仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜   作:Purazuma

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005の能力………実は………


未来で何が起こるのか

 

 

「ココアの様子がおかしい?」

 

「ああ。」

 

「確かに………いつもと雰囲気が違いますよね。」

 

 

先日からココアの様子がおかしい。

 

チノも気づいていたようで、俺がリゼに相談したのと同時にその話題に乗る。

 

 

「ねえねえリョウタ君ー!この後時間あるー?」

 

来た。

 

「え?あ、ああ…………」

 

「そっかー!じゃあお仕事終わったらお散歩行こう!」

 

「お、おう。」

 

ココアは上機嫌なご様子。

 

奥の方へ戻った隙にリゼとチノの方を向く。

 

 

「……………な?」

 

「た、確かに………なんかあざといな。」

 

 

どうしてこんな事に………悪いもんでも食べたのか?

 

あ、今度はチェイスがいじられてる。

 

 

 

 

ま、モカさんが来るってわかった時も様子がおかしかったし、すぐに戻るだろ。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

とある廃墟。

 

 

 

「ブレン、今蛮野についているロイミュードはどのくらいだ?」

 

「………操られているのは8割ほど、005、006も蛮野側につきました。」

 

くそっ!!………006まで………!!

 

予想以上に深刻な状況だ。

 

このままでは全て蛮野の思うまま。

 

 

「そうだ………008、あいつはどうした?」

 

「変わらず、連絡がつかない。全く……無能で間が悪くて面倒な奴です。」

 

 

………こちら側のロイミュードは俺とメディック、ブレンを合わせてたったの全体の二割。

 

 

「超進化を急がなければ…………!」

 

 

 

次の瞬間、壁が破壊される音と共に一体のロイミュードが現れた。

 

 

 

 

「004………!!」

 

 

 

三人の前に現れたのは004、ドライブロイミュードだった。

 

 

「蛮野様の指示だ、仲間にならないのなら始末しろと。どうだ?今ならまだ間に合うぞ。」

 

 

「ふざけるな………!!」

 

 

三人が同時にロイミュードの姿へと変身する。

 

 

 

 

「………ならばここで死ね、グッバイ。」

 

 

《%ピ!!〒¥!!ス&ー♭!!!》

 

 

ドライブロイミュードが高速で移動し、廃墟内を俺達を囲むように不規則に動き出した。

 

俺達は背中を合わせ、固まる。

 

メディックとブレンは004を近づけないように触手で牽制していた。

 

どうにかして今は脱出しなければ………!!

 

 

「俺が囮になる!二人は先に脱出しろ!!」

 

「ハート様!?」

 

 

俺は004に突っ込み、取っ組み合いになる。

 

 

「早く行け!」

 

「っ!………行きますよメディック。」

 

「…………くっ………!!」

 

 

二人が去るのを確認し、004に視線を向ける。

 

 

「この前のようにはいかんぞ………!!!」

 

 

俺は………限界を超える………!!!

 

「はああっ!!!」

 

 

「…………!?なんだ!?ぐおおっ!?」

 

 

004を殴り飛ばす。

 

 

まだだ………まだいける……………

 

 

「うおおおおおおおお!!!」

 

 

「ハート…………貴様まさか………!デッドゾーンをコントロールして…………!?」

 

 

「はああああああっ!!」

 

 

赤い雷撃を纏った拳を004目掛けて放つ。

 

奴はそれを寸前で避けている。

 

 

速いな………ならば…………

 

 

 

「その動きを………封じる!!!」

 

地面に拳を叩き込む。

 

すると赤いオーラが広がり、004の動きは完全に静止した。

 

 

「なんだと………!?これは………超重加速………!?」

 

 

「ふんっ!!」

 

動けないでいる004に腕が壊れんばかりの渾身のパンチを腹部にお見舞いした。

 

 

「がはっ…………!?」

 

 

004に鋭い衝撃が貫通する。

 

 

まだだ。

 

004を殴り続ける。

 

 

「うおおおおおおおお!!!」

 

最後にアッパーをし、004は天井に激突した後地面をゴロゴロと転がった。

 

土煙が舞う。

 

 

「はあっ…………!はあっ…………!」

 

 

やったか………?

