの何体が蛮野に味方しているか。

 

 

考えてもしょうがない、とりあえずはラビットハウスに戻ろう。

 

 

「ん?」

 

 

 

ふと視線を向けた所に、ココアらしき人物が歩いていた。

 

白いジャージの様な物を身につけている。

 

 

「いや…………人違いか?」

 

それにしても……ココアそっくり…………

 

 

「どうした流星、行くぞ。」

 

 

チェイスはもうライドチェイサーに跨っている。

 

 

 

「あ、ああ………」

 

俺もライドマッハーに跨り、その場を走り去った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

今日はちょっぴり………嫌な気分になっちゃったな。

 

最近は怪物も現れてなくて、みんなで楽しく暮らせてたのに…………

 

「リョウタ君………大丈夫かなぁ……………」

 

 

倒れるようにしてベッドにダイブする。

 

 

あれ?なんか風が…………

 

「うわ、いつ窓開けたっけ?」

 

 

カーテンが風に揺れていた。

 

「よいしょっと。」

 

窓を閉め、後ろを振り向くとそこには……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

''私''がいた。

 

 

「こんにちは、ココアちゃん!」

 

 

「え………?え………?」

 

わ、私が二人!?

 

 

「あれれ?どうしたの?怖がらなくてもいいじゃん!同じ私なんだし!」

 

目の前の私は一歩、二歩、とどんどん近づいてくる。

 

 

「あなた誰なの………!?や、やめて!来ないで!!」

 

「私は私だよ。」

 

 

''私''は右手を前に出し、私の顔にかざした。

 

 

 

「いや………!いやぁっ!!」

 

 

「とりあえず、あなたには眠っててもらうね。」

 

 

「うっ……………?」

 

 

急な眠気に襲われ、前に倒れこんでしまった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「おーい、ココアー?」

 

 

ココアが中々起きて来ないのでチノに代わって起こしに来たのだ。

 

 

「コーコーアーーー?」

 

返事がない……………か。

 

 

「入るぞー?」

 

 

部屋の扉を開け、中に入る。

 

 

 

「な………!!な………!?なあ!?」

 

 

そこにいたのは下着姿でクローゼットのワイシャツを取ろうとしてるココアだった。

 

 

「あ、おはようリョウタ君!」

 

「お、おはようじゃないだろ!?なんで返事しないんだよ!?」

 

「ごめーん!ノック聞こえてなかった…………」

 

「と、とにかく早く服着ろよ!!」

 

 

赤くなった顔に手を被せ、目を逸らす。

 

 

 

「あれれー?どうして赤くなってるのかなー?」

 

ココアが下着姿のまま駆け寄って来て、俺の腕を抱いて胸を押し付けて来た。

 

 

「ちょっ………!?ココア…………!?」

 

 

やばいやばいやばい、これはやばすぎる。

 

 

 

「朝ごはんは出来てるからすぐに降りてこいよーーーーーーー!!!!」

 

 

俺は逃げるようにして部屋を出て、一階に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ふん、思ったよりも効果的だな…………これは。」

 

 

ココアの姿が変化し、ロイミュードになる。

 

 

胸のナンバーには005と書かれていた。

 

 

 

 

 

 




さて、幹部ロイミュードを全て倒すことはできるのか!?
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