仮面ライダードライブ〜サプライズ・ラビット〜   作:Purazuma

58 / 63
最近はバトライドウォー創生が早くやりたくて仕方がないです。もちろんドライブを一番先に育てたい。


超進化へと導くものは何か

互いに心を許し合って、対等に交わっている人。一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人。

 

 

 

 

 

ーーーーー昔、人間の言う''友達''とは何かが気になって、調べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「はあっ!」

 

「ぐっ………!!」

 

 

ハートの拳を避けながら後ろに下がる。

 

超デッドヒートドライブの性能が低いからなのか、それともハートが以前よりも強くなっているのか。

 

多分後者だ。

 

 

「うおっ!?」

 

ハートが放った拳が装甲を掠めた。

 

体制を崩してしまい、今度は蹴りが腹部を直撃し体が宙を舞う、そして地面に力なく倒れた。

 

「いってぇ…………お前今殺すつもりでやっただろ!!」

 

「''本気でやりあう''と言ったはずだ。」

 

 

俺は今ハートと戦っている。

 

急にハートが「泊リョウタ、俺と戦え」なんて言ってきたのだ。

 

理由を聞いても話してくれないし……………まあ特訓と思えばいいか。

 

 

「ならこっちも………!!」

 

《バースト!!!キュウニ!!!超!!デッドヒート!!!》

 

ブーストイグナイターを連打すると、全身が赤く発光し、赤い雷電が迸る。

 

 

「いいか!!ベルトは狙うなよ!!これは借り物なんだから!!!」

 

「わかったわかった。」

 

ハートもデッドゾーンに入ったのか、全身が赤く発光し、高熱を出している。

 

 

「「うおおおおおお!!!」」

 

お互いに拳を拳で跳ね返し、胴体に打ち込む。

 

 

まずいな………さすがに、元々のスペックが違いすぎる。

 

「ふんっ!!」

 

「がっ…………!?」

 

ハートが繰り出したアッパーに反応しきれず、それを避ける暇もなく直撃してしまった。

 

 

 

「倒れている暇はないぞ………まだまだだ!!!」

 

「ち、ちょっと待て!!少しは休ませろ!!」

 

 

 

その先は2時間ほど、ハートに絞られた………………

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「ただいまー………」

 

ラビットハウスに戻ると、案の定ココアとリゼとチノの三人は驚きの声を上げた。

 

「ど、どうしたんですかリョウタさん!?そんなにボロボロになって………」

 

「うん、ちょっと戦闘訓練を…………」

 

「ハートだな?」

 

奥の扉が開き、チェイスが出てきた。

 

 

「正解、あいつ……突然''俺と戦え''なんて言ってきてさ……」

 

「そうか、あいつも急いでいるんだろう。」

 

「え?」

 

「それよりリョウタ、アレの調子はどうなんだ?」

 

 

一瞬「アレ」が何を指しているかわからなかったが、すぐにマッハドライバーの事だと気付いた。

 

 

「やっぱり前のドライブに比べると性能は落ちるな………とりあえず返しとくよ。」

 

マッハドライバーを取り出してチェイスに投げ渡す。

 

 

「さて…………仕事だ。」

 

俺はラビットハウスの制服に着替えるために自分の部屋へと向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ふと頭の中にある映像が浮かんだ。

 

 

見覚えがある。

 

 

 

 

これは…………超デッドヒートドライブか?

 

 

そこには超デッドヒートドライブが敗北する姿が見えた。

 

相手は二人、ダークドライブと……………黄金のドライブ。

 

 

 

そうだ、思い出した。

 

これは005が俺に見せた映像だ。

 

奴は未来で起こり得る出来事、なんて言っていたが……………

 

 

つまり、この超デッドヒートドライブは俺自身………?