 

煙でよく見えないが前を進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ド#@ブ!!!/☆〒△!!!▽ー□ュラ!!!!》

 

 

 

「ぐああっ!?」

 

何かに体を引き裂かれた。

 

煙から突如現れたのは……………

 

 

 

「なに!?」

 

 

さっきまでの赤いボディとは違う。

 

青くて、上半身は胸部分が鋭く突き出ているドライブロイミュードだった。

 

 

「超重加速の中で………動けるだと………!?」

 

「惜しかったなハート。」

 

 

ヒュン、という風を切る音と同時に吹き飛ばされる。

 

 

「ぐうっ………!?」

 

まずい…………!?

 

 

 

《$ッサ●▽!!!!フ◇〒ロット☁︎!!!フ♯♦︎ミュ〒!!!》

 

 

 

004が青いオーラを纏い、飛び蹴りを放つ。

 

 

「望むところだ!!!」

 

 

腕を前でクロスさせ、防御姿勢を取り、なんとか耐えようとする。

 

 

「うおおおおおおお……………!!!!」

 

 

全身が悲鳴を上げている。

 

ビキ、と腕から嫌な音が聞こえる。

 

 

 

「ぐあああああっ!!!」

 

耐え切れずに防御姿勢が崩れ、蹴りが胸部に直撃してしまった。

 

建物の外まで吹き飛ばされる。

 

「ぐっ…………!?」

 

コアにダメージが…………!!

 

「くそっ…………!!」

 

なんとか立ち上がり、必死で廃墟から離れた。

 

 

 

 

 

 

「ふん………せいぜい逃げ惑え。」

 

 

004はハートを追いかけずにどこかへ走り去って行った。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

ブレンとメディックは下級ロイミュード達に囲まれていた。

 

数は圧倒的に不利な状況だ。

 

 

「まさかあなたと背中を合わせて戦うことになるとは…………」

 

「無駄口はいいですわ。」

 

 

二人は同時にロイミュードの姿に変身する。

 

 

「はっ!!」

 

それぞれ触手で下級ロイミュード達を手当たり次第に攻撃する。

 

 

 

「進化していないロイミュードなど……取るに足らないですわ!」

 

 

メディックは光弾を放ち下級ロイミュード達を撃ち倒していく。

 

時間はあまりかからずに下級ロイミュードの数はどんどん減っていき、残り3体ほどになると、撤退していった。

 

 

 

しかし、今度は別の脅威が襲いかかる。

 

 

足音が聞こえ、振り向くとそこには………

 

 

 

「あなたはまさか………006ですか。」

 

「やあブレン、メディック、久しぶりだね。」

 

 

 

コブラ型下級ロイミュードの姿をし、胸のプレートには006と書かれている。

 

 

「006、なぜあなたは蛮野に従っているのですか?」

 

「従っている…………ね。特に理由はないけど強いていえば………面白いから、かな。」

 

「なんですって?」

 

 

 

006は単独行動を好み、基本的にハートの指示もきかない奴だった。

 

 

 

「お前達こそ、命を狙われてまでハートに付き従う意味はあるのか?」

 

 

「答えるまでもありません。」

 

「へえ………」

 

 

 

006は右手を前にだし、光弾を放って来た。

 

そして凄まじいプレッシャーと共に進化態になろうと、体中からオーラが発生する。

 

 

 

「ここは戦うべきではありません、行きますよメディック!」

 

「言われなくともそうしますわ!」

 

 

ブレンが毒の霧を出し、それに紛れて二人は消えた。

 

 

 

「逃げたか…………自分達の力量はわかっているみたいだな。」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ほらリョウタ君はやくはやくー!!」

 

「ちょ、引っ張るなって!」

 

 

只今ココアに振り回され中。

 

あれ、もしかしてこれはデートというものでは……!?

 

「あ。」

 

ふと視線を向けた先にショコラとシャロが一緒に歩いていた。

 

………?なんで二人が一緒に…………?

 

あっちも俺達に気づいてたみたいで、駆け寄って来る。

 

「おと…………リョウタさんこんにちわ。」

 

「ああ…………ていうか二人とも知り合いだったの!?」

 

そう言うとショコラは俺に顔を近づけて耳打ちをする。

 

「住むところがないんでカクカクシカジカ……………」

 

「ああ……そゆこと。」

 

「ショコラと知り合いだったのね、リョウタ。」

 

「ちょっとね。」

 

うん、さすがに未来から来たってのは言ってないみたいだな。

 

 

「二人はデート?」

 

シャロは少しニヤつきながら言ってきた。

 

「デートっていうかなんというか…………」

 

「えー!?デートだよー!」

 

ココアが俺に寄り添って来る。

 

やっぱりなんかおかしいぞこいつ。

 

 

「二人はどこか行くのか?」

 

「うん、フルール・ド・ラパンに。ショコラもバイトすることになったの。」

 

「ええ!?」

 

ショコラは少し照れ臭そうにしている。

 

そしてまた耳打ちしてくる。

 

「ほら、私お金ないし、住ませてもらうんなら家賃とか払わないと………」

 

「な、なるほど。」

 

義理堅いなぁ………さすが俺の娘!

