仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜   作:Purazuma

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今回はなんとなんと……………あいつが再登場!


再び現れた男は何が目的か

 

「いらっしゃいませー!」

 

「そうそう!そんな感じ、いいじゃない!制服も似合ってるし。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

 

泊ショコラだよ。

 

 

シャロさんの紹介でフルール・ド・ラパンのバイト店員になったんだけど…………少しだけ恥ずかしい。

 

この制服、結構胸元が強調されやすくなっていて………その…………そういうことです。

 

でもお仕事はとっても楽しい!シャロさんも「後輩ができて嬉しい」って喜んでくれたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、私の本来の仕事を忘れちゃいけない。

 

オーバーシステムはもう届けたし…………あとはロイミュードが全滅するのを見届けるだけ。

 

今頃お父さん、何やってるのかな………?

 

 

「はいショコラ、これメニュー表。ハーブティーの名前とか覚えないと。」

 

「あ、はい!」

 

 

シャロさんからメニュー表を受け取り、中を開くと色々な種類のハーブティーとか、クッキーが書かれている。

 

 

「これ、全部覚えるの大変そうですね………」

 

「まあそのうち自然と覚えるわ、さあさあ!お仕事がんばるわよー!」

 

「はい!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

俺の前に立っている男、こいつには見覚えがある。

 

 

だけどここにいるはずがない。

 

 

突然現れた男に戸惑いを隠せず、数秒間固まってしまった。

 

 

「おや?反応薄いねえ………」

 

 

 

 

 

 

 

『な………!』

 

 

「ええ…………!?」

 

 

俺はもちろん、チノやベルトさんも驚きを隠せない。

 

 

「な、なんで…………お前がここに……………!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「怪盗アルティメットルパン!!!」

 

 

目の前に現れた男は、かつて俺達仮面ライダーと激闘を繰り広げ、負けて消滅したはずのアルティメットルパンだった。

 

 

 

「なんで生きて…………!?」

 

「ああ………体を盗むことぐらい造作もない。」

 

 

そう言うと奴は白いスーツから複数のバイラルコアを取り出した。

 

バイラルコアを盗んだのか?ロイミュード達から?

 

「…………泥棒野郎め。」

 

「蛮野の居場所を教えてもらい、その上命まで助けられたというのにその態度かい?」

 

「…………なんだって!?」

 

 

 

まさか……………あの手紙は………………あ!

 

 

UL………………Ultimate Lupin………………アルティメットルパン。

 

 

 

 

「こんな単純な事だったのか……………」

 

「さあお喋りは後だ、敵さんがお怒りだよ。」

 

 

 

005は傷付いた右手を庇いながらゆっくりと立ち上がった。

 

 

「貴様ぁ…………あの怪盗だな?ふん…………仮面ライダーごと葬り去ってくれる。」

 

 

 

やっぱりこいつらは敵対関係なのか………?

 

 

 

「なんでお前が俺達を助けるんだよ?」

 

「なに、ただ今は君達と協力したほうがいいと判断したのさ…………実は俺も蛮野に追われていてね。」

 

 

どうする…………ここは協力するべきか?

 

ベルトさんとチノに視線を送る。

 

二人とも少し考えた後にコクン、と頷いた。

 

 

………………まあ、しょうがないか……………

 

 

俺は再びこちらに飛んできたベルトさんをキャッチし、腰に巻き直す。

 

ルパンはルパンガンナーを取り出した。

 

 

 

「足を引っ張らないように頼むよ。」

 

 

「それはこっちのセリフだ…………!!!」

 

 

 

やってやる!!!

 

「「変身!!!」」

 

 

 

『ドライブ!!!タイプ!!!スピード!!!』

 

 

《ルパン!!!》

 

 

 

 

俺の周りには赤い装甲が、ルパンの周りには無数の宝石が飛ぶ。

 

 

 

 

「仮面ライダー…………ドライブ!!」

 

「仮面ライダールパン。」

 

 

俺達は横に並び、ルパンはルパンブレードバイラルコアを装填し、俺はハンドル剣を構えた。

 

 

 

 

「さあ、ロイミュード005!ひとっ走り付き合えよ!!!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「チェイス、そっちはどうだ?」

 

「…………いや、ココアの姿は見当たらん。」

 

「そうか…………」

 

 

リゼだ。

 

チェイスと組んでこの軍事基地のような場所で攫われたココアを探しているわけだが……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごく、気まずい。

 

 

 

「は、早く見つかるといいよな!」

 

「ああ。」

 

 

 

ぬ。

 

 

 

「あ、あの蛮野っていう科学者も何考えてるかわからないし、危険だから早く助け出したいな!」

 

 

「そうだな。」

 

 

ぐぬぬ………!こんの紫男……………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「会話を続けろよ!!!」

 

 

思わず突っ込んでしまう。

 

だってあんな反応されたら、誰でもそう思っちゃうだろ?