 

 

何か苦しむような動きをした後に、黄金のドライブが放った槍型のエネルギーに貫かれる…………

 

 

 

 

…………この黄金のドライブは一体何者なんだ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ぃ!おいリョウタ!」

 

「はっ………!」

 

 

リゼの声で我に返った。

 

 

「大丈夫か?ぼーっとして………」

 

「すまん、ちょっと考え事してた。」

 

「大丈夫ならいいけど………」

 

 

あの何かに苦しむような動き…………それと黄金のドライブ。

 

それとショコラのお母さんが言ってた………''オーバーシステムがこの時代にある''っていうのも気になる。

 

 

一体未来で何が……………

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「蛮野…………!!」

 

「やあ……揃っているね、三人共。」

 

「俺達を追ってきたのか………しつこい奴だ。」

 

 

俺とブレンとメディックは同時にロイミュードの姿へと変身した。

 

すると蛮野は手から黒いオーラを発生させた。

 

それは次第に形を変えていき、ベルトの形へと変化した。

 

 

 

「それは………!!」

 

見覚えのある物………ドライブドライバーに。

 

「クリムのベルトをコピーしたのか…………」

 

「そうさ、おかげでこの通り……………」

 

奴は黒いドライブドライバーを腰に巻きつけると、そのキーを回した。

 

 

「変身………!」

 

 

黄金のオーラが蛮野の周りに発生し、同時に金色に輝く装甲が現れた。

 

 

 

「その姿は…………!!」

 

ブレンは驚愕し、一歩後ろに下がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その姿はドライブに酷似していた。

 

全身は黄金に輝き、その赤い目は禍々しく俺達を睨んでいる。

 

 

 

 

「これからは…………ゴルドドライブと呼べ。」

 

 

「っ!!ブレン!メディック!避けろ!!!」

 

 

蛮野は俺たちに向かって腕からエネルギー弾を発射した。

 

俺達は寸前でそれを躱したのだが、爆風で後ろへと吹き飛んだ。

 

 

 

「ぐっ……!うおおおおおおお!!!」

 

 

蛮野に接近し、パンチを繰り出そうと腰を低くする。

 

 

しかし奴は俺が拳を突き出す前に俺の後ろへと回りこみ、蹴りを放った。

 

 

「がっ………!」

 

「はははははははは!!!!」

 

 

今度はメディックとブレンの方を向き、腕から光線を放つ。

 

「ぐああああっ!!」

 

「きゃあああああ!!」

 

 

光線が直撃し、二人は簡単に吹き飛んだ。

 

 

「くそっ!!」

 

蛮野にもう一度拳を振りかぶる。

 

しかし、奴はそれを片手で受け止めた。

 

「なにっ!?」

 

「ふっ…………!!」

 

奴は再びベルトのキーを回した。

 

すると奴の胸部から黄金のオーラが発生し、俺をブレンとメディックがいる方向へと吹き飛ばした。

 

 

 

「素晴らしい性能だ………」

 

「蛮野………!!」

 

「君達ロイミュードには消えてもらおうか。」

 

 

蛮野はゆっくりとこちらに近づいてくる。

 

 

やはり………今の俺たちじゃ蛮野を倒すことは…………!!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

さて、買い出しをしに街へ出て行ったのだが…………厄介な相手に出くわした。

 

 

「004…………!」

 

腰にベルトさんを身につけた進化態ロイミュード。

 

 

「我々の計画は最終段階へと移行した。泊リョウタ、お前には消えてもらう必要がある。」

 

「何だと……!?お前達は一体何を………!!」

 

004はベルトさんのキーを回し、黒いシフトカーをブレスに装填した。

 

 

 

『ドライブ!!!タイプ!!!ネクスト!!!』

 

漆黒のドライブへと姿を変えた004は、俺に接近し剣を振りかぶってきた。

 

それを回避し、とりあえず奴から離れる。

 

 

 

今はチェイスや流星が来るまで持ちこたえるしかない。

 

くっそ………やっぱりマッハドライバーは借りたままの方がいいか。

 

 

「ふんっ!!」

 

「うおおお!?」

 

 

発射された光弾を回避する。

 

 

近づくことすら…………できないか………!!!

