仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜   作:Purazuma

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ルパンガンナーの機能は多少いじっちゃってます。


彼らの狙いは何なのか(蛮)

 

「ふぅ………」

 

「ショコラ、お疲れ様。」

 

「あ、はい。シャロさんもお疲れ様です。」

 

今日のバイトはもう終わりらしい。

 

私とシャロさんは更衣室で着替えを済ませ、帰るところだった。

 

 

 

「そういえば、ショコラとリョウタ、さっき随分親しげだったけど、どこで知り合ったの?」

 

「え?」

 

…………さて、この局面、どうしようか。

 

「未来の私のお父さんだからです!」なんて言えるわけない。

 

 

「ショコラ?」

 

「え!?はい!えーと………道に迷ってたのを助けてもらって………」

 

「ふーん、まあリョウタなら不思議じゃないわね。」

 

 

そんな会話をしながら帰路につく。

 

ああ…………数年前はこんなに平和な世界だったのか…………

 

改めて自分のやるべき事に気づかされた。

 

絶対に、やり遂げてみせる………!

 

 

 

「あれ?………あの人は………」

 

シャロさんが視線を向けた先には街の中を通っている小川にかかっている橋の下。

 

人影が一つ。どうやら倒れているようだ。

 

 

「大変!あの人気を失ってるわ!」

 

「あ!ちょっと待ってください!」

 

 

橋の下で倒れている人影に向かって駆け出すシャロさんを、私は止めようと手を伸ばした。

 

しかしその手は届かず、空を掴む。

 

 

「ダメですシャロさん……!そいつは………!」

 

私はその人に見覚えがあった。

 

未来で恐れられていたロイミュードの一体。

 

 

 

 

 

「どうして……こんな所に……!?」

 

 

ハート………ロイミュード…………!

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

《アタック1・2・3!!!》

 

「うおおおおっ!!!」

 

シフトアップでタイヤの力を右手に込め、005に拳を打ち込む。

 

それで休ませる気は無いが。

 

 

「ルパン!!」

 

「わかっているさ。」

 

《アルティメット!!!ルパン!!!ストラッシュ!!!》

 

 

「ぐはあっ!?」

 

今度はルパンが005に斬撃を放つ。

 

俺とルパンが交代で攻撃し、奴に休む暇を与える事なく倒す。

 

 

『ルパン!これを!』

 

ベルトさんが呼び寄せたのはドリームベガス。

 

ルパンはそれを受け取ると、ルパンガンナーに装填した。

 

 

《チューン!!!ドリーム!!!ベガス!!!》

 

「ふっ!」

 

トリガーを押すとルパンガンナーから大量のコインが波のように005に押し寄せる。

 

 

「小賢しい………!!」

 

さすがは幹部ロイミュードと言ったところか。

 

005はコインを衝撃波で全て弾いてしまった。

 

 

「まあ…………単純に囮だけどね!」

 

「なにっ!?」

 

俺はハンドル剣を握り、005を背後から切り裂く。

 

「うぐっ…………!?」

 

「まだだ!」

 

《ターン!!!ドリフトカイテーン!!!》

 

同じ箇所を回転して何度も切り裂く。

 

「ぐおおおおっ……………!?!?」

 

 

 

よし!いける…………!!

 

 

 

『ヒッサーツ!!!フルスロットル!!!トライドロン!!!』

 

 

「うおおおおおおおおお!!!」

 

俺は005にオーラを纏った回転蹴りを放った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「俺の名前はプランドラー、略奪のロイミュードだ。」

 

 

「なに?」

 

 

006は俺とチェイスが変身し、前に立つといきなりそう言い放った。

 

自分から名前を明かす………か、相当自信ありそうだな。

 

 

「略奪……………」

 

 

その言葉に少し引っかかるものがある。

 

 

そうだ、蛮野のあの黒いマッハの能力、あいつは俺のシグナルバイクを''奪った''。

 

それと何か関係が…………?

 

 

 

「流星、どうした?」

 

「なんでもねえよ。……………先手必勝!!!」

 

 

マッハで撲滅する!!!

 

 

 

《シグナルバイク!!!シグナルコウカン!!!マガール!!!》

 

 

《シューター!!!キュウニ!!!マガール!!!》

 

シグナルマガールを装填し、ブーストイグナイタを連打し、弾道を不規則に曲がらせる。

 

「ふん。」

 

 

006は自らの進化態を明かした。

 

灰色のコートを纏ったような姿で体はよく見えない。

 

顔は奥で不気味に目だけ赤く光っていた。

 

 

 

奴は体を回転させ、コートの中に俺の放った光弾を''吸収''した。

 

 

「なっ…………!?」

 

「返すよ。」

 

奴が再び回転すると、吸収された光弾が倍の威力で俺達に襲ってきた。

 

 

「ぐあああっ!?」

 

「くっ…………!?」

 

 

攻撃まで奪えるってわけか………!!

