あれから、3年後
俺は8歳になり、明日初めての危険種を狩りについて行くことになった。
「おい。ハル早く準備しろ。」
長にそう言われ俺は、槍をもって集合場所まで向かった。
集合場所につくと、エスデスもいた。
「今日ってエスデスもくるの?」
そう聞くとエスデスが気分を悪くしたのか、俺とは逆方向を向いてしまった。
そして、俺が何か悪いことしたかと思い考えていると、エスデスが喋りかけてきた。
「私がついて行ったら何か問題があるのか?」
「いや、俺はエスデスと一緒に行けるのがうれしいんだ。だってこれまで一緒に訓練してきたから、狩りに行くときも一緒がいいだろ。」
そう言うとエスデスは顔を赤くし下を向いてしまった。
俺は大丈夫か?と声をかけようとしたが、長が俺の頭に拳骨を落としたので声をかけることができなかった。
「この女たらしが!」
長がそういいながら、向こうに行った。
なんで俺は殴られたんだ?
そして俺たちは、移動しながら獲物を探していた。
「おい。エスデスとハルは止まれ。」
そう言われ、エスデスと俺は止まり長の見ているほうをみた。
そこには危険種がいた。
気づかれないように、長と他のメンバーが合図を出して襲いかかった。
そして見事危険種を狩ることができた。
俺はエスデスに話しかけようと横を向くとエスデスがいなかった。
あれ?
エスデスとこにいった?
まさかあいつ、一人で狩りに行きやがったな。
俺はエスデスが行ったと思われる方向に向かって走った。
エスデスSIDE
私は今ハルと一緒に長たちの狩りを見ていた。
視線をそらすと、危険種が寝ていたのでチャンスと思い一人で近くに行くことにした。
ハルと一緒に行こうかとも考えたが、私の方が先に危険種を狩り、自慢しようと思い1人で行くことにした。
そして近くまで行き、首を斬ろうとしたが危険種が目を覚まし、私の剣は空を斬った。
危険種は私の攻撃を避け、攻撃を仕掛けてきた。
避けられると思ってなかった私は、相手の攻撃を防ぐ事はできたが、武器を手放してしまった。
さらに危険種が攻撃を仕掛けてきたので、精一杯避けていたが、逃げ場がなくなった。
そして、危険種は止めを刺そうとしたのか、思いっきり攻撃を仕掛けてきた。
「ハル。助けて。」
私はなぜかそうつぶやいていた。
ハルSIDE
「エスデス!」
俺は間一髪危険種とエスデスの間に入り、エスデスへの攻撃を防いだ。
危なかったな。
もう少し遅かったら、エスデスが死んでいたかもしれない。
そんな事を考えつつ、エスデスに声をかけた。
「大丈夫か?」
俺は倒れているエスデスに手を差し出した。
「ありがとう。」
エスデスはそう言いながら、手を握ってくれた。
「なら、あの危険種は俺達で狩るぞ。俺達なら余裕だろ。」
「当たり前だ。」
俺は相手の攻撃を避けつつ槍で攻撃していった。すると、相手に隙ができエスデスが危険種の首を一閃した。
「やったな。」
俺は片手をあげハイタッチを求めたがエスデスが抱きついてきた。
え?
いきなりどうしたんだ?
俺は頭の中は混乱状態だが、何故こんな状態になったか聞くことにした。
「いきなりどうしたんだ?」
「死ぬかと思った。助からないと思った。もう、ハルと一緒にいれないと思った。」
エスデスは泣きながら言ってきた。
確かに、さっきは危なかったからな。
「エスデス。俺はお前とずっと一緒にいる。これからもずっとだ。だから泣くな。それに、もし今回と同じような事があったら、俺がまたお前を守ってやる。」
そう言うと、エスデスは笑顔になった。
今思ったがこれ告白になってね?
まぁ、エスデスが笑顔になったから別にいいか。
「約束だぞ。」
「ああ。約束だ。」
そして、俺達は長達が居るところに戻っていった。