 

 

 

「ぐあああああっ!!!」

 

「!?」

 

 

何かが悲鳴を上げて俺のところまで飛ばされてきた。

 

 

「ハート………!?ブレンにメディックまで…………!!!」

 

「………!?泊リョウタか………!!」

 

 

ハート達が飛んできた方へ視線を向けると、信じられない者がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前は…………!?」

 

 

黄金のドライブ。

 

確か………005が俺に見せた未来の映像の中にいた…………

 

 

 

 

「泊リョウタ………クリムを失ってもなお戦い続けるか………」

 

「その声は…………!!!」

 

まさか…………黄金のドライブは…………!!!

 

「蛮野天十郎…………!?」

 

「正解だ。」

 

 

蛮野はダークドライブの隣に立ち、俺達を見下すような態度をとる。

 

 

 

「奴は…………クリムのベルトをコピーしたんだ……!!」

 

ハートの言葉に俺は息を飲んだ。

 

蛮野の野郎、そんなことまで…………!!

 

 

 

「君達にもう用は無い。ここで消えろ…………!!」

 

蛮野はベルトのキーを回し、黄金のオーラを片足に集中させた。

 

 

「くっ…………そ…………!!」

 

 

回避は不可能。

 

 

蛮野はそのまま飛び上がり、蹴りを放とうと俺達に突撃してくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《フルブレイク……!!!コブラ……!!!》

 

 

しかしその跳び蹴りは俺達に届く前に、横からの攻撃によって防がれた。

 

 

「はああああっ!!!」

 

俺達の頭上を飛び越えたマッハが蛮野に接近し、殴りかかる。

 

 

「チェイス!流星!間に合ったか…………」

 

「すまない……少し遅れた。」

 

魔進チェイサー………チェイスは俺に何かを渡すと、流星と蛮野の戦闘へと加わっていった。

 

 

「!!マッハドライバー………」

 

考えてる暇は無い。

 

すぐさま腰にマッハドライバーを巻きつけ、トライドロンキーを装填した。

 

 

「変身!!!」

 

《シグナルバイクシフトカー!!!ライダー!!!超!!!デッドヒート!!!》

 

「お前達はそこで休んでてくれ!!!」

 

俺はハート達にそう言うとダークドライブの方へ突っ込んだ。

 

 

 

「…………休めるわけ、ないだろ!!!」

 

 

ハート達はそう言うとすぐに俺達の所まで接近し、ダークドライブに攻撃をする。

 

 

「ふん、クズが集まっても何も変わらん。」

 

「「それは……………どうかな!?」」

 

 

俺とハートは同時にダークドライブに拳を打ち込んだ。

 

 

「ふん………」

 

それを物ともせずにダークドライブは俺達に剣を振りかぶる。

 

『ネクスト!!!』

 

 

斬撃が俺達を襲い、後ろに吹き飛ぶ。

 

 

「ぐうっ!?」

 

「終わりだ…………!!」

 

 

『ネクスト!!!』

 

ダークドライブは俺達に水色のオーラを纏った跳び蹴りを放った。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

これで俺達も………………他のロイミュードと同じように………………

 

 

 

 

 

 

死……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ………!おおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

 

……………!?

 

 

俺はまだ生きている。

 

目を開けて横に視線を向けると、ブレンもメディックも健在だ。

 

泊リョウタは…………

 

 

 

いない…………………!?

 

 

 

前方に視線を向けると、004の跳び蹴りを受け止め、俺達を守る仮面ライダーがいた。

 

 

「う…………おおおおおおおおおお!!!」

 

《ヒッサツ!!!バースト!!!フルスロットル!!!超!!!デッドヒート!!!》

 

 

「らああああああっ!!」

 

004をなんとか押し返す。

 

しかし泊リョウタは力を使い果たしたのか、変身が解かれ地面に膝をついた。

 

 

「なっ………!?お前………!?」

 

咄嗟に駆け寄った。

 

 

 

「なぜそこまでするんだ!?お前が命を張る理由など………!!」

 

そうだ、確かに協力関係にはあるが、命を張ってまで俺達を守る事はなかったはずだ。

 