 

 

「ふふふふ…………」

 

な…………!?

 

 

「どうした流星!?」

 

「006の姿が………見えない………!!」

 

「なに………!?お前にだけ見えていないというのか………!?」

 

 

………?チェイスには見えているって事か?

 

 

そうか………わかった。

 

あいつは俺の視界から自分自身の存在を''奪っている''。

 

そして精神系の攻撃は人間にしか効かないんだ。

 

だったらチェイスがいるから大丈………夫じゃないか。

 

奴は幹部ロイミュード、チェイス単体でどうにかできる相手じゃない。

 

 

 

「流星、ここは俺が引き受ける。まずはリゼと千夜を脱出させろ!」

 

 

確かに………ここには幹部ロイミュードがいた。それだけで十分危険だ。

 

やはり連れてくるべきではなかったのだ。

 

 

「でもお前は!?」

 

「早く行け!!」

 

チェイスに背中を押される。

 

 

「……………もし死んだら、一生笑ってやるぜ。」

 

 

そう言って俺はリゼと千夜の隠れている方へ向かう。

 

 

「行くぞ二人とも!」

 

「え?でもチェイスは!?」

 

「大丈夫だから早く脱出するぞ!!!」

 

 

俺は二人の手を引っ張り、さっき来た道を戻った。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

006…………奴は俺がロイミュードのリセットを役目としていた時にも会ったことがない。

 

進化態を見るのももちろん初めてだ。だがこの感じ…………明らかに超進化しかかっている。

 

一体奴はどんな感情をコピーしたというのだ?

 

 

「うおおおっ!」

 

俺はシンゴウアックスを奴に向かって振り回す。

 

 

「はぁ…………」

 

奴は大きくためいきを吐くと、右手を前に出した。

 

すると奴の全身から黒い泥のような物が飛び出し、俺に襲いかかった。

 

 

「なんだと!?」

 

黒い泥は俺を飲み込むと、俺の手からシンゴウアックスを''絡め取った''。

 

今はシンゴウアックスは奴の手の中にある。

 

 

「俺に武器は効かないって何でさっきのでわからないかなぁ………人間の味方になって馬鹿になったのか?」

 

「さあな…………」

 

「お前の力はこんなもんじゃないはずだぜ、プロトゼロ。」

 

奴はシンゴウアックスを俺の方へ投げ捨てた。

 

「そうだ、俺知ってるぜ、お前がグローバルフリーズの時に助けた胸のでかい女。確か………リゼ、だっけ?」

 

「それがどうした。」

 

 

006は不敵な笑みを浮かべ、言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あいつを殺せば…………お前も少しは本気を出すのかな?」

 

「っ…………!!!」

 

 

《ヒッサツ!!!フルスロットル!!!チェイサー!!!》

 

考えるより先に手が動いた。

 

006へと紫色のオーラを纏った飛び蹴りを放つ。

 

 

「おお、怖い怖い。」

 

奴はさっきと同じように全身から黒い泥を出した。

 

 

「おおおおおおおおっ…………!!!」

 

「ふん。」

 

 

やはり、この泥に勝つにはまだ一押し足りない。

 

「ぐおっ!?」

 

 

押し負けて地面に落下する。

 

 

「もしかして今怒っちゃった?ごめんごめん!!お前があの人間の女をそんなに大切にしてるなんて思わなかったからさぁ!」

 

 

………………馬鹿が。

 

 

今だ。

 

 

 

「ふっ!」

 

 

「なんだ!?」

 

 

俺は体をひねり、地面に体が触れる前にシンゴウアックスを蹴り上げ、素早く受け取り、006の体を勢いよく叩き斬った。

 

 

「ぐはっ…………!?きさまぁぁあ…………!!!」

 

 

「すまないな。今怒ったか?お前なら避けられると思ったんだが………買いかぶりすぎか。」

 

「…………殺す…………!!」

 

 

やはりな。

 

あいつは意識外の攻撃は奪ったりできない。

 

つまりあいつの能力は自動ではなく、自らの意思でしか発動しない。

 

そう考えれば勝機は見えてくる。それがわかっただけで十分。

 

 

さて…………流星達はもう施設の外に出ている頃だろう。あとはリョウタとチノとクリムを回収し、ココアを助けてここから去る。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ぐっ……………が……………あ''……………」

 

 

決まった。

 

005のコアに致命的なダメージが入った手応えを感じる。

 

 

『…………やったな。』

 

「ああ。」

 

 

これで幹部ロイミュードはハート達を覗いて006、008、004の三体だ。

 

 

「ふっ…………ふふふふ………………ははははははは!!!!」

 

 

「!?」

 

005が急に狂ったように笑い出した。

 

 