 

 

「?しているつもりだが?」

 

「今のは会話じゃなくてただ相槌打ってるだけ!」

 

「だ、ダメなのか?」

 

チェイスは少しうろたえたような表情を見せる。

 

 

ん?

 

焦ってる顔とか初めて見たかも。

 

 

「ちょっと笑ってみてくれよ。」

 

「…………なに?それになんの意味がある?」

 

あーもうまたこいつはすぐそういうこと言う……………

 

 

「笑顔は大切な事だ、ラビットハウスでの仕事をこなすには笑顔も当然必要になる!」

 

 

と、適当な事を言ってみる。まあ間違ってはいないだろう。

 

 

「さあ笑顔の訓練だ!笑って見せろ!」

 

「…………先に手本を見せてくれないか?その方がわかりやすい。」

 

「ええ!?なっ…………!?」

 

 

手本って言われても………………

 

 

そうだ!前にココアがやってたような気がするぞ。

 

 

 

 

「いいだろう、見せてやる、とびきりの笑顔を!」

 

 

よし。

 

 

えーと確か………首を傾けて……………口に手を当てて……………

 

 

 

そしてっ……………!!

 

 

 

 

「ニコッ!!!!」

 

 

決まった!これは自分でも引いてしまうくらいの笑顔ができたはず……………!!

 

 

さあどうだチェイス!?

 

 

 

「…………………………」

 

 

「反応しろぉ!!!」

 

 

チェイスの頭を手刀で思いっきり引っ叩く。

 

よろよろと頭を抑えて崩れ落ちるチェイス。

 

 

「何をする。」

 

「何か言えよ!虚しいだろ!?」

 

 

チェイスは叩かれたとこを摩りながら立ち上がった。

 

 

「かわいい、とでも言えばいいのか?」

 

「ああそう……………え?」

 

 

か、か、

 

 

 

かわいい……………!?

 

 

 

「かわいい?」

 

 

「ああ。」

 

 

頭に血が上って行くのがわかった。

 

多分私の顔は真っ赤になって湯気を出しているだろう。

 

 

「だーーーーーっ!!!」

 

 

「ぶっ…………!?」

 

 

照れ隠しに放ったチョップが再びチェイスの頭に直撃した。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ち、千夜!早くこっちへ!」

 

「う、うん!」

 

 

詩島流星だ。

 

 

千夜と組んでココアを探しているのだが……………どうやら警備に引っかかったらしく、大量の下級ロイミュードが現れ、追いかけられていた。

 

 

「うっわ!数多すぎだろあれ!!」

 

 

あれ絶対108体以上いるだろ!?

 

まさか…………蛮野の奴………新しいロイミュードまで作って……………!?

 

 

廊下の奥からゆっくりと迫ってくるロイミュードの大群に愚痴を吐く。

 

 

「流星君あそこ!」

 

「あ……!」

 

千夜が指を指したのは廊下の曲がり角。

 

 

「よし、ここでやりすごそう。」

 

急いで角に駆け込む。

 

「えっ?でもこれじゃロイミュード達が通った時にバレるんじゃないかしら………?」

 

「大丈夫!」

 

 

俺はマッハドライバーを装着し、さらにミッドナイトシャドーを取り出す。

 

 

そしてシャドーをマッハドライバーに装填した。

 

 

《シフトカー!!!タイヤコウカン!!!シノービ!!!》

 

 

さらにブーストイグナイターを連打する。

 

 

《イマスグ!!!シノービ!!!》

 

 

「こっちへ!!」

 

「きゃっ………!?」

 

急いで千夜を近くに引き寄せる。

 

 

次の瞬間、無数の手裏剣が俺達を囲み、俺たちの姿は外から見えなくなった。

 

 

 

ロイミュード達がぞろぞろと俺達の前を通り過ぎて行く。

 

 

「ふぅ…………」

 

「危なかったわね………」

 

「ああ………」

 

くそっ………広すぎだろこの施設…………!

 

これじゃあココアがどこにいるのかさっぱり…………

 

 

 

 

〜♪

 

 

「うおお!?」

 

「あら、私の携帯だわ。」

 

 

びびった……………

 

 

「あ!ココアちゃんからだわ!」

 

「なに!?早く出るんだ!」

 

「ええ!!」

 

 

千夜は携帯を耳に近づけ、電話に出た。

 

 

『あ!よかった……!繋がった!』

 

「ココアちゃん!!大丈夫なの!?怪我とかしてない!?」

 

『うん!少し頭がクラクラするけど…………大丈夫だよ!』

 

 

どうやらココアは無事みたいだ。

 

 

「千夜、貸してくれ。」

 

「ええ。」

 

千夜から携帯を受け取る。

 

 

「ココア、今どこにいるかわかるか?」

 

『流星君?ごめん…………真っ暗でよくわからないの………』

 

「そうか……………」

 

少し間を置いてココアは思い出したように声を出した。

 

 

『あ!そうだ!側に車が止まってるよ!』

 

「車?」

 

『うん!なんかこう…………黒くて、水色のラインが入った変な車!』

 

「わかった!リョウタ達にも知らせておく!」

 

『うん!…………あ、誰か来たみたい。また連絡するね。』

 

「え!?ちょっと!ココア!?」

 

そのまま電話はブツリ、と切れてしまった。

 

 

それにしても………黒くて水色のライン……………か。

 

 

どこかで見たような気がするな……………

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

「暗くて、黒い水色のラインが入った車がある部屋………!!」

 

俺と千夜は駆け足で廊下を移動していた。

 

 

 

「きゃあ!?」「うわあ!?」「うお!?」

 

 

角で誰かと鉢合わせになる。

 

 

「あ、リゼちゃん!チェイス君!」

 

「二人とも無事だったか…………」

 

胸を撫で下ろす。

 

 

「二人とも、さっきココアから連絡があったんだけど…………」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「暗くて変な車がある部屋…………か。」

 

「私達が見回った所には無かったぞ?」

 

「そうか………」

 

リゼとチェイスもココアを見つけられていない。

 

後はリョウタ達だけど……………

 

 

 

「とりあえず、ここからは俺達4人で行動しよう。」

 

「わかった。」

 

「了解だ!」

 

「わかったわ。」

 

「よし…………じゃあ早速……………ん?」

 

 

俺達が進もうと足を出した方向の先には、一体のロイミュードが立っていた。

 

下級ロイミュードでコブラ型、胸のプレートには……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

006。

 

 

 

「…………チェイス。」

 

 

「ああ。」

 

 

リゼと千夜に下がるように合図し、俺達はマッハドライバーを装着する。

 

 

 

「おいくそチェイス………006について何か知ってることは?」

 

「いや……………俺もよくわからない。少なくとも俺は初対面だ。」

 

「へえ…………そりゃ怖いねえ。」

 

 

 

同時にシグナルバイクを装填し、変身した。

 

 

《シグナルバイク!!!》

 

 

「LET'S。」

 

 

「「変身!!!」」

 

 

《ライダー!!!マッハ!!!/チェイサー!!!》

 

 

 

「行くぞ!!!」

 

 

俺はゼンリンシューター、チェイサーはシンゴウアックスを構えて006へと飛びかかった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「はあっ!!」

 

 

「おらぁっ!!!」

 

 

「がっ…………!?ばかな………!?」

 

 

005は明らかに疲弊している。

 

 

俺とルパンの同時攻撃に為す術もない様子。

 

 

腹部はまだ痛むが、ルパンがその分をカバーする。

 

 

 

……………気に入らないが戦闘の相性はいいらしい、俺達。

 

 

 

 

 

「ほう…………また腕を上げたようだね、仮面ライダードライブ。」

 

 

「お前も…………前より戦い方がいやらしくなってるな。」

 

 

 

 

 

「貴様らぁ…………!!!」

 

 

005、フォーキャストロイミュードは名前の通り未来を予測する事は出来るが、それを戦闘中に行うことはできないらしい。

 

できるなら俺達の攻撃パターンを予測して躱すはずだ。

 

 

 

以前のように姿を眩ませればいいものを……………いや、待てよ?

 

 

まさか…………奴には''元々そんな能力は無い''…………?

 

 

そうだ、そもそも奴の能力を勝手に''絶望''だと考えていたのは俺だ。

 

しかし結局奴の能力は''予測''だった……………

 

 

もしかして……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの時、あの場所にいたのは005だけじゃなく、別の能力を持ったロイミュードがいた…………?

 

 

 

 

 





最近仮面ライダーゴーストとまどマギのクロス小説を書き始めました!
もしかしたらそのうちサプライズラビットともコラボするかも………?
よかったらそちらもどうぞ!まだ話数全然無いですが!
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