それができるとしたら…………それは…………と……………

 

 

 

泊リョウタはか細い声でこう言う。

 

 

「友達を守るのは…………当然………だろ?」

 

一瞬、思考が停止した。

 

 

友達………………

 

 

 

 

「友達…………?」

 

「ああ、一緒に戦って、一緒に時を過ごせばそれはもう………友達さ!」

 

 

泊リョウタはよろよろと立ち上がり、再びドライバーに手をかけ、変身した。

 

《シグナルバイクシフトカー!!!ライダー!!!超!!!デッドヒート!!!》

 

「はああああっ!!」

 

そして004へと突っ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「友達……………」

 

 

互いに心を許し合って、対等に交わっている人。

 

一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人。

 

 

「!!!!」

 

 

''こんなに楽しそうなメディックは初めて見た''

 

''利用するだけ''

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつの間にか……………増えていたようだな。」

 

「ハート様?」

 

突然笑う俺に驚いたのかメディックが心配そうな顔をする。

 

 

 

「ブレン、メディック…………喜べ、友達が増えたぞ……………!!!」

 

 

体の奥底から何かが押し寄せるような感覚…………!!!

 

 

この感覚………俺が初めて進化した時に似ている…………

 

 

 

「はっ!はははははははは!!!」

 

 

「ハート!?まさか……………!?」

 

 

俺の全身が黄金に輝いた。

 

 

凄まじい力の波を感じる。

 

 

 

まさにこれは…………!!!

 

 

「超進化……………!!!」

 

 

 

「ほう………」

 

マッハと魔進チェイサーの二人を相手にしていた蛮野が突然手を止め、俺に視線を向けた。

 

 

「ハートが………超進化を!?」

 

「ハート様………!」

 

 

 

 

「はあっ!!」

 

 

全身から黄金の波動を放ち、004と蛮野を吹き飛ばす。

 

 

 

「おもしろい…………ここは一旦引くぞ、004。」

 

「……………了解です。」

 

 

そう言って奴らは爆風に紛れて去って行った。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ハート様、ついに!!」

 

「先を越されましたか………」

 

ブレンとメディックがハートに駆け寄り、賞賛した。

 

 

 

「超進化か………手強くなるな。」

 

「ああ………」

 

「あーあ………知らないぞ俺は…………」

 

 

流星は未だに悪態をつくけど、そこまで悪くは思っていないみたいだ。

 

 

「でも………なんで急に超進化したんだ?」

 

ロイミュードの事は大体知ってそうなチェイスに聞くが、顔を横に振られてしまった。

 

 

「俺にもわからん、だが超進化したという事は、感情が極限まで高まったということだろう。」

 

 

そういうもんか……………まあいいや。

 

 

 

「お前にも礼を言おう、泊リョウタ。」

 

「え?」

 

不意にハートが頭を下げてきたので、返答に困る。

 

 

「俺は別に………」

 

言い終わる前にハートはブレンとメディックを連れて何処かへと行ってしまった。

 

 

「変な奴だな…………」

 

 

 

ハートが超進化したとなれば、こっちの戦力も大きくなる。

 

 

蛮野も、もしかしたら倒せるかもしれない。

 

 

「よし、俺も頑張らないとな………………」

 

 

 

 

 

 

0742698133579932133355591331500014785398520851379

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっ…………!?」

 

 

頭が…………!!

 

 

 

 

178536958885247869852125335808255668538561333315333555913000

 

 

 

 

「ぐっ………!うあああっ…………!?」

 

 

 

なんで今になってこんな頭痛……………!!!

 

 

 

 

薄れ行く意識の中で、何か車の走行音のようなものが聞こえた。

 

 

 

 

 

 




最終回に突然「これで終わり」って言うとびっくりすると思うので、先に言っておきます。

残り4話です。

いや、エピローグも入れるから5話かな?
最初は気まぐれで書き始めたこの作品も、気がつくと必死でおもしろいストーリーを考えたりしていて、書いててとても楽しい気分になれました。
どうか最後まで僕の妄想にお付き合いください。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。