「見えたぞ………!!お前達の未来が……………!!せいぜい足掻くがいい!!この戦い……………勝つのは……………!!ぐああああああああああああああああ!!!!!」

 

 

最後まで言う前に005の体とコアが爆発した。

 

 

 

 

「はん!俺達の未来ね、それなら俺も知ってるっつーの。」

 

 

俺はチノに「行こう」と合図し、部屋を出た。

 

ルパンも後ろに続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺達が勝つ。それ以外はありえない。」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「よし…………二人はここで待っていてくれ。」

 

 

リゼと千夜を地上に出し、ジッとしているように言う。

 

 

「流星君はどうするの?」

 

「俺はもう一度行ってくる。まだココアも見つかってないんだ。」

 

「わかった、気をつけてくれよ?」

 

「ああ。」

 

 

………………地下の戦闘音が二つ。

 

片方はチェイスと006。

 

もう片方はリョウタ達か。

 

 

でも、どちらかはわからないが片方の戦闘音が止んだ。決着が着いたか。

 

 

 

「待ってろみんな!!!」

 

 

《ズーット!!!マッハ!!!》

 

 

俺はブーストイグナイターで加速して地下へと戻った。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「本当にわかってるんだよな?お前。」

 

「心配するな、この施設の構図は全て頭に入っている。怪盗をなめるな。」

 

 

道案内をルパンに任せてるんだけど……………なんか心配だ。

 

ああもうほら、チノも不安そうな顔してるし。

 

 

「あの…………リョウタさん……………変な所触らないでください。」

 

「え!?ああごめん!!!」

 

 

今俺達は急ぐために変身したまま移動しているが、それではチノが追いつけないため、俺がお姫様抱っこしている状態で移動している。

 

間違って胸触っちゃったけど。…………無いんだからいいじゃない。(^ω^)

 

「リョウタさん、今すごく失礼な事考えませんでしたか?」

 

「いや、気のせいだと思うよ俺は。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろだぞ。」

 

 

「……………」

 

ルパンの言葉に息を飲む。

 

この先にココアが…………!?

 

 

俺達は一直線に続く廊下を進み、奥の扉を目指した。

 

どうやら正解みたいだ、明らかにあのドアだけは簡単には通れないようにロックが何重にもなっている。

 

 

 

 

「行くぞ諸君!3・2・1!」

 

「っ………!」

 

 

 

《ルパン!!!ストラッシュ!!!》

 

『ヒッサーツ!!!フルスロットル!!!トライドロン!!!』

 

 

 

二人同時に必殺技をかけ、ドアを吹き飛ばす。

 

 

 

「………………」

 

 

部屋の中は静まり返っている。

 

周りは真っ暗でよく見えない。

 

 

 

どこだ…………ココア?

 

 

 

「ココ「おりゃーーー!!!」ぶっ!?」

 

 

何か誰かに脳天げんこつされた。

 

 

「さ、最後まで抵抗させてもらうよ!」

 

 

何者かがそう言いながらひたすら俺の頭をポカポカ叩く。

 

いや、全然痛くない、変身してるから。むしろ叩いてる方が痛いだろうに。

 

 

「あれ………………もしかしてリョウタ君?」

 

 

……………?この声は!

 

 

「ココア!!」

 

 

 

俺を殴ってきたのはココアだった。

 

 

「ココアさん、無事でなによりです!」

 

 

「チノちゃん!あ〜んお姉ちゃんは寂しかったよ〜!!」

 

ココアがチノに抱きつき頬ずりする。意外と元気じゃないか。

 

 

 

「さあ急ぐぞ諸君、いつまでもここにいると危ない。」

 

 

ルパンが少し呆れ気味に言った。

 

ルパンの姿を見てココアが固まる。

 

 

「あ、あなたは………!ままま前に私を攫った…………!」

 

「ああ、その節はすまないねぇ。」

 

ニヤつきながら答えるルパンにさらにココアは怯える。

 

 

「話は後だココア。まずはこの施設から出………………」

 

 

ふと部屋の隅を見ると、一台の車が止まっている。

 

 

あれが、黒くて水色のラインの車か?

 

 

『これは……………』

 

 

「ベルトさん、何か知っているのか?」

 

『ああ……………''ネクストライドロン''、完成していたとは……………』

 

 

 

 

ネクスト…………ライドロン?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ネクストライドロンはクリムの持っていた設計図を元に私が開発したマシンだ。」

 

 

「誰だ!?」

 

 

暗闇から声と足音が聞こえ、振り向く。

 

 

 

「やあ、泊リョウタ君。」

 

 

「蛮野天十郎……………!!」

 

 

ロイミュード109、蛮野がそこにいた。

 

 

『蛮野!これを使って何をする気だ!』

 

 

「クリム…………決まっているだろう。これは兵器だ。」

 

 

「なに?」

 

 

奴の発言に黙っていられなくなり、俺が発言する。

 

 

「ベルトさんの………みんなのための発明を…………兵器だと?」

 

「何か間違った事を言っているかな?」

 

 

蛮野は余裕な様子で続ける。

 

 

「今君が使っているドライブシステム、それだって立派な兵器だろうに。」

 

「…………違う。」

 

 

そうだ、違う。

 

これはそんな事に使っているんじゃない。

 

 

「これはみんなをロイミュードや、お前から守るための物だ!!決して兵器なんかじゃない!!」

 

 

「なら見せてあげよう、クリムと私が辿り着いた世界を!!!」

 

 

蛮野蛮野そう言うと、俺達に光弾を放ち、目くらましした後にネクストライドロンに乗り込んだ。

 

 

「ぐうっ!?」

 

 

ネクストライドロンは砲台から水色の光線を発射してきた。

 

そしてそのまま走り出し、俺達を通り過ぎて壁を突き抜けて出て行った。

 

 

 

《自爆システムを作動します。爆発まで残り3分。》

 

 

「なっ!?自爆!?」

 

 

「蛮野め…………基地ごと我々を消すつもりだな。」

 

「早く出ましょう!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

《爆発まで残り2分。》

 

 

「なに……………!?」

 

 

俺と006は施設内に流れた放送に耳を疑う。

 

 

「ちいっ!」

 

006は舌打ちをすると、天井を突き破り、直接外に出ようとした。

 

 

 

 

「くそっ…………リョウタ達は……………」

 

 

 

「チェイス!!!」

 

 

声が聞こえた方を振り向くと、そこにはココアやチノ、なぜかルパンまで連れたリョウタ達がいた。

 

 

 

「ココアを助けたのか。」

 

「ああ!後は脱出だけだが……………!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

《爆発まで残り1分。》

 

 

チェイスと合流したはいいが…………!

 

 

まずい、間に合わない。

 

 

 

「り、リョウタさん、どうするんですか!?」

 

 

「どうしようベルトさん!?」

 

 

『万事休すか…………』

 

 

「る…………!あれ!?ルパンいねえし!あいつ………!!一人で逃げやがったな!!!」

 

 

 

 

《爆発まで残り10秒。》

 

 

 

「だーーーーーーっ!!もうだめだーーーーーー!!!!」

 

 

 

 

誰もがそう思ったその時。

 

 

 

 

 

《カナリ!!!コウソク!!!》

 

 

「ひゃん!?」「きゃあ!?」「うおお!?」「ぬっ…………!?」

 

 

 

なんと四人全員が誰かに抱えられてものすごいスピードで進んできた道を戻った。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ドオオォォォォオオオオン………………!!!!

 

大きな揺れと共に爆発音が地下に響く。

 

 

 

「ふぅ……………助かったよ流星。」

 

 

「く、首が……………」

 

 

助けに来たのはシフトフォーミュラを使った流星だった。

 

 

まさか四人同時に抱えて運ぶなんて驚きだ。

 

 

「まあ…………そこはデッドヒートでなんとかパワーを上げて…………あぁ……………死にそう…………」

 

 

なんとこいつ、デッドヒートのバースト状態でフォーミュラまで重ねて使ったのだ。

 

おかげで今死にかけてるが。

 

 

 

 

「ココアも助かったし…………全員無事みたいだな。」

 

リゼが安心したように息を吐く。

 

 

 

「ごめんみんな…………私のために…………」

 

「ココアちゃん、なにを言ってるの?」

 

 

千夜がココアの肩にポン、と手を置いた。

 

それに続くようにチノが言う。

 

 

「そうですよ、当たり前のことです。」

 

「みんな〜!」

 

ココアが泣きながらチノと千夜に抱きついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「一件落着……………なのかな?」

 

誰に言ったわけでもないが、流星が答えた。

 

「とりあえずは。……………ココアも助けられたし。」

 

 

 

……………今回の一件で蛮野がやろうとしてることがなんとなくわかった気がする。

 

 

あいつは武力でこの世界を支配するつもりだ。

 

 

いや……………それともあのマシンにはまだ秘密が…………?

 

 

 

 

「ん?」

 

ふとチェイスの方を向くと、何やら俯いて独り言を言っていた。

 

 

「どうした?チェイス。」

 

 

俺が声をかけると、チェイスは少し驚いたように体を跳ねた。

 

「リョウタか……………006に言われたのだが…………」

 

「006?お前も幹部ロイミュードに会ったのか。…………それで?」

 

「ああ…………俺はリゼを………………いや、すまない。なかった事にしてくれ。」

 

 

「?????」

 

 

 

後にチェイスが何を言おうとしたのかわかるのだが…………それはもう少し先の話だ。

 

 





次回からはついに…………最終章へと入っていきます。
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