 

 

「じゃあな、バイト頑張れよ!」

 

「はーい!」

 

 

二人を見送り、再びココアと歩き出した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

「そろそろ帰るか。」

 

日が暮れてきて、周りは夕日で赤く染め上げられている。

 

 

「リョウタ君。」

 

ココアが服の袖を引っ張り、俺をどこかへと連れて行こうとした。

 

 

「どうしたココア?」

 

 

連れて来られたのは建物と建物の間の暗いスペース。

 

 

「どうかしたのか?こんなところに連れてきて。」

 

「リョウタ君…………」

 

 

ココアは俺に寄り添い、顔を近づけてきた。

 

 

「こ、ココア!?」

 

 

ココアの紅潮した顔がどんどん迫ってくる。

 

 

こ、これはどうすれば…………!?

 

他の人が見れば明らかにキスしようとしてるカップルだ。

 

 

そして唇と唇が重なろうとした次の瞬間………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ガン…………!!!》

 

 

複数の光弾が放たれ、俺とココアはそれに反応して離れた。

 

 

「ち、チェイス!?」

 

そこにいたのはライドチェイサーに跨り、ブレイクガンナーを構えたチェイス。

 

 

 

「ええとこれには深いわけがあって…………!!」

 

 

「何を言っている。早くそいつから離れろリョウタ。」

 

 

「へ?」

 

チェイスがこっちに近づこうとすると、ココアは舌打ちをして俺から離れる。

 

 

「ど、どういうこと!?」

 

「見ろ。」

 

 

チェイスがココアに光弾を放った。

 

 

「な!?チェイスなにやって………あれ!?」

 

 

ココアはなんとその光弾を全て素手で叩き落としたのだ。

 

 

「ええええ…………!?」

 

「奴は005だ。」

 

 

うっそぉ!?

 

 

「はあ………………後少しで楽に死ねたものを…………」

 

 

ココアはたちまち姿を変え、ディスペアーロイミュードへと変身する。

 

 

「マジかよ……………」

 

目が点になる。

 

じゃあ本物のココアはどこに…………!?

 

 

 

「私の手口を知っていたのか、死神。」

 

「処刑する対象の調べはついていたからな。」

 

 

処刑…………?

 

「どういうことだ?」

 

「奴はまだ俺がロイミュードの味方をしていた時、処刑の対象だった…………取り逃がしたのだがな。」

 

 

魔進チェイサーの役割………問題を起こしたロイミュードをリセットし、コアに戻す事。

 

「そいつは昔人間を油断させて大量の虐殺をし、ロイミュードの存在が発覚しそうになったことがあった。」

 

 

「なっ………!?」

 

 

なんてやつだ。

 

一気に怒りが湧き上がってくる。

 

 

「本物のココアはどこにいる!?」

 

「ふん…………今頃は蛮野の所にいるだろうさ。」

 

「なんだと…………!?」

 

そんな……………早く助けないと!!!

 

 

 

「行かせないけどね。」

 

 

ディスペアーロイミュードが光弾を放ち、俺とチェイスはそれを回避する。

 

 

「許せねえ…………!!!覚悟しろディスペアー!!!」

 

 

「……………なに?」

 

 

奴は俺の言葉に反応する。

 

 

「お前の絶望を見せる能力はもう怖くない!!!」

 

 

「何か勘違いをしているようだな………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はディスペアーなどという名ではない。」

 

 

 

 

…………っ!?

 

 

 

「そうか、お前は私が見せた物を幻だと解釈したか…………………違うな。」

 

 

「どういうことだ!?」

 

 

奴はゆっくりとこちらに歩きながら喋る。

 

「この際だ、教えてやる。私の名はフォーキャスト。」

 

 

フォーキャスト…………予測…………!?

 

「まさか………………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つまり、私がお前に見せた物は全て…………………これから起こり得る事だという事だ。」

 

 

 

 

 

 





リョウタが見た光景は全て未来で起こる事